1歳・2歳はむし歯菌が定着しやすい⁉ むし歯リスクを減らす仕上げみがき3つのポイント
1歳・2歳の時期の仕上げみがきは、イヤイヤがひどくて手を焼くことも多いもの。しっかりみがかせてもらえないことが続くと、むし歯のリスクを高めてしまうおそれがあるので注意が必要です。1歳・2歳の歯を守るために大切な仕上げみがきのポイントについて確認しておきましょう。
1歳・2歳はむし歯リスクが高まる時期
むし歯菌と呼ばれるミュータンス菌が口の中に定着するようになるには、歯などのかたいものが必要になります。歯の本数が増えてくる1歳半から2歳半の時期は、むし歯菌が口の中に定着しやすく、むし歯になるリスクが高い時期だといえます。
1歳・2歳は、離乳食が完了して、大人とほとんど同じものが食べられるようになる時期でもあります。甘いものを食べる機会も増え、普段の食事からも糖分をたくさん摂取するようになることも、むし歯リスクが高まる原因の1つです。糖分は母乳やミルクにも含まれているため、寝るときに母乳を飲む習慣がある場合は特に注意が必要です。
乳歯のむし歯が深刻になると、永久歯の表面や歯並びに悪影響を及ぼすおそれもあるため、今のうちからむし歯予防に対する意識を高めていきましょう。
1歳・2歳の仕上げみがきで大切な3つのポイントとは?
むし歯になりやすい1歳・2歳の子どもの歯をむし歯菌から守るには、毎日の仕上げみがきが欠かせません。次の3つのポイントを意識して、仕上げみがきを習慣化していきましょう。
1.歯みがきに楽しいイメージをもたせる
仕上げみがきは、毎日やることが大切です。習慣化に向けて、まずは歯みがきに楽しいイメージをもたせることから始めましょう。
おうちの方が歯みがきをしてから、スッキリした表情で「歯がピカピカになって気持ちいいな」と言う様子を子どもに見せると、子どもは「歯みがきって気持ちよさそう」と思えるようになります。また、仕上げみがきをするときに、子どもに歯みがき用の鏡を持たせたり、歯みがきを楽しくする歌を流したりすることも、遊び感覚で楽しく取り組むきっかけになります。
2.ごろんの姿勢にして口の中をよく見ながらみがく
ごろんと横になる姿勢は、おうちの方に口の中がしっかり見えるので、仕上げみがきにベストな姿勢だといえます。おうちの方の利き手で歯ブラシをえんぴつ握りで持ち、反対側の手で子どもの頭をしっかりと固定してみがくのがおすすめです。
子どもにとって親しみやすいキャラクターが、ごろんの姿勢になって仕上げみがきをしてもらう様子を描いた絵本や映像を見てから、まねっこ遊びをするつもりで同じ姿勢をしてみると、慣れない姿勢でも取り組みやすくなります。
3.1日1回、夜寝る前の仕上げみがきを習慣にする
歯をむし歯菌から守る働きがある唾液が少なくなる睡眠中は、口の中の細菌が増えやすい時間です。口の中の細菌をできるだけ減らしておくには、寝る前にしっかり歯をみがく習慣を身につけることが大切です。
お気に入りのぬいぐるみを使って、夜寝る前にみがき合いごっこの遊びをして、その流れで仕上げみがきをすると、楽しみながら寝る前の歯みがきを習慣化できます。夜寝る前に歯みがきをする場面が出てくる絵本や映像を見てみるのもよいでしょう。
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仕上げみがきを習慣化できないまま、本格的なイヤイヤ期を迎えると、毎日の仕上げみがきが今よりもっと大変になってしまうかもしれません。むし歯予防のためには、1・2歳の今のうちに「歯みがきは毎日やるもの」という意識づけをしておくことが大切です。ここで紹介した3つのポイントを押さえて、親子で楽しみながら取り組んでいきましょう。
取材・文/安永美穂 取材協力/こどもちゃれんじ
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