【成長日記10カ月】人見知りが落ち着き、だれとでも楽しく遊べるように<丹野史結くん第14回>
赤ちゃんの成長や生活の様子を毎月リポートする連載企画「たまひよ成長日記」。
ボールプールなどでも活発に遊べるようになった丹野史結(しゆう)くん。つかまり立ちもスタートし、初めての一時保育では人見知りはあったものの、少しずつ慣れて楽しく過ごせたそうです。
丹野史結くん&麻奈さん&景太さん
商社勤務で仕事が忙しいパパ。日中の育児を夫婦で分担するのは難しいけれど、ママはペースがつかめてきて気持ちに少し余裕が出てきました。夫婦の楽しみは2人で見るNBA中継。
つかまり立ちができました!
つかまり立ちができました。「できた!」という達成感があるからか、視線が変わって楽しいからか、いろいろな場所でつかまり立ちにトライしています。とくに、おふろのときは、私やパパと一緒に浴槽に入るとずっとつかまり立ちをしてご満悦の表情。浮力で体が軽く感じられるからか、いつもより長めにつかまり立ちをしていても疲れにくい様子です。
離乳食が1日3回になりました。手づかみ食べも同時にスタート。しっかりと指先を使って上手につまみ、かみきれるようになっています。たくさん食べてくれていますが、3回食になってミルクの飲む量をどう調整したらいいのか迷い中…。極端にミルクの量を減らすと栄養面が不安です。
ブロックはいろいろ遊べて楽しそう
今いちばんのお気に入りはブロックタイプのおもちゃ。ブロックを両手に持ってカチカチ打ち鳴らしたり、型はめチャレンジしようとしたり、熱心に遊んでいます。
手づかみ食べで食事タイムが楽しそう♪
食いしん坊の史結。始めての手づかみ食べでも、とても上手にパクパク、もぐもぐ。本人も満足そうなので、手でつかみやすい食材をいろいろ出してあげたいです。
おしりを持ち上げ、はいはいまでもう少し?
つかまり立ちができるようになり、ずりばいも活発にしますが、はいはいはまだ。最近、ずりばいから、おしりを上げ、両手両足を床につける姿勢をとることが多くなったので、そろそろはいはいが始まるかな?と思っています。
体重の横ばいが続いています
丹野史結くんの発育曲線
丹野史結くん10カ月 ある1日の様子(&ママ・パパの様子)
[小児科医・若江先生のアドバイス]食事量が増えればミルクの量は減ります
立つことができとてもうれしいのでしょう。ほめるとさらにやる気が出るかもしれません。
1日3回の離乳食も順調で、手づかみ食べや、前歯でかみ切ることも上手になっているようでいい傾向です。離乳食をたくさん食べれば、その分ミルクを飲む量が減るのは当然のこと。徐々に授乳より食事から大部分の栄養を取るようになってくるからです。飲む量が減っても心配しすぎず、無理に飲ませようとしなくて大丈夫です。
[小児科医・若江先生のQ&A]赤ちゃんの“室内遊び・声かけの気がかり”について教えて!
【Q】 水遊びのとき、気をつけるべきことは?
夏に向けて水遊びをしたいと考えています。自宅でビニールプールを使うなどの水遊びはいつからOK? 水の温度は? 遊ぶ長さは? 遊ぶときの注意点を教えてください。
【A】必ず大人がそばで見守り、最初は短時間にして水の感触を楽しみましょう
水を触らせて楽しむ程度の水遊びであれば低月齢からOKですが、自宅でビニールプールなどを使った水遊びは、おすわりの姿勢のときに背中がまっすぐで、両手を離して座れて、手におもちゃなどを持って遊べるようになってからがいいでしょう。
ビニールプールは直射日光が当たらない場所に置くのが基本。日かげで遊ばせるときでも、必ず日焼け止めも塗って紫外線対策をします。
冷たすぎない水温にし、最初は5~10分程度の短時間に。もしも遊んでいる途中に顔色が悪くなったら冷えすぎ、顔色が赤くなったら熱中症を起こす危険があるので、すぐに終わらせましょう。
赤ちゃんは数㎝程度の水深でも溺れる恐れがあります。水遊びをするときはほんの少しの間でも赤ちゃんから目を離さないようにしましょう。
監修/若江恵利子先生(小児科医・医療法人恵徳会 あさかクリニック 理事長)
まとめ/井上裕紀子、岩崎緑、ひよこクラブ編集部
●掲載している情報は2023年6月現在のものです。