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共働きの住まい選び★妻も夫も納得できる住まい購入のコツ

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住まいの購入はとても大きな買い物です。失敗はしたくありませんね。
自分たちはいくらくらいの物件が買えるの? 夫婦どちらも満足できる物件選びのポイントは?
不動産情報誌のライターで、戸建て購入1回、マンション購入5回、引っ越し経験10回以上の太田美枝さん(2児の母)にお話をうかがいました。

選ぶポイントは間取りや設備より周囲の環境?

ーー住宅購入をする際、自分がいくらくらいの物件を買えるのか、目安のようなものはありますか?

「以前は年収の5倍が目安といわれていましたが、最近は7倍ともいわれています。年収が500万円の場合、5倍なら2500万円、7倍なら3500万円ですね」

ーー5倍から7倍に変わった理由は何ですか?

「金利の違いです。5倍と言われ始めたのは、実は昭和の時代。住宅ローンの金利が5〜7%ととても高かったころにつくられた目安なんです。今の住宅ローンの金利は、1%未満のものもあるくらい安くなっています。それで7倍という数字が出ているわけです」

ーー以前よりも値段の高い物件を買えるようになったのですね?

「そうですね。私が紹介記事を書いている新築マンションでは、不思議なもので3LDKや4LDKの高い部屋から売れていきます。都内の新築マンションの間取りは2LDKが中心で、3LDKや4LDKが少ない傾向があります。子どもがいたり、これから生まれるというご家庭は、部屋数が多い物件を希望することが多いので、そうしたファミリー層の需要が高いようです」

ーー将来子ども部屋が必要になるから、部屋数が多い方がいいんでしょうか?

「子どもが小さいうちは2LDKで十分だけど、子どもが大きくなって子ども部屋が必要になると、もうひと部屋ほしくなるんですね。さらに二人目が生まれて同性なら同じ部屋でいいけれど、男の子・女の子だと別の部屋を用意しないといけなくなるから、部屋数の多い物件が人気なんでしょう。とはいえ、どんな間取りの物件でも、リフォームすれば変えられるので、個人的には部屋数にこだわる必要はないのでは?って思います」

ーー太田さんがこだわった方がいいと思うことは何ですか?

「まず、自分がどんなふうに子育てをしたいのかイメージして、それをできるだけ実現できる物件を選ぶことが大切だと思います。子どもを伸び伸び育てたいから大きな公園の近くに住みたいとか、職場復帰したあとは忙しくなるだろうから、日々の買い物がラクなように、大きなスーパーが近くにある物件がいいとか…。私は細かな間取りよりも、自分では変えることのできない周辺の環境にこだわります」

妻と夫がそれぞれ「これは譲れない条件」を考えておく

ーー妻と夫では、住まいに対するこだわりが違う場合が多いと思うのですが?

「そうなんです。物件の見学にきたご夫婦の意見が食い違って、口喧嘩になることもあるようです(笑)」

ーーそうならないためには、事前に意見のすり合わせが必要ですね。

「夫は夫、妻は妻で、どんなふうに子育てしたいのかをイメージして、『これは譲れない』という条件を3つか4つ考えてから、発表し合うといいですよ。自分の望みの子育てをイメージしていくと、『僕は子どもを私立に入れたいと思っている。だから近くに私立小学校のある所がいいな』とか、『子育てをしながら自宅でネイルサロンを開きたい。だからリビングは広い方がいい』とか、それまでお互いに知らなかったことが出てきたりします」

ーー漠然と住まいの話をするよりも、どんなふうに子育てしたいのか、どんなふうに暮らしていきたいのかを考えた方が、住まいのイメージも具体的になるということですね。

「意見の違いが出るのは当たり前。それぞれが3つ、4つ考えておくことで、お互いが『これは譲るわ』と譲歩することができます。とにかく二人でよく相談して、『私たち夫婦の譲れない条件』を決めておくのが大切。そうすると物件選びがスムーズに進みますよ」

ーー見学に行ったときに喧嘩しなくて済みますしね。

「譲れない条件を決めておかないと、いろいろな物件を見れば見るほど迷ってしまうんです。希望を100%かなえる物件は、残念ながらないと言っていいでしょう。何かしら欠けている点があるものなんですね。譲れない条件を決めておくことで、納得して決めることができます」

子育てと一緒で、住まい選びも夫婦のコミュニケーションが大切なんですね。
(文・佐藤智砂)

※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。

●記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

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