「長ネギ」の青い部分、絶対に捨てないで!美容にもいいって本当!? <簡単&おいしいレシピ2>
今回のテーマは「長ネギの青い部分」についてです。みなさん、ネギの青い部分は使っていますか?「たまひよ」アプリユーザーに聞いた意見とともに、管理栄養士の清水加奈子さんにもお話をお聞きしました。
長ネギの青い部分、使う率は76.5%
最初にアンケート結果から紹介します。
Q:料理する際、長ネギの青い部分は使いますか?
使う 76.5%
使わない 15.8%
長ネギは食べない 4.9%
その他 2.7%
「使う」が約80%でした。
Q:長ネギの青い部分はどう使うことが多いですか?
「細かく刻んで、炒めものなどに」(ぷりん)
「ネギを入れる料理の場合、白いところと同様に使う」(なな)
「鍋料理に入れる。とろとろでおいしい」(なな)
「小口切りすれば何でもいける。だいたいお味噌汁か鍋ものか焼きそばで消費される」(えだまめ)
「納豆の上などに乗せる。細かくして炒飯に入れる」(ミホ)
「煮込み料理に入れたりします」(ちむ)
「レバーの煮物などの臭み消しに使うほか、そのまま青ネギと同じ使い方をしています」(かず)
「角煮の下茹で時の臭み消し。細かく切って、豚汁の具材としても」(ちゃそ)
「鶏肉をからあげや照り焼きにする際、臭みをとるために一緒にタレにつけ込む。細かく切って味噌汁に入れたり、鍋料理に入れたりも」(きなこんぐ)
美容や疲労回復に効くβ-カロテンその他、栄養価が高い長ネギ
みなさん、うまく使っている様子が見受けられますね。さらに一歩進んで「ネギの青い部分」ならではの調理法もお聞きしてみましょう。栄養学的なメリットもふくめて、管理栄養士であり調理師でもある清水加奈子さんに伺います。
「長ネギの青い部分、私は捨てずに冷凍庫にストックして、煮豚や蒸し鶏などに使っています。
長ネギは栄養価が高く、100g比較でβ-カロテンが小ネギの26倍、葉酸が小ネギの1.6倍と高い(長ネギの青い部分だけの成分値はないため、長ネギと小ネギの栄養価の数値を参考に表記しています)ので、ぜひ無駄なく使って欲しいですね。
特に青い部分は、皮膚や粘膜の健康維持・強化、夜間の視力の維持、肌の奥の隠れジミ(シミ予備群)を予防する抗酸化ビタミン、ビタミンA(β-カロテン)が多く含まれているといわれています。
ぜひ、薬味や臭み消し以外も試して欲しいと思います。
青い部分の特徴として、食感が硬めなので薬味や薬味味噌、汁物にするとしゃきしゃき食感が楽しめます。また香りと辛味が強いので、加熱しても残りやすく風味豊かになります。
2点ほど、簡単なレシピをお伝えしましょう」
ねぎピリ辛味噌
ねぎの青い部分1本分を刻み、味噌大さじ2 ごま油、しょうゆ、砂糖各小さじ1~2、そしてラー油、一味、鷹の爪(刻む)などお好みの辛味を加えよく混ぜます。
おにぎりに塗って焼けば味噌焼きおにぎりになります。鶏肉やカジキマグロなど白身魚の表面に塗って焼くのもオススメです。
青ねぎのナムル(パジョリ)
青い部分を斜め薄切りにして電子レンジ(600W)で30秒ほど加熱し、しょうゆ、砂糖、酢、ごま油、おろしにんにく、白ごま各小さじ1で和えます。お好みで一味少々をプラスしても。
ごはんに乗せて食べてもいいし、サムギョプサルや焼肉と一緒に食べるのもオススメです。
作ってみたら、ネギの辛味が絶妙でした!私も体験談にあるように、白い部分と青い分を同様に使っていましたが、独特の風味が楽しめるのは魅力ですね。
(取材・文/橋本真理子、たまひよONLINE編集部)
清水加奈子さん
PROFILE)
管理栄養士/フードコーディネーター。国際中医薬膳師、国際中医師、調理師などの資格も持つ。テレビや雑誌で料理監修を行うほか、薬膳コンシェルジュ協会講師も務める。料理のおいしさ、シズルを伝える調理、盛り付け、食器のセレクトなどのスタイリングだけでなく、カロリー計算されたダイエットレシピの作成・アイディアレシピの提案、中医学に基づいた薬膳レシピの提案、講師などを行う。監修書に『太らない食べ方 新装版』(エイ出版社)他。
※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※調査は2025年1月実施の「まいにちのたまひよ」アプリユーザーに実施ししたものです。(有効回答数183人)
※記事の内容は2025年3月の情報であり、現在と異なる場合があります。