やっちゃってるかも?わが子かわいさゆえの”第一子ハイ”にご用心
妊娠したことがうれしくってハイテンションになる「マタニティハイ」はわりと有名。さらに産後もハイテンションな状態が続く「産後ハイ」になるのも、ママの「あるある」だったりします。
そんな「産後ハイ」に「第一子」がかけ合わさって、長いことスーパーハイテンション状態になっているママって実は多くない?と、「たまごクラブ」&「ひよこクラブ」の編集歴10年、自身も2回の出産育児を経た筆者は、うっすら思っていました。
そこで、ひよこクラブの読者ママたちに「今思うと、あれは第一子ハイだったわ...」と感じることを聞いてみました。実はあなたも、やっちゃってるかも!?
親の愛情フィルターで、わが子はどんどん美少年&美少女に…
「娘が6カ月のころ、女の子だから♪ってふりふりのスカートとか、よく着せていたんです。1才を過ぎた今、その写真を見返すと、髪はまだほとんど生えていなくて、体は丸々としていて…。そのスカートが“まわし”にしか見えないんですよね(笑)。赤ちゃんが笑うようになって、できることも増えて、私のことがいちばん好きで…。そんな娘がかわいくてかわいくて、しかたがなかったんだなと思うんですが…。」
「生まれたときからパッチリ二重の息子。それだけで勝ち組になった気がして…。うちの子はおたくとはまぶたの出来が違うから!みたいな謎の優越感に浸っていました。いや~、ホント謎(笑)!」と、みなさん、なかなか香ばしいしくじりをやらかしていたようです。
そういう筆者も1人目のときは、だれに返信するメールでも、わが子の写真を添付してた記憶が…。決して自慢したいとかではなく、「かわいらしさを共有したい!」とでも思っていたのでしょうか(汗)。立派な「第一子ハイ」ですね。
では第二子以降は?というと「第一子のときより余裕があって、赤ちゃんが本当にかわいく思えたけど、赤ちゃんそのもののかわいさを堪能したって感じ。将来、絶対美人になる! っていうような思考にはなりませんでしたね~」という声が多かったです。
まあでも、そのくらい「わが子がかわいい!」状態になっているから、ママは頑張れるんですよね。そうじゃないと、毎日毎日毎日毎日…おっぱいあげたり、おむつ替えたりできませんし…。
「第一子ハイ」を他人にアピール&押しつけると一気に「うざい人」認定
「うちの子、世界一かわいいの✩」オーラや言動は、夫と両家の両親の間くらいでたしなむなら、もう全然OKでしょう。でも、身内だけじゃものたりない! と思い出したら要注意! 一気に「子ども産んだらなんか変わったよね…」と学生時代からの友人からは距離を置かれ、「なんか面倒くさそうだから…」とママ友からも距離を置かれ…な状況になりかねません。
では、どのような態度や言動が「うざい」と思われるのでしょうか。筆者の取材によると…、
1)妊娠・出産未経験者に「妊娠・出産してこそ女として一人前だと思うの」「欲しいと思うなら早く妊活しないと!」「子どもがいない生活なんて、今では考えられない!」といった超無神経発言をする。
2)SNSでは常に子どもの写真がアップされていて、なんだか自慢げ(しかも素敵風)。
3)何を話していても、「自分の子どもの話」にしてしまう。
などなど。
そんな「うざい第一子ハイママ」に共通しているのは、「悪気がなく」「よかれと思って」行動・発言している点。筆者自身の経験からいっても、ホルモンのせいなのか、育児中の女性は平常時よりちょっと言動や思考が変。「そんなつもりじゃなかったのに…」と後悔しないよう、「今の私、OK?」と自分に問いかけてみましょう。
なんだか怖いことも書いてしまいましたが、「育児が不安」「赤ちゃんのために○○するべき!」などにとらわれて日々育児をするよりも、「第一子ハイ」になっちゃったほうが赤ちゃんもたくさんの愛情を受けて、ママも幸せでいいのではないかなとも思います。人生で一度しか経験できない「第一子ハイ」。思いっきり堪能するためには、TPOを忘れないっていうことでしょうか。(取材・文:ひよこクラブ編集部)
※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。