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「毎日泣いてた」「頻回授乳すぎてブラジャー生活」「米俵をユラユラあやす」などなど。産後、私は変だった!エピソード

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●写真はイメージです 写真提供/ピクスタ

「たまひよ」アプリユーザーに「初めての出産後から数ヶ月間、新米ママならでは『あの時の私は変だった…』経験談をくすっと笑える感じで教えてください」と、大募集。当時は必死だったけれど今なら笑える、悲喜こもごもエピソードが届きました。原因のひとつと思われる「産後脳」について、これまでに数千人の母子のケアに携わられた、ベテラン助産師の濵脇文子先生に伺いました。

「産後、変だった」エピソードあるあるはホルモンの影響⁉悲しくても嬉しくても号泣

「今でも不安なことがあるけど、毎日泣いていたこと」(Luka)

情緒不安定で、育児が不安で涙が出る…という声もありましたが、違う方向でも涙腺が緩くなった、という声が届きました。

「普段映画でも感情がたかぶって泣くことはない私ですが、子どもを産んでから何気ないことで涙が止まらなくなりました。『母に孫を見せられてよかったな~』と嬉しくては泣き、産科医と撮った写真を見ては泣き、小児科で『大丈夫だよ』と先生に言われただけで泣き…。3ヶ月たった今は落ち着きました(笑)」(ぽんぽちゃ)

「赤ちゃんが出てくる絵本を読むだけで大号泣(笑)」(ミイ)

「産院での母子同室の初日、赤ちゃんを抱っこしたら涙が謎に止まりませんでした。謎の涙はやがて収まりましたが、赤ちゃんがふにゃふにゃ言う度に『何⁉』『大丈夫かな⁉』となり、抱っこしたまま気づけば10時間(笑) トイレにも行けず、私の膀胱強し~、あ、涙出したからか~って思いました」(隆菜)

禿げる⁉と、おののくほどの抜毛に衝撃

「もともと毛量が多かったので、量が減ってちょうどいいかもと思っていたら、気づいたら前髪が禿げてキューピーちゃんみたいなちょろ毛に。ここ集中かよー!どこがハゲるかわからないぞー!」(ととと)

「産後3ヶ月過ぎから急に抜け始めました。2ヶ月続いて収まり、ようやく生えてきたけど、前髪が2段になっていた(笑)」(moco)

「髪の毛が抜ける、抜ける。自分の歩いた後は髪の毛だらけ(笑) 浴室の排水溝は美容院で髪を切った後の床くらいに!!いつまで続くの~」(ばたこ)

寝不足? 疲れすぎ? 脳がバグって思考停止に

「物忘れがひどすぎた。なんというか妊娠前の物忘れとは感覚が違って、思考が動いていない感じだったなぁ」(mii)

「物忘れが激しくて、メモして買い物に行ってもメモしたことを忘れ、全く関係ないものを買ったり、在庫があるのに同じものを買ったり、病気じゃないかと本気で心配になり泣いた~」(ひよこママ)

「出産直後から講習とか育児指導とか、休息が取れず寝不足の毎日でした。看護師さんの言葉を記憶できなかったり、理解できなかったり。出生届の書類では誤字脱字だらけで、住所さえまともに記入できず、さすがにヤバいなと思いました」(とみー)

「寝不足で疲れすぎて、時計が読めなくなりました。長針、短針の見方がわからなくなり、何時だ?と、ずっと考えていました」(みぃ)

「睡眠不足すぎて、時計を見ても朝の6時なのか夜の6時なのかわからなくなり、自分がパジャマを着ているか服を着ているかで、朝か夜かを判断していました」(あーと)

まだまだあるよ、産後必死すぎて変だったエピソード

「頻回授乳すぎて、1日中ブラジャー1枚で過ごしていました(※下は履いてます)」(なおママ)

「米10キロを購入して抱えた時、条件反射でしょうか。自然にユラユラあやしていました。疲れてたな~私」(なな)

「抱き癖がつき、抱っこでしか寝なくなったので、ご飯も抱きながら食べ、トイレも抱っこしたまま。究極に辛かった時は、あしたのジョーみたいになってました(笑)」(Rママ)

「あらゆる事が不安すぎて『窓からハゲタカが入ってきて、子どもを連れ去られるかもしれない!』と、本気で心配して泣いていました。ハゲタカ…日本にいないよ…」(はむまき)

物忘れ、誤字脱字だらけなど脳のバグりについて、「産後脳ですね」と濵脇文子先生。数千人の母子のケアに携わられたベテラン助産師の見解です。

「母体を守るため、子育てに集中するため、脳がバグっているのかも」と、濵脇先生

物忘れなどの脳のバグりは、「産後脳」と考えられます。

別名マミーブレインとも言いますが、医学用語ではありません。出産との因果関係は解明されていませんが、産後の女性のなかには物忘れがひどくなる、思考力が低下する、会話が理解できない、などの症状が見られることがあります。

原因は「出産の痛みを忘れるため」など諸説ありますが、私は産後、ママが赤ちゃんのお世話に集中するため、脳が記憶を選定しているのではないか? と、感じています。

赤ちゃんがいるのに、産前と同じように全方位に意識を向けて生活することには無理があります。なので脳が、赤ちゃんを優先させるため、母体を守るために思考力を落としているのではないか。加えて赤ちゃんのお世話による疲労と寝不足が追い打ちをかけ、脳がバグっているのかなと、感じています。

ボケボケ状態で子育てできるだろうか、と心配になるかもしれませんが、赤ちゃん育児は気が抜けているくらいがちょうど良かったりします(笑)
産後脳は一過性のもので、自然と改善するのが一般的です。

ハゲタカなどの誇大妄想は、いわゆるガルガル期でしょう。赤ちゃんを愛おしいと感じるホルモン「オキシトシン」の影響で、防衛本能が強く出たと考えられます。抜け毛と同じく一過性のものなので、時間とともに落ち着くので安心してください。

濵脇文子(はまわき ふみこ)

PROFILE)
助産師・保健師・看護師。大阪大学招聘准教授。星薬科大学非常勤講師。総合病院・クリニック・助産院など様々な場所に勤務。母と赤ちゃんの笑顔が大好きで、数千人の母子のケアに携わります。産前産後ケアセンターの立ち上げに参加したり、民間企業での事業開発など多方面で活躍。自治体の講演や各種メディア執筆では、ひとりひとりのペースにあわせた母に寄り添う姿勢と、明るく軽快な語り口で人気を博します。

(取材・文/和兎 尊美、たまひよONLINE編集部)

※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※記事の内容は2024年1月の情報で、現在と異なる場合があります。

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