どうやって両立してるの?共働き夫婦のタイムマネジメント
朝のしたく、保育園の送迎、帰宅後の夕飯、お風呂、寝かしつけ......。バタバタの毎日、他の家庭ではどうやって家事育児を回しているの? ここでは、先輩ママパパのタイムスケジュールと家事・育児のヒケツをご紹介します。
SNSには載せられないけれど……「家事は手抜き」と割り切る!
夫婦ともに実家が遠方で、息子(5歳)が通う保育園は電車で数駅の距離にあるSさん。
「近所に知り合いもおらず、夫と2人で家庭をまわしています。朝食や園の連絡帳の記入などの朝のしたくは私で、園への送りは出勤時間が遅い夫の担当。退勤後は18時から19時半の間にお迎えに行きますが、閉園ギリギリの20時29分に駆け込むこともあります」。
そんなバタバタの毎日でもSさんが心掛けているのは、「この時間までに○○する」などという枠にとらわれすぎず、柔軟に動くこと。
「保育園から自宅までの道のりが遠いので、お迎えに行ったら一刻も早く帰りたいところですが、子どもって必ず『今遊んでるから待ってて!』となるんですよね。そんな時は急かさず、本人が一区切りつくまで遊ばせるようにしています。それから買い物して帰ると自宅にたどり着くまで1時間半かかることもありますが、子どもと一緒に過ごせる貴重な時間だと割り切るようにしています」。
その代わりに家事は手抜きでいいというのが、Sさんと夫との了解事項だそう。
「月に何度かは、夕食は焼きいもとトウモロコシ、ウインナーを焼いただけ……みたいな、本当に簡素なもの。とてもSNSには載せられませんが(笑)、我が家はそれでよしとしています」。
寝かしつけが22時台になってしまったり、友人ママのSNSのおしゃれな投稿を見て落ち込んだりすることもあるというSさんですが、「よそはよそ、うちはうちと割り切ることが大切。タイムスケジュールにも、家族ごとの最適解があると思います」と語ってくれました。
「朝活」で自分の時間を確保! 先輩パパの時間管理術
他にも先輩ママパパからは、「1日で最も忙しい朝の時間の使い方が大切!」との声が多く聞かれました。
現在育休中のUさんは、3歳と生後2ヵ月の兄弟のママ。「産後は、平日の朝食を9割がた夫が作ってくれています。その時間でゆとりを持って自分と子どものしたくができるので、ここが我が家の両立の大きなポイントだと思っています」。
また、4歳と6歳の姉妹を育てるパパのBさんは、仕事をしながら大学院で勉強する学生としての顔も持ちます。
「毎朝5時に起床して、6時までの1時間が、1日のうち私に許された唯一の自由時間。週に2回は二度寝してしまいますが、この時間に大学の論文を書くようにしています」。
朝は送りをママに任せて、7時半頃に会社に到着。残業はできない代わりに、始業時間よりも前倒しで40分間、そして昼休みは10分で食事を済ませて50分間仕事するのがBさんの習慣だそう。
「朝の40分と昼の50分を使えば、1日1時間半残業しているのと同じこと。17時15分に勤務時間を終えて18時のお迎えに間に合わせています」。
ママとパパがお互いの仕事の予定をすり合わせてしっかり分業すること。そして、「よそはよそ、うちはうち」の精神で割り切って各家庭の最適解を見つけ出すことが、タイムスケジュールをスムーズにこなす秘訣のようです。
この記事では、2016年9月に開催されたイベント「ママtomoパパtomoカレッジ」にて、大盛況を博した「先輩ママ・パパトークセッション(両立・キャリア形成)」のコーナーから、役立つ内容をピックアップしてご紹介しました。
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(文・たまひよONLINE編集部)
※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。
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