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2人目育児は「大変?」それとも「楽勝?」。余裕があるわけではなく、空回りしなくなったの声も!リアルママボイス

更新

幸せな若い母親はしゃがんで小さな子供たちを抱きしめ、楽しみながら、秋に公園で笑います。
Halfpoint/gettyimages

「たまひよ」アプリユーザーで2人以上子どもがいるママに「2人目育児は思い描いていた通りでしたか?」と質問。すると「余裕があるようなしんどいような半々」が1位で46.6%。「想像以上にしんどい」は、少数派で15.5%でした。総合病院・クリニック・助産院など様々な場所に勤務し、これまでに数千人の母子のケアに携わられた助産師の浜脇文子先生に聞きました。

「“慌ただしくて”しんどいけれど、”心の”余裕がある」という声

「子どもの対応に慌てることなく、乗り越えられることが増えました。特に体調面。ただ、慌ただしく一日が終わるので、良い意味で適当にやり過ごすことを覚えました。夫は2人目ではやってくれる範囲が増えるかなぁと期待したけど変わらなかた(笑)」(ひーたん)

「1人目はいろいろ気にしすぎていたが、2人目は気にしなさすぎかな、と反省している。ごめん。その分、おおらかに育っていると信じている」(よん)

「1人目のときは完璧にやらないと許せないことが多かったけど、2人目は『まぁいっか』と、流せるようになりました。意外ときょうだい仲良しなのには驚いた」(ゆきち)

「1人より2人のほうが忙しいけれど、気づきがあったりします」(にゃぬけ)

「2人目が赤ちゃんの時、『新生児育児ってこんなに楽だったっけ?』と、思ったけど、2人目が1歳を過ぎてからきょうだい喧嘩をするようになり、一気に大変に(笑)」(朝)

「1人目はママべったり。夜泣きもひどく参ったので、2人目はなるべくパパに任せるようにしました。結果、人見知りせずなんともまあ自由な子に。誰にでも懐くので可愛がられます」(ゆう)

「2人目なので余裕がある」というより、空回りしなくなった、という声

「1人目は少し泣いただけで、やっていたことを放り出して駆けつけたけど、2人目は多少泣いても『ちょっと待って~』と、キリがいいところまで続行(笑)」(はる)

「1人目は何するにも初めてのことばかりで不安もありましたが、丁寧に育てたなーと感じます。2人目は1人目のお世話をしながらなので常にバタバタ。時間があっという間です。ただ不安が少ないせいか、楽しい・かわいいが勝っています(笑)」(おうちゃん)

「1人目は必死すぎて育児を楽しむ余裕がなかったけど、2人目は心の余裕があります。でも上の子の世話があるので、愛でる時間がないのが残念(笑)」(ちゃ)

「1人目はとにかく生きる、生かしておくのに精一杯だった。必死すぎて沢山イライラして感情をコントロールできず、可愛いと思える時間が少なかった。
2人目は流れや勝手が分かっているので、可愛いと思う余裕があります。考えて育児できる余裕があります。その分上の子にもっと恩返ししなきゃと思っています」(たまちゃん)

「2人目だけど想像以上にしんどい」は育児というより体力、という声

「1人目は30歳。2人目は40歳。夜起きる回数が多くて体力的に堪える……」(はとよめ)

第1子を育てているお母さんのなかには「第1子の育児が大変すぎて2人目は考えられない」という声をよく聞きます。しかし2人目出産を終えたお母さんからは「育児がしんどい」は15.5%。逆に「余裕がある」20.7%のほうが上回りました。

かといって、100%楽天的に育児をしている母は少ないようです。助産師の浜脇文子先生に聞きました。

「2人目の育児のお悩みダントツ1位は“上の子の赤ちゃん返り”です」と、浜脇先生

「2人目ともなるとお世話も慣れているので、コメントにある通り育児のお悩みは少数派です。
2人目育児の相談のダントツ第1位は“上の子との関わり”です。いわゆる赤ちゃん返りのお悩みが、ぶっちぎりです。

2人目と上の子の年齢差は2~4歳が一般的。ちょうど自我が芽生えてきた頃なので、こじらせてカオスのような状態になり、『先生助けてください!』と、相談に来るお母さんは後を絶ちません。
赤ちゃん返り対策の基本は『上の子優先』です。赤ちゃんは授乳、オムツ替えなど、なんだかんだと頻回にスキンシップがありますが、上の子は意識しないとどうしてもお世話が後回しになるからです。
効果的なのは子どもから『抱っこ』と、言われる前に『抱っこしよ』と、抱っこをすること。お疲れな時は不意打ちでギュッと抱きしめてあげて下さい。

下の子をパパにまかせてふたりでお出かけして、『ふたりだけの秘密だよ』作戦もおおいにアリだと思います。奮発してお高めのアイスを食べたり、帰り道は遠回りして秘密の道を探したり……。

私は『人を大切にする』ということは『その人のために時間を使うこと』だと思っています。
子どもの頃の思い出は、高価なプレゼントを買ってもらったことよりも、学校で熱を出したときに迎えに来てくれたこと、仕事を休んで看病してくれた……という記憶の方が輝いて刻まれるものなのです」

「出産前に備えておくべきことは道具や情報ではなく“夫との信頼を深めること”」

「妊婦さんからよく『生まれる前にすべきことはありますか?』と、質問されますが、私は『夫と仲良くしておくこと。これが一番大切です』と、答えています。

夫婦円満のなかでの育児ほど、心強いものはありません。

そして何より、ひとりで育児をするよりもママパパふたりが関わってくれたほうが、子どもが嬉しいに決まってますよね」

濵脇文子(はまわき ふみこ)

助産師・保健師・看護師。大阪大学招聘准教授。星薬科大学非常勤講師。総合病院・クリニック・助産院など様々な場所に勤務。母と赤ちゃんの笑顔が大好きで、数千人の母子のケアに携わります。産前産後ケアセンターの立ち上げに参加したり、民間企業での事業開発など多方面で活躍。自治体の講演や各種メディア執筆では、ひとりひとりのペースにあわせた母に寄り添う姿勢と、明るく軽快な語り口で人気を博します。

文/和兎 尊美

※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※調査は2023年8月実施の「まいにちのたまひよ」アプリユーザーに実施ししたものです。(有効回答数58人)
※記事の内容は2023年10月の情報で、現在と異なる場合があります。

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