怖くて眠れない…。トラウマになった衝撃の“ホラー漫画”
●12月4日は「聖バルバラの日」
聖バルバラは、稲妻から身を守ってくれる守り神とされ、狩猟家、消防士、建築家などの守護聖人とされています。3世紀頃の12月4日、当時キリスト教が禁止されていたローマ帝国でキリスト教への信仰に目覚めた少女バルバラが処刑されてしまいました。バルバラが獄中で壺にいけておいた桜桃のつぼみが、処刑の日に花を咲かせたとされることから12月4日にはキリスト教圏では、桜桃の枝を壺にさす習慣が受け継がれています。
子どもの頃の読んでトラウマになったこわ~い漫画
処刑と聞くと、なんとなくゾ~ッとします。怖がりの人は、想像しただけで眠れなくなってしまうのでは?
特に、子どもの頃の怖い話や漫画がトラウマになってしまうことも…。
口コミサイト「ウィメンズパーク」で、ママたちの思い出を聞いてみました。
美内すずえ『白い影法師』
「小学生の頃に読んだ『白い影法師 』は、怖くて眠れなくなってしまいました。転校生が空いた席に座ったら、その席にいた亡くなった女子生徒に憑りつれるというような内容でラストが衝撃的です」
「私のトラウマ漫画は、美内すずえの『白い影法師』。机の下から見られてると思うと恐ろしい! 机の下から覗いていた顔、主人公の膝に手をのせていたように覚えていますが今でも思い出すとぞーーっとします」
「『白い影法師』は、なが~くトラウマでした。机の下が怖くなってしまい、消しゴム落としても拾えなくなりました」
美内作品を挙げる人が多い中、『白い影法師』は特にトラウマ率、高いです。
関よしみ『ガラスの標的』
「『ガラスの標的』は、金持ちに逆らった主人公が牢獄のような無人島に連れ去られ、強制労働をさせられる。労働者の中には狂ってしまって異常行動を取る人も…。島を逃げ出そうとした主人公はつかまって…。狂った人の行動が怖くて怖くて、また、ひどい姿になってるが衝撃で今でも思い出すと怖いです」
富所和子/山口夏実『闇に鳴く石』
「富所和子/山口夏実の『闇に鳴く石』 に収録されている“わたしの中の…”という作品。少女の学生鞄のなかに化け物が住みついて、化け物は少女の気に入らない人を食べてくれるんです。調子に乗った主人公はどんどん心が汚れ、最後は…。かなりグロくて、読んだ母も、あまりの怖さに引いてました」
穂実あゆこ『しゃぼん玉消えた』
「人形師の高校生が出てくる穂実あゆこの『しゃぼん玉消えた』は日本人形が怖くなるトラウマです。床の間に飾ってあった日本人形が怖くて見られなくなりました」
髪が伸びるお菊人形といい、人形系の話は妙にリアルで不気味です。
由貴香織里『天使禁猟区』
「『天使禁猟区』がトラウマです。天使への拷問とか、子どもが生贄になって食べられてしまうところとか、中学生の私は怖くて怖くて、眠れなくなった」
わたなべまさこ『聖(セイント)ロザリンド』
「わたなべまさこの『聖(セイント)ロザリンド』。1970年代のすごく古い作品で、8歳の可愛いロザリンドが、まぁ、理不尽な理由で殺す、殺す、その数20人以上!殺し方や遺体の描写もグロテスク。ラストは、ただのグロテスクな作品ではない、文学的要素を持って終わっています。復刻版出ています。みんなあの衝撃を忘れられないんですね」
このほかにも、
『地獄でメスが光る』
『ピアノソナタ殺人事件』
『理科室殺人事件』
『交換日記殺人事件』
『魔界樹』
などなど。
大人になってもまだ怖いかな?
もう一度読み返してみてみようかな。
(文・井上裕紀子)
■文中のコメントはすべて、『ウィメンズパーク』(2022年1月末まで)の投稿からの抜粋です。
※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。
※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。