「エコバッグ、何回使ったら洗ってる？」買い物に使うエコバッグ、洗濯頻度の正解を専門家に聞いたら…

毎日の買い物に欠かせない、エコバッグの洗濯頻度について「たまひよ」アプリユーザーにアンケートするとともに、お手入れ方法について、ナチュラルクリーニング講師の本橋ひろえさんに教えてもらいました。

どれくらいの頻度で洗ってる？エコバッグの洗濯頻度についてアンケート

まず、アンケート結果とみんなの声をご紹介します。

Q：普段使っている、エコバッグの洗濯の頻度を教えてください。

毎日　1.７％
2〜3日に1回　1.７％
1週間に1回　3.5％
2〜3週間に1回　8.1％
1ヶ月に1回　14.5％
2〜3ヶ月に1回　13.3％
半年に1回　10.4％
年に1回　2.9％
洗っていない　34.7％
その他　9.2％

◾️臭くなったら
「1ヶ月に1回。臭いと思ったら洗っています」（みなほ）

◾️気が向いたら
「気が向いたら洗う程度です」（あーと）

◾️そのうち
「洗っていません！洗います！そのうち！！」（まひろママ）

◾️なかなか洗えない
「毎回、洗うほうがいいとわかってはいても、車に積みっぱなしにしていたり頻繁に使ったりしているので、たまにしか洗っていません。2〜3週間に1回ネットに入れて洗濯機で洗います」（ちくわ）

◾️つい忘れてしまいがち
「半年に1回。本当はもう少し高頻度で洗わないといけないのですが、ついつい忘れてしまいます」（Lisa）

◾️汚れたら
「汚れてきたら洗うようにしています！たまにいつ洗ったかわからなくなって洗っています（笑）」（まつりママ）

◾️買い物カゴに変更
「買い物カゴを買うまではエコバッグに食品を入れていたため頻繁に洗っていましたが、今は日用品のみの使用なので、汚れる機会が減ったため2〜3週間に1回です」（ゆっぺ）

◾️普段はアルコール消毒
「普段はアルコール消毒スプレーを使用して、たまにしか洗いません」（ちーかー）

エコバッグは意外に汚れてるの？！洗濯頻度と素材別正しいお手入れ方法とは

エコバッグの洗濯頻度の目安と、素材別の洗濯方法や保管の注意ポイントについて本橋ひろえさんに教えてもらいました。

「エコバッグは洗っていない人が約3割いらっしゃるように、多少の汚れは気になるけれど、そのままという人もいるのではないでしょうか。

エコバッグの洗濯の頻度は、肉・魚や、汁気の多い惣菜、土がついた野菜など入れるものや使い方にもよるので、これが正解という答えはありません。気になる汚れがついている場合は1週間に1回、食材をスーパーマーケットに備え付けのビニールに入れている場合はそれほど汚れていないので、1ヶ月に1回を目安にするといいと思います。
肉や魚のドリップなどの汚れは、放置するとニオイの原因になるので注意しましょう。

ナイロンやポリエステルなどのエコバッグは、傷みにくい素材なので他の洗濯物と一緒に洗濯機で洗っても大丈夫です。ただ、持ち手の長いタイプは、他の洗濯物とからみやすいので、洗濯ネットに入れて洗ったほうが安心です。色落ちが心配な場合は、事前に予洗いして確認しておくと、他の洗濯ものへの色うつりは予防できます。

エコバッグを清潔に保つために、アルコールスプレーを使っている人もいますが、汁やドリップなど染み込んだ汚れまで落とすことができないので、効果は期待できません。汁やドリップなどの汚れがついている場合は、洗濯機に入れる前に固形石鹸や洗剤などで下洗いしてから、洗濯機で洗いましょう。

注意したいのが、冷凍食品や牛乳、ジュースなどの結露です。エコバッグを湿ったまま放置したり、すぐにたたんだりするのは、NGです。エコバッグはしっかり乾かして、雑菌の繁殖を防ぐことが大切です。

最近、人気のジュード素材のエコバッグは、しっかりしているので便利ですね。
ただジュード素材は、洗濯機に入れると他の洗濯物を傷めたり、素材の繊維が落ちたりする原因になるので、洗濯機で洗うのはオススメしません。気になる汚れはもみ洗い、もしくは水で洗い流し、軽く脱水をかけるくらいにしましょう。
プラスチック製のかごは、水洗いすればOKです」（本橋ひろえさん）

最近の野菜はラップや袋に入っているので、目にみえる汚れはそれほどないような気がしていましたが、結露は盲点でした。しっかり乾かして、最低でも月に1度は洗濯することは大事ですね。
（取材・文／酒井範子、たまひよONLINE編集部）

※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※調査は2024年11月実施の「まいにちのたまひよ」アプリユーザーに実施ししたものです。（有効回答数173人）
※記事の内容は2025年1月の情報で、現在と異なる場合があります。

本橋ひろえさん

PROFILE）
北里大学衛生学部化学科卒業後化学薬品会社で合成洗剤の製造を担当。2006年より、東京を中心に各地でチュラルクリーニング講師になり、ナチュラクリーニング講師としてテレビや雑誌などで活躍。ナチュラルクリーニングとは、環境＆手肌に優しい、安心安全、手抜きができて楽チン＆楽しきちんと洗えたキレイな服を着ること。著書に『やることの「見える化」で掃除をラクにする方法』『ナチュラルおせんたく大全』などがある。