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3歳からの自然体験は「五感」を使う!週末親子イベントは大盛況

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幼いお子さんに「自然体験」をさせてみたいけど、何から始めていいかわからない...、とお悩みのかたにぜひオススメしたいのが、アウトドアのプロが【親と子の両方】に寄り添って教えてくれる体験型イベント。

この秋、ウィメンズパークはTHE NORTH FACE KIDS NATURE SCHOOLの1dayイベントを共催しました。3歳以上のお子さんと保護者のかたが楽しく過ごした時間を、かいつまんでご紹介します!

<イベント概要>
THE NORTH FACE × ウィメンズパーク
Outdoor Education DAY 2016
・2016年10月8日(土)実施
・東京都昭島市「モリパーク アウトドアヴィレッジ」にて

みつけて、触って!自然観察プログラム

事前予約制だった自然観察プログラムでは、案内役として、「たまひよトレンド」でもおなじみのアウトドアプロデューサー・長谷部さんが登場。緑豊かな森の入り口で早速みんなに質問です。
「森の中には、どんな生き物がいると思う?」
3歳から小学校低学年くらいまでのお子さんたちは元気よく「ダンゴムシ!」「ヘビ!」など、思いついた生き物を次々に声にします。さあ、実際にはどんな生き物がいるのかな? お子さんたち1人ずつに虫めがねが配られて、いざ森の中へ!

あのカワイイ動物がかじった松ぼっくり

森の中でまずみんなが夢中になったのは、松ぼっくり拾い。「見てごらん」と長谷部さんが拾い上げた松ぼっくりは、松かさのヒラヒラした部分がそぎ落とされた不思議な形…。

「ここは、リスさんがかじったあとだよ。これがあるということは、この森にはリスさんがいるんだね。」
そう聞いて、にわかにみんな「リスさんだって!」「絵本で見たことあるね!」と盛り上がります。

「リスさんがかじった松ぼっくりを探してみよう!」と、足もとの松ぼっくりを拾ってはチェック。「あった!」と見つけると、お父さんやお母さんに見せた後、だいじそうにてのひらにくるんだり、ポケットやビニール袋に集めたり。

気づかないと見過ごしてしまいそうな足もとに、絵本や図鑑でしか知らなかった生き物が「ここにいる」証拠があるなんて、ちょっとワクワクしちゃいますよね。

クモの糸をさわってみよう!

次に長谷部さんがみんなを集めたのは、大きなクモの巣の前。
「実は、クモの糸には、2種類あって。クモが巣をつくるとき、最初に大きく張る『骨組み』の部分は、サラッとした糸。『骨組み』ができた後、細かく張っていく『網の目』の部分の糸は、獲物をつかまえるために、べとべとした糸。クモはこの2種類を出しわけているんですよ。ぜひ触ってみてください。」

手を伸ばして実際にクモの巣の2種類の糸を触って「おお、本当だ」と声をもらしたお父さんやお母さん。次は幼いお子さんを抱き上げて、「触ってごらん」と優しくうながしていました。

2種類の糸の違い、実際に触ってみるとその差は歴然なのですが、同行した私も、この日までまったく知りませんでした…、「触る」「くらべてみる」で初めてわかることって、こんな近くにあったんですね。

みんなで生きもの探しに没頭

森の一番奥の広場に着いたあとは、少し時間をとって、親子それぞれで森の中を自由散策。ひたすらカナチョロ(ニホンカナヘビ)を追いかける親子あり、どんぐりを拾い続けるお子さんあり、抱っこから降りてゆっくりバランスをとりながら歩き始めるお子さんあり…。

集めた虫や生き物たちは、みんなで回覧した後、入れ物から出して、実際に手指でさわって(!)みてから森に帰しました。カナチョロはひんやりした肌触り、ジョロウグモの脚は触っている間にもくねくねと動く。大人になると、「気持ち悪い!」と悲鳴を上げる人もいるだろう生き物たちですが、お子さん達からは不思議なくらいに、そういった反応はほとんどみられませんでした。

「今度は、XXの公園でも探してみようよ」
「うちの近くにもカナチョロ、いるかなぁ」
そんなおしゃべりをしながら、名残惜しそうに森をあとにした参加者のみなさん。ぜひ次は、ご近所にある小さな森を散策してみてくださいね!

たき火、できるかな?「自分でやってみる」経験を

午前と午後の2回、各2時間程度で開催された「たき火プログラム」は、不安定な天候にも関わらず、たくさんのご家族が参加してくれました。

このプログラムのポイントは、極力、「お子さんたちが自分でやる」こと。リーダーの説明を聞いて、必要な道具や材料をお子さんたち一人一人が運んで取り組む。できるだけ「お子さんが考えながらやってみる」ということを大事にしましょう、という呼びかけを聞いてから、さっそく「たき火台」づくりです!

なるべく手を出さない…のが結構難しい

たき火台は、最初に火をつける新聞紙と、大きさの違う3種類のたき木などを組み合わせて作ります。

お子さんたちが材料を選んで運び、あれが足りない、これが足りない、と追加しながら作っていくのですが、ついつい保護者たちが先回りして「これでしょ」「こうしたら」とアドバイスしすぎてしまう場面も。

「あっ、そうだった、子ども達に自分でやらせねば…!」と気づき、おっとっと、と一歩引いて愛おしそうにお子さん達を見つめている大人たちの姿も、印象的でした。
極力手を出さない、って結構難しいものですね!

はじめてのマッチ、はじめてのたき火

見ている側としても一番緊張が走る「マッチで火をつける」ところは、保護者やスタッフに寄り添われ万全の体制で挑戦。はじめてマッチを擦る体験をするお子さんも多く、「つかないよ」「もう一回やらせて!」といった声を上げながら取り組んでいました。

無事マッチに火がついた後も、今度はその火を新聞紙に燃え移らせるところでひと苦労。ちょっと年齢が上のお兄さん、お姉さんたちとグループになって、木の組みかたを変えたり、細い木を足したりしながらがんばりました。

やっと火がつくと、今度は火の勢いや煙特有のにおいにびっくりするお子さんも。少し離れたり、風下に移動してみたりと、「火」の影響を体感していました。

火があるからこそできる、おいしいおやつ

ぶじ全部のたき木が燃えて、次第に炭火のようになってきたら、「火の力」を使った楽しい時間。 マシュマロを焼いて食べてみよう!ということで、お子さんたちが自分で串にマシュマロを刺して、チラチラと燃える火の上であぶります。

この時間になると、お子さんたちの表情はさっきまでとまた違った輝き。「どこであぶるのがいいの?」「もうちょっと焼いたほうがいいかな?」などとおしゃべりしつつ、真剣な目でマシュマロの焼け具合をチェック。

表…裏…と慎重に回して焼く子あり、炎の中にエイッと突っ込んでみるチャレンジャーな子ありで、お子さんひとりひとりの個性が垣間見られる瞬間でもありました。

火で少し溶けたマシュマロを、はふはふと冷ましながらほおばる表情は満足感でいっぱい。短い時間でしたが、火の色んな力を自分で体感したことは、今後 キャンプや花火など、火を使ったアクティビティをするときにも活きてくるのではないかと思います。

親子で楽しい!アウトドアグッズ作り

午前中はあいにくの雨天でしたが、会場ではそのほかにも、さまざまな楽しいアクティビティが満載。

写真は、ちょっと本格的な作りの紙飛行機講座です。飛行機が飛ぶのはなぜ?といった知識から教わることができ、最後は広い会場内で重心を調整しながら何度も飛ばしていました!

回すと鳥の声がする♪バードコール作り

小さいお子さんからも人気だったのは、木材とネジを組み合わせたバードコール作り。本体を手で回すとキュッ、キュッと音がして、会場内に本物の鳥がいるみたい! 今度、公園や森に遊びに行くときに持って行ってみてくださいね。

モザイクタイルアートは個性が爆発!

たくさんの素材から、好きな色・形のものを選んで作れるモザイクタイルアートは、人によって仕上がりが大きく異なるのも魅力。親子やきょうだいで取り組んで、仕上がりを見せあっているのがとっても嬉しそうでした。

プロの力をうまく借りて、アウトドアを楽しもう

会場にはこのほかにも、広々としたテントや、ゆったり休める椅子やハンモックなど、アウトドアを楽しくするグッズが多数展示。実際にテントの中に入ってみたりして使い心地を試してみるご家族も多く見受けられました。

ある日突然、自然体験やアウトドアに自分だけで挑戦するのはちょっとハードルが高いもの。だから、こういう形で「おためし」体験をやってみて、お子さんと自分それぞれが感じたことを活かしながら次のステップへと進んでいけるといいですよね。

今回のイベントでは、お子さんたちはもちろんのこと、保護者の方々も、実際に手や身体を動かす中でどんどん目が輝いて、楽しんで取り組んでいらっしゃる様子がとても温かく感じられました。

イベントを主催したTHE NORTH FACE KIDS NATURE SCHOOLでは、四季を通して各地でイベントを開催しています。(冬のアクティビティもありますよ!) お子さんのために、これからますます注目される「自然体験」を始めてみたいとお考えのかたは、ぜひチェックしてみてくださいね。

◆参考サイト
THE NORTH FACE KIDS NATURE SCHOOL
http://www.goldwin.co.jp/tnf/kids-ns/

※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。

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