目元がぼんやりしてくるアラフォーは、アイラインが必需品!プロが教える上手に描ける4ステップ【ヘアメイクアップアーティスト】
「たまひよ」アプリユーザーから寄せられた、「うまく描けない!」アイラインのお悩みについて、ヘアメイクアップアーティストの榊美奈子さんにアドバイスいただきました。
上手く引けない!アイラインの失敗エピソード
まず、みんなの悩みや失敗談について聞いてみました。
■正解がわからない
「どこから引いていいかわからない。目頭から引くとケバいし汚くなるかと思っていつも目の真ん中くらいから引いて、なんとなくぼかしています。これが正解かはわからない」(A)
■パンダに…
「午後、夕方にはパンダになってしまいます」(すけぴっぴ)
■ミスった時どうす?
「ミスった時のリカバリーが、難しいです。どうすれば…?」(ちゃわんむし)
■難しいので諦めています
「目の二重幅が左右で違うので、アイラインをキレイに引くのがとても難しくていつも諦めます。もう本当にストレス!」(まなまな)
■まつげの間に塗るって?!
「アイライン上手く引けません。まつ毛の間を塗るって、できる人いるの??」(まつママ)
■すぐににじんでしまう!
「アイラインは引けるのですが、すぐににじんでしまう。かといって強いウォータープルーフのものだと落とすのが大変で、まぶたにもまつ毛にもダメージが…」(みそ)
■手ブレで太く
「手がブレて一部アイラインを太く描きすぎてしまうことがあります」(るんるん)
■左右非対称
「片方つり上がりすぎたり、長さが違ったりするなど、両目均等にならないことです」(はーこ)
■キレイに引けたことがない!
「アイラインを上手に引けたことがありません…はみ出したり、左右で形や大きさが違ったり、きれいに引けても数時間経つとにじんでパンダのようになります」(momo)
■小ジワで線が歪む
「年相応のアイラインがわからなくなってきた。小ジワが少し出てきたため線がゆがみます」(Kairy)
目元の華やかさと引き締め効果をUPするアイラインの基本のき
アイラインが上手く引けない、時間が経つとにじんでパンダ目になるなどのユーザー悩みについて、榊美奈子さんにアドバイスいただきました。
「アイラインが苦手という人が多いようですね。ただ、アラフォーになると、たるみやシワなどで目元がぼんやりした印象になるので、目元の引き締め効果や華やかさをプラスしてくれるアイライナーは必需品です。
みなさんが苦手意識を持つ理由の一つに、アイラインは目頭から目尻まで一筆書きのようにスッと引かなければという思い込みがあるのではないでしょうか。
アイラインは、少しずつまつ毛の間と間に描き足すでOKです。まつ毛の根元の間をうめていくと、目元がハッキリします。
お悩みにあるアイラインのガタつきは、アイラインを引いてからアイシャドウというように順番を変えてみてはいかがでしょう。気になるガタつきを、ぼかすことができます。
時間が経つとパンダ目になる場合は、目の形が原因になることも。また、ファンデなどの油分でにじむことがあるので、アイラインを引く前にフェイスパウダーで抑えるか、目尻などの細かな部分の余分な油分は、綿棒で拭っておくといいですね。
パンダ目になった時は、綿棒に少量のファンデをつけて気になる部分をクルクル回しながらなぞると、簡単にお直しできます。
そのほか、汗や皮脂でにじみやすく、落ちやすいということも考えられます。そんな時は、水や汗に強いウォータープルーフタイプ、もしくは皮脂に強いスマッジタイプのアイライナーを使ってみてはいかがでしょう。
すでにウォータープルーフのアイライナーを使っているのにパンダ目になるという場合は、原因が皮脂ということもあるので、スマッジプルーフに変えてみるなど、原因を探ってアイライナーを選ぶといいのではないでしょうか。
アイラインの色は黒よりも、ブラウン系がオススメです。ブラウン系のアイラインは、ナチュラルで優しい印象になりますから、試してみてください」(榊美奈子さん)
華やかな目元を演出するアイライナーの描き方
1、鏡を真正面にして指にパフを引っ掛け、アイライナーを持って肘をつき固定。頬にパフをあてて、アイライナーを横ではなく、タテ気味に持ちます。
2、ラインを描く時は、目頭から目尻まで一度に描くのではなく、まず真ん中から目尻。最後に目頭を描きましょう。アイラインは、まつ毛の根元の間を少しずつ埋めるように描きます。この時、左右小刻みにペン先を動かすのがポイント。うまく描けない人は、上まぶたを軽く引っ張り上げて目のキワを出し、まつ毛の根元の間と間をアイライナーで埋めましょう。
3、目尻は目の脇を真横に軽く引っ張りながら描き、目尻から2、3㎜伸ばします。
4、最後に、先を平たく潰した綿棒で、目尻のアイラインの下をスッとそうようになぞって、ラインを整えると、目元に馴染む自然なカーブに仕上がります。
榊さんオススメのアイライナー
●キャンメイク クリーミータッチライナー(ダークブラウン)
ジェルタイプのライナー。極細なので、まつ毛の間を埋めるのにピッタリ。
●RMK アイディファイニングペンシル(コーヒーブラウン)
ジェルオイル処方なのでスッと滑らかな描き心地のペンシル。ペンの反対にチップがついているので、ぼかすこともできます。コーヒーブラウンは、浮かない自然な目元に。
●デジャヴュ ラスティングファイン フェルトリキッドアイライナー
筆先が細く短いので、ブレにくいアイライナー。アイラインが苦手な人にオススメ。
密着して取れにくいウォータープルーフですが、お湯でオフできます。
●ラブライナー リキッドアイライナーR4シリーズ
汗にも皮脂にも強く、お湯でオフできるウォータープルーフとスマッジプルーフのいいとこ取り。筆がしなやかで描きやすく、肌馴染みのいいブラウンの色が豊富です。
●ウズ アイオープンニングライナー
持ち手が八角形で持ちやすく描きやすいカラーアイライナー。色も豊富でダークネイビーやカーキなどを目尻に使うだけで目元が華やかになるので、アラフォーにオススメ。
榊さんのアドバイスの通りにアイラインを引いてみると、奥二重の目がくっきりになりました。多少の失敗は、綿棒があればすぐに修正できるので安心です。
(取材・文/酒井範子)
榊美奈子さん
PROFILE)
ヘアメイクアップアーティスト。日本化粧品検定1級を取得。スチールを中心に女性誌、広告で幅広く活躍。不定期でメイクレッスンも開催。
※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※記事の内容は2023年3月の情報で、現在と異なる場合があります。