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小学生の「親が送迎」は過保護?周囲の風当たりが気になる

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dragana991/gettyimages
※写真はイメージです
dragana991/gettyimages

●【7月6日はセコムの日】7月5日とともに「安全な暮らし」を願う日

7月5日と6日は、防犯対策・セキュリティでおなじみのセコムによって、「7(セ)」「5(コ)」「6(ム)」の日に制定されています。これを機に防犯、日々の安全・安心についてじっくり考えたり、行動を起こしたりする日にしたいですね。

海外では当然。日本でも「親が送迎」を浸透させるべき?

子どもがいる家庭では、「防犯」は常日頃から関心が高いトピックですよね。
今日は多くのパパママが警戒していて、辛すぎるニュースに胸を痛めることも多い「連れ去り」対策について、口コミサイト『ウィメンズパーク』かママの声をピックアップします。

「私には3人子どもがいますが、3人とも小学校入学と同時にキッズケータイを持たせており、帰りの時間になると自動的に位置を送って来るように設定をしています。そして、実際に、子どもがどこにいるのか把握できたおかげで、先日ちょっとした事があったときにすぐに駆けつける事が出来ました」

「もう今は転校してしまったのですが、前に子どもが通っていた学校では全生徒にlCタグが配られ昇降口を出入りするとメールが届くシステムでした。学校に着いた、何分後に帰ってくるの目安になりすごく安心でした」


「連れ去り」で狙われやすいのは、子どもがひとりになる登下校時。放課後、お友だちの家への行き帰り、習い事の行き帰りです。
これについて「親が送迎する」のは、やはり必要なことかもしれません。

「徒歩で送迎できる家庭はどんどんしたらいいと思う。送迎してる親がたくさんいれば、子どもたちだけで登下校するよりも大人の目が通学路に増える」


ご存知の方も多いでしょうが、海外では登下校に関してスクールバスであったり、親が送迎したりが当然です。

「アメリカの私が住む地域では田舎ですが、子どもたちはスクールバスで通学です。親たちは必ず子どもと一緒にバス停まできて送り出し、その後で出勤します」

「仕事の関係で欧米・アジア諸外国に住んだことがありますが、あるアジアの国について。
その国では、児童誘拐が社会問題となっているので、まず小学生が1人で登下校するということはあり得ません。必ず大人の送迎が必須です。だから、『子どもを送迎しなくてはいけないから』という理由で仕事を早退したりしても、誰もそのことをおかしいなどと言いません。『子どもを迎えにいく』というのが社会全体で当たり前なんです」

「親の送迎」が過保護と言われることも…

「親が子どもを送迎する」が当たり前の世の中になっていくことも、必要なのかもしれません。
現在自主的に送迎している方は、時間や体力的な負担だけでなく、精神的な負担を感じることもあるようです。

「私は心配症なのと、時間の融通がきく身ゆえ、子どもにくっついて歩いていますが、第1子の時からよく『過保護ねえ…』と言われました」

「現在、子どもを完全送迎していますが、周囲の風当たりは物凄く強いです。旗持ちの保護者さんでさえ『え、なんで?』という目で見てきますし、聞かれもします。過保護、発達に不安がある、身体に障がいがある、という噂まであり、お友だちや先生からも遠回しに嫌味を言われます。それでも、どんなに逆風でも絶対にやめないことが私に出来る唯一のことだと思い続けています」


送迎以外にも私たちができることがあります。

「個人的にしている事は、犬の散歩は必ず朝夕するので、登下校とかぶる時間帯などにして通学路を散歩してます」

「よその子だから知らない、という考え方も変えていきませんか?この前、子どもの友だちが学校帰りに家に来て困っているというスレがありました。だいたいの方は、『学校に連絡したら?』とアドバイスしていましたが、中には、自己責任だから知らない、帰りなさいと追い返す、という意見があって、信じられませんでした。追い返した子が誰かにさらわれたらと思うと…」


子どもを持つ親だけでなく、地域全体が「子どもを守る」ことをきっかけにつながっていけるといいですよね。

「学校が地域のお年寄りと交流をもち、お年寄りのお世話をさせてもらうかわりに、帰宅時にあわせてちょっとの時間散歩にでていただく」

「私の両親が見守りボランティアをしていました。子どもの下校時間くらいに、通学路を一緒に歩くというボランティアでした。子どもが外にいる時間に、大人も外にいるような形に出来たらいいのかな。高齢で一緒に歩けなくても、庭先に出て見えなくなるまで見守ることならできるかなとも思います」


もちろん、見守ってもらうには、こちらからの働きかけも。

「私は、子どもたちと一緒の時は『おはようございます』『こんにちは』と挨拶をしています。若い人は微妙ですが、子育て世代~ご老人なら100%挨拶を返してくれます。そして『外を歩く時は、会う人ごとに挨拶するくらいの気持ちでいなさいよ』と言っています。単なる『子ども』から『いつも挨拶してくる子ども』に昇格(?)することで、気に掛けてもらえる確率は格段にアップすると思うので」


子どもたちが安全に登下校できる、社会や環境を整えていきたいですね。
(文・古川はる香)

■文中のコメントはすべて、『ウィメンズパーク』(2022年1月末まで)の投稿からの抜粋です。
※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。
※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

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