子どもの運動能力を高めたい!「体操教室」はいかが?
●7月18日は「オリンピック体操でコマネチが史上初の10点満点の日」
1976年(昭和51年)7月18日、モントリオール五輪の体操競技でルーマニアのナディア・コマネチが史上初の10点満点の演技を披露しました。
当時、コマネチ選手は若干14歳。
段違い平行棒と平均台の演技で近代五輪史上初の10点満点を出し、個人総合で金メダル3個、銀メダル1個、銅メダル1個を獲得しました。
純白のレオタードの可憐な姿は白い妖精と呼ばれ、世界的注目の的となりました。
余談ですが、ビートたけしさんギャグ「コマネチ!」と言えば、思い出す方もいるのではないでしょうか(笑)。
バランスの取れた運動能力を伸ばす
サッカー、野球、スイミングなど、子どものスポーツ系の習い事はたくさんありますが、なかでも種目数が多いためバランスの取れた運動能力が育まれる体操教室が人気です。
幼稚園や小学校の授業でもマット運動や鉄棒、縄跳びなどがカリキュラムに入っていることもあり、まわりと同じようにできるようにと体操教室を検討しているママも多いですね。
口コミサイト『ウィメンズパーク』でも、
「年少の間は、マットの前転、ブリッジ、縄跳びが幼稚園での課題だったので何とか教えることができましたが、年中では側転、倒立の課題が出始め、私が実演して教えられる限界…。体操教室に入会した方がいいのかな?」という声が。
実際に、体操教室に通わせたママたちの声を口コミサイト『ウィメンズパーク』から集めてみました。
「娘の通う体操教室は、小2くらいで9割くらいの子がバク転までできるようになります」
「逆上がりはおろか、縄跳びも飛べず、年長で体操教室に入ったらあっという間に出来るようになってしまいました」
「プロの声かけはすごい! 思いもつかないアドバイスで、子どもたちは出来てしまいます。親コーチでは、こうはいきませんでした」
バク転!? やはりプロの指導は効果ありのようです。
でも、あまりレベルの高い教室に行くと、余計に苦手意識を持ってしまうことも…。
「運動が苦手で体育で劣等感を感じていたので体操教室に行かせました。楽しくて、本人は喜んで通っていましたが進級テストがあるんですよね。なかなか進級できず教室内でも劣等感を感じてきて退会しました」
オリンピック選手を目指すような熱血派の教室と、運動を楽しむことが目的の教室までカラーが異なります。
何を目指すか、どこまでを目標にするか、何より子ども自身が楽しめるかを見極めることが大切に。
「年長から体操教室に通わせました。息子のクラスは体幹悪い子だったり、逆上がりできなかったり、跳び箱できなかったりする子が集まっていました。だから、親としては気楽でみんながみんなを応援して、スモールステップで子どもを誉めることができました」
「体操教室ではついていけなかったので、運動系の放課後デイサービスに通ってます。レベルも民間の体操教室よりは低く、テストなどはないので喜んで通っています」
オリンピック選手を目指さなくとも、楽しみながら全身運動を促す体操教室は、一度のぞいてみるといいかもしれませんね。
(文・井上裕紀子)
■文中のコメントはすべて、『ウィメンズパーク』(2022年1月末まで)の投稿からの抜粋です。
※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。
※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。