自分にぴったりな相場も丸わかり! 出産祝いにおすすめの贈り物30選
友人・知人・親戚などに赤ちゃんが誕生すると、「出産祝いは贈るべき?」「何を贈ればいいんだろう…」と迷うことはないですか? ママ・パパになった人との関係やお付き合いのしかたによって、その方法や相場も気になるところ。そこで、おすすめギフトから知っておきたいマナーまで、出産祝いにまつわるすべてのギモンをスッキリ解決します。セレクトに難航しがちな第二子以降のお祝いなども参考に。役立つ情報満載です!
現代礼法研究所代表 NPOマナー教育サポート協会理事長。全日本作法会の内田宗輝氏、小笠原流小笠原清信氏のもとでマナーを学び、1985年、現代礼法研究所設立。マナーデザイナーとして、企業、学校、商工会議所、公共団体などで指導、研修、講演活動を行う。著書に「やわらかい人間関係をつくるすごい挨拶力(新講談社ワイド新書)」「日本のしきたりとお付き合いの心得帖(学研プラス)」「特別な日から日ごろのお付き合いまで 一生使える! 大人のマナー大全(PHP研究所)」 など多数。
“失敗しない!”“恥をかかない”出産祝いの基礎知識 相場編
赤ちゃん誕生をお祝いする気持ちを、現金や品物などにして贈る“出産祝い”。第一子にかかわらず、第二子、第三子も同等に贈るのが基本です。赤ちゃんのママやパパとの関係が親戚、友人や知人、仕事づき合いなど、それぞれの立場に合った出産祝いの相場から解説します。
ママになった人の親族が贈る場合
ママやパパの両親や、きょうだい関係は、妊娠中にどんなお祝いがいいかを聞き、それに見合った予算立てを。とくに希望する品物がなければ、相場を目安に無理のない範囲で現金を贈るのがいいでしょう。
■ママとの関係性:父母・義父母
金額相場:1万円~10万円
注意点:
・収入や家計の状態などを考え、無理のない範囲で検討を。ただし、2人目、3人目が誕生した場合も同様のことができるかどうかは要確認!
■ママとの関係性:兄姉・義兄姉、弟妹・義弟妹
金額相場:20代独身5,000円~
30代以上もしくは既婚者1万円~3万円
注意点:
・収入や家計の状態などを考え、無理のない範囲で検討を。ただし、2人目、3人目が誕生した場合も同等のことができるかどうかは要確認!
・30代以上は独身者も既婚者も1万円以上が相場に。
・以前、出産祝いをいただいている場合、その金額をもとに決めると安心。
■ママとの関係性:父母・義父母の兄姉、父母・義父母の弟妹
金額相場:普段のおつき合いがある場合5,000円~
普段のおつき合いがない場合0円~
注意点:
・自宅が近くで行き来があったり、親族の集まりが多いなど、おつき合いがある場合は、お祝いの気持ちとして無理のない範囲で検討を。
■ママとの関係性:従姉従妹・従兄従弟(いとこ)
金額相場:普段のおつき合いがあれば3,000円~
普段のおつき合いがなければ0円~
注意点:
・自宅が近くで行き来があったり、親族の集まりが多いなど、おつき合いがある場合は、収入や家計の状態などを考え、無理のない範囲で検討を。
ママ・パパになった人と友人関係の人が贈る場合
「お祝いを持って赤ちゃんに会いに行こうかな?」と思う人も多いことでしょう。祝う気持ちを形にすることはとてもいいことですが、赤ちゃん誕生を喜ぶあまり、高額を包んだり、気持ちが先走って自分の好みだけで品物選びをすると、良好な関係にヒビが入ることも…。これまでのおつき合いから推測し、最適だと思う金額に。
■ママ・パパとの関係性:親友・友人
金額相場:5000円~
注意点:
・とくに決まりはなし。赤ちゃんのママやパパとおつき合いする上で感じる、金銭感覚や、プレゼント交換などのやりとりを参考にしたり、収入や家計の状態などを考え、無理のない範囲で検討を。
・以前、出産祝いをいただいている場合、その金額をもとに決めると安心。
・一定額ずつ数人と出し合って贈ってもOK。ただし、5,000円、1万円など、きりのいい金額になるように要調整。
(例)1人3,000円を3人で出し合う場合は、贈る金額が1万円になるように調整。
■ママ・パパとの関係性:ママ友
金額相場:1,000円~3,000円
注意点:
・現金や商品券より、品物を贈るケースが主流。
・一定額ずつ数人と出し合って贈ってもOK。ただし、5,000円、1万円など、きりのいい金額になるように要調整。
(例)1人1,000円を4人で出し合う場合は、贈る金額が5,000円になるように調整。
■ママ・パパとの関係性:先輩
金額相場:5,000円~
注意点:
・普段のおつき合いがあって、収入や家計に余裕がある場合は、相場を超える金額でもOK。ただし、2人目、3人目が誕生した場合も同様のことができるかどうかは要確認!
・以前、出産祝いをいただいている場合、その金額をもとに決めると安心。
・一定額ずつ数人と出し合って贈ってもOK。ただし、5,000円、1万円など、きりのいい金額になるように要調整。この場合、立場的に端数を上乗せして出しても◎。
(例)1人3,500円を12人で出し合う場合は、贈る金額が5万円になるように調整。立場上、端数の8,000円の上乗せ分も出す。
■ママ・パパとの関係性:後輩
金額相場:20代 3,000円~
30代以上 5,000円~
注意点:
・一定額ずつ数人と出し合って贈ってもOK。ただし、5,000円、1万円など、きりのいい金額になるように要調整。
(例)1人3,000円を4人で出し合う場合は、贈る金額が1万5,000円になるように調整。
ママ・パパになった人と仕事関係の人が贈る場合の相場
同じ職場に勤めていたり、仕事上のおつき合いがある人の場合は、現金もしくは商品券を贈るケースが多数派。会社やその部署などによっては、1人当たりの額を一律で決めている場合や、有志が出し合い、合算して贈ることもあるようです。周囲の意見や決まり事などにも目を向けるといいでしょう。
■ママ・パパとの関係性:職場の同僚・同期
金額相場:3000円~
注意点:
・一定額ずつ数人と出し合う場合は1人1,000円~。きりのいい金額になるように要調整。
(例) 1人1,000円を7人で出し合う場合は、贈る金額は1万円になるように調整。
・仕事関係の人が贈る場合は、現金もしくは商品券を贈るケースがほとんど。
・職場によっては、1人当たりの金額を決めているケースもあるので、要確認。
■ママ・パパとの関係性:職場の上司
金額相場:5,000円~
注意点:
・会社によっては、慶弔にかかわることは担当部署が取り計らうこともあるので、要確認。
・出身校が同じで個人的おつき合いがある、親しいことから媒酌人を務めたなどの関係であれば、1万円程度を目安にすると◎。
・お中元やお歳暮をもらっている関係であれば、その相当額よりも少し高めに設定すると安心。
■ママ・パパとの関係性:職場の部下
金額相場:3,000円~
注意点:
・一定額ずつ数人と出し合う場合は1人1,000円~。きりのいい金額になるように要調整。
(例) 1人3,000円を8人で出し合う場合は、贈る金額は2万円もしくは3万円になるように調整。
■ママ・パパとの関係性:取引先の社員
金額相場:非常に親しい友好関係があれば3,000円~
注意点:
・なしでもOK。
・個人的おつき合いがあれば贈ってOK
■ママ・パパとの関係性:取引先の役員
金額相場:会社社長名義で贈る場合であれば10,000円~
注意点:
・個人で贈るケースは稀。
・会社として贈る場合は、社内で要検討。
ママ・パパになった人と知り合いの人が贈る場合の相場
近所づき合いや趣味などを通じたおつき合いの関係だと、挨拶程度の間柄であることもしばしば。「贈る」「贈らない」で迷う人も多いことでしょう。町内会やグループ、サークルなどによっては、お付き合いのルールを設けているケースも。周囲の人との調和も考えて対応するのがおすすめです。
■ママ・パパとの関係性:近所の住人
金額相場:非常に親しい友好関係があれば3,000円〜
注意点:
・なしでもOK。
■ママ・パパとの関係性:同じ社宅の住人
金額相場:社宅の慶弔規約に準ずる
注意点:
・非常に親しい友好関係があれば、社宅としてのお祝い以外に贈ってもOK。
■ママ・パパとの関係性:同じお稽古の仲間
金額相場:親しい友好関係があれば1,000円〜
注意点:
・なしでもOK。
・現金もしくは商品券より、品物を贈るケースが多い。
・一定額ずつ数人と出し合って現金もしくは商品券、品物を贈ってもOK。この場合、きりのいい金額になるように要調整。
(例)1人500円を8人で出し合う場合は、贈る金額が5,000円になるように調整。
赤ちゃんが双子もしくは三つ子の場合の相場
誕生した赤ちゃんが双子ちゃんや三つ子ちゃんの場合の出産祝い相場は、赤ちゃんのママとの関係で贈るので、1人のときと同じ相場でいいでしょう。でも、予算に余裕があるのならば、多めに現金や商品券を贈ってもいいですが、きょうだいおそろいの品物を贈るのがおすすめです。
“失敗しない!”“恥をかかない”出産祝いの基礎知識 マナー編
もともと出産祝いは、ママ方の実家が赤ちゃんのお祝い着などを贈るのがしきたりでした。でも、最近では、友人・知人などもお祝いするのが一般的な風潮。とはいえ、「出産祝いのマナーってよくわからない…」という人も結構多いんです。ここでは、明日、出産祝いを贈ることになっても困らないマナーのコツを総ざらいします。
出産祝いを贈る最適な時期は?
生まれた赤ちゃんのママ・パパと親戚関係にあるか、ないかで贈る時期は違いますが、基本的には、※お七夜を過ぎてから贈ります。なぜなら、万が一、赤ちゃんに何か起こったとき、悲しい思い出になってしまうからです。しかし親族がベビー寝具やチャイルドシートなど、産後すぐに使う品物を贈る場合は、出産前に贈ってもよいでしょう。現金や商品券などを贈るのであれば、お産入院中から産後1カ月以内に渡します。
親戚関係にない人は、赤ちゃんとママが退院して、※お七夜が済んだころから産後1カ月以内に贈るのがマナー。贈るときは、赤ちゃんの元気な様子を確認してからが安心です。お産入院中のお見舞いは短時間にし、親近者以外は遠慮しましょう。退院後のママは、不慣れな育児で寝不足続きのことも。産後のトラブルをかかえていることもあるので、訪問するなら長居は避けて。ママの承諾があれば、ひとまずお祝いの気持ちを伝え、産後1カ月以降にお祝いを自宅や里帰り先に届けてもいいでしょう。
2人目や3人目の出産報告は、年賀状などで知らせるケースも多いです。出産から数カ月経っていても、お祝いする気持ちがあるなら贈りましょう。1才の誕生日のお祝いとして贈ってもOK。
※お七夜…平安時代から続く伝統行事。赤ちゃんの誕生から数えて7日目の夜を節目に、赤ちゃんの名前を書いた命名書を神棚などに貼り、健やかな成長と命名を祝う一席のこと。現代では、親近者のみで行うことが多く、赤ちゃん命名を披露する「命名式」も行うのが一般的)
出産祝いを贈るときの礼儀は?
出産祝いで贈るものは、品物、現金もしくは商品券が基本です。品物であれば、ギフト用に包装してもらい、のし紙をつけます。百貨店などで用意すると手間がかかりません。出産祝い専用のギフトカタログやギフトショップ、ネット通販を利用する手も。現金の場合は、祝儀袋に入れます。それでは、“どのようなもの”を“どんなふうに”贈るといいのか、具体的に見て行きましょう。生まれた赤ちゃんのママ・パパとの間柄や、予算などを踏まえてチェックして!
品物を贈るときの心構え
●対象者:親族
ママやパパと親戚関係にある人が品物を贈る場合は、産後すぐに使うものを中心に、生まれた赤ちゃんのママに相談してから贈りましょう。産後の育児がスムーズに進みます。とくにママ方とパパ方の両親は、贈り物が重複しないように注意を。妊娠中に話し合い、出産前に贈ってOKです。ママ方やパパ方の両親からは、ベビーベッドやベビー布団などの寝具類、お宮参りで着用するセレモニードレス、チャイルドシートなどを贈るケースが多いです。きょうだい関係などからは、抱っこひもやマザーズバッグなどをもらった、という話しをよく聞きます。品物を贈るときは、のし紙をつけるのが基本ですが、双方で承諾済みの場合などはなくてもいいでしょう。
●対象者:友人、知人
いくつあっても困らない、ブランケットやソックスなどの小物類、おもちゃ、絵本などを贈るのが無難なようです。ベビー服など、赤ちゃんが身に着けるものは、その子のサイズや着る季節、ママの趣味なども十分に考えたセレクトが必須。できる限り、ママに好みのブランドやデザイン、サイズなどを聞いた上で贈ることが望ましいです。サイズがわからない場合は、贈る時期の赤ちゃんよりも少し大きめの70㎝や80㎝を選ぶのが主流です。最近は、紙おむつやおしりふきなどの消耗品を贈る人も増えています。ただし、新生児用の紙おむつは、赤ちゃんによっては生後2~3週間でサイズアウトすることも。サイズ選びは注意が必要です。マザーズバッグや小物入れポーチ、育児書など、ママが使うものを贈っても喜ばれます。贈る品物には、基本的にのし紙をつけますが、親しい間柄であれば割愛してもいいでしょう。
出産祝い基本ののし紙例
◆水引きは蝶結び
◆表書きは「御祝」「御出産祝」「ご出産御祝」など
◆のし袋下段は贈る人のフルネームを記入。連名の場合は3人まで。それ以上は「○○外一同」と記入し、贈る人全員のフルネームを明記した紙を添える。
現金を贈るときの心構え
対象者:親族、友人、知人などすべて
のし袋の水引きは白赤の蝶結び、表書きは「御祝」などのものを選びます。商品券を贈る場合も同様です。前述の出産祝いの相場を参考に、のし袋の中にセットされた封筒(中包み)に現金を入れたら開いたのし袋の中央に置き、左→右の順で折ったら、下側を上側にかぶせます。
◆水引きは蝶結び
◆表書きは「御祝」「御出産祝」「ご出産御祝」、または、贈りたいものに「料」をつけて「玩具料」「洋服料」「離乳食器料」など
◆のし袋下段はフルネームを記入。数人連名の場合は「○○一同」と記入し、贈る人全員のフルネームを明記した紙を同封。
◆のし袋の中にある封筒(中包み)に現金を入れる
「のし袋は少し堅苦しいかな…」と思うようなら、赤ちゃんグッズのモチーフやキャラクターが描かれたものなど、かわいらしいタイプを選んでもOK。中には、メッセージカードがついたものもあるので、探してみるといいでしょう。のし紙の代わりに包装してリボンをかけても◎。
出産祝いはお返しすることもマナー
産後しばらくは、授乳やおむつ替えなど、赤ちゃんのお世話で忙しい日が続きますが、出産祝いをいただいた側は、赤ちゃんの生後30日を目安にお返しするのもマナー。いただいた金額の半額程度を目安に、いただいた全員に贈ります。赤飯や鰹節などの縁起のいいもの、海苔、石鹸、タオルなどの実用品を選ぶ人が多いようです。昔は、出産祝いを「もらう・もらわない」にかかわらず、出産の報告と挨拶を兼ねて、お世話に「なった人・なる人」を自宅でもてなしていました。それが、本来の内祝いです。それが、現代ではお返しをするようになったのです。そのため、お祝いをいただいていない人にも贈ってOK。お菓子などを持参し、「子どもが生まれました。今後お世話になります。よろしくお願いします」と、挨拶することもステキな計らいでしょう。ただし、相手の負担にならないように配慮して。
出産祝いのお返し基本ののし紙例
◆水引きは蝶結び
◆表書きは「内祝」。下段は赤ちゃんの名前を記入
マナーのコツおさらい
(1)親族が現金や商品券を贈る場合は、お産入院中から産後1カ月以内に渡す
(2)親族がベビー寝具などの産後すぐに使う品物を贈る場合は、出産前に渡す
(3)親近者以外のお産入院中のお見舞いは、基本的に遠慮する
(4)親近者のお産入院中のお見舞いは、短時間で切り上げる
(5)親族以外が出産祝いを贈る時期は、赤ちゃん誕生後1週間から産後1カ月以内
(6)すぐにお祝いできない場合は、お祝いの気持ちを祝電などで伝え、産後1カ月以降にお祝いを手渡してもOK
(7)好みやサイズなど個人差がある品物(衣類など)を贈る場合は、事前に相談する
(8)品物を贈る場合はのし紙をつけるか、のし紙の代わりにリボン包装でもよい
(9)現金を贈る場合は祝儀袋に入れる
赤ちゃんも喜ぶ出産祝いランキングTOP10 男女混合編
ママの好みがわからなかったり、何がいいか聞きづらいと、お祝い選びは四苦八苦。ここでは、「たまごクラブ」「ひよこクラブ」の読者取材で実感した、もらって嬉しかった出産祝いをランキング付けしました。たくさんあっても困らないものが助かるみたい。赤ちゃんの男女にかかわらず、迷ったときの参考にしてくださいね。
1位 ブランケット
就寝時の体温調節だけでなく、おくるみとして、外出先でのおむつ替えシートとしても使えるから、何枚あっても困らないと、ママたち絶賛のアイテム。春夏生まれの子には「エイデンアンドアネイ」などの薄手タイプが喜ばれるようです。自分買いするには少々高額な「カシウェア」や「ジェラートピケ」などの、モコモコ素材は不動の人気。
2位 身長計つきバスタオル
赤ちゃんの湯上がりは、大人用のバスタオルでも十分代用できますが、正方形で身長計つきの赤ちゃん専用タオルは、「全身を一度にふけて便利!」というママの声を多く耳にします。さらに、タオルの上に赤ちゃんを寝かせて写真を撮れば、成長記録にも❤。インスタ映えするものなら、喜ばれること間違いなし!
3位 フォトフレーム
愛らしい表情のわが子のベストショットは、リビングなどにたくさん飾りたくなるのが親心。フォトフレームは、ママ・パパの好みに関係なく、とても喜ばれる逸品です。シンプルなデザインのものなら、どんなインテリアにも合うのでおすすめ!
4位 木製おもちゃ
滑らかな感触で赤ちゃんにやさしい木のおもちゃは「いただきものでもらって、うちの子のお気に入り!」と話すママによく出会います。赤ちゃんの遊び方次第で楽しみ方が何通りにもなるおもちゃは、赤ちゃんの脳を刺激し、成長もサポート。
5位 絵本
最近はスマホの絵本アプリが充実し、「絵本の読み聞かせはスマホで」というママもいますが、長年愛され続けるロングセラー絵本は、親子のコミュニケーションを円滑にする、最高のツール。赤ちゃんが自分でページをめくれるようになると、手指の発達にもつながります。テーマが違うものを何冊かチョイスして贈ってみては?
6位 おしりふき
生後まもなくは、おむつ替えが頻回で、おしりふきはどんどん使うから助かると語るママ多数。とくに口コミで人気なのは、厚手で大判サイズのもの。1枚で赤ちゃんのおしりをすっきりふけるから、お世話しやすいようです。いろいろなメーカーのものを試すママも多いので、何種類かをセットで贈っても喜ぶかも。紙おむつもお祝い品として高評価!
7位 赤ちゃん用食器
上質な陶磁器は、赤ちゃんが大きくなっても劣化せずに使える上、赤ちゃんが食器を大事に扱うきっかけにもなるみたい。軽量で落としても割れないプラスチック製の食器は、離乳食用に自分で買うママが多いので、少々高額な陶製はお祝いにぴったり。赤ちゃんの名前入りも喜ばれます。
8位 ベビーソックス・食事エプロン
赤ちゃんは素足が基本ですが、お出かけするときはソックスを履かせることが多いです。そのため、ファッションのアクセントにもなるソックスはママも重宝します。赤ちゃんの外出は、生後3カ月ごろから増え始めます。秋冬は足元が冷えやすいので、素材違いなどで何足か選んで贈っても。サイズは生後6カ月で9~12cm、1才で11~13cmが目安です。
生後5~6カ月から、離乳食が始まる赤ちゃんがほとんど。不慣れなうちは上手に食べられないため、服を汚すことは日常茶飯事です。また、成長とともに自分で食べたがり、服がべちゃべちゃなんていうこともあるので、食事エプロンなどは何枚あっても助かる“神”アイテムです。
9位 ギフトカタログ
時間があるときに好きなものを選べるギフトカタログは、「選ぶときに、育児の息抜きになって楽しい~」とママに好評。赤ちゃんグッズ専用のカタログもありますが、ママ・パパ向けのものを贈ってもいいでしょう。
10位 アマゾンギフト券
多くのママは必要な赤ちゃんグッズをネット注文しているのが現状。育児や家事の合間にスマホなどで手軽に選べてとても便利なようです。アマゾンのギフト券は、さまざまなプレゼント用パッケージがそろっていて、見た目もおしゃれなものがいっぱい。タオルハンカチなどを添えて贈れば、素っ気なさが解消できます。
赤ちゃんも喜ぶ出産祝いランキングTOP5 男の子編
できれば、赤ちゃんの性別に合ったお祝い品を贈りたいもの。ここでは、男の子にふさわしい、出産祝いベスト5を一挙公開。女の子に比べて男の子は、活発な子が多く、視覚に訴えてくるものに興味を示しがち。そんな特徴を持つ男の子には、自分なりの遊びに発展したり、長く使える上質なもの、おしゃれなものが喜ばれているようです。
1位 木製の動くおもちゃ
自分で動かせるようになると、道に見立てたものの上で動かしたり、つなげて走らせるなど、遊び方がどんどん広がる車のおもちゃは定番ギフト。大きくなってもずっと遊べる点も◎。口に入れることもあるので、木製で着色料不使用のものは、「もらってうれしい」と好評です。
2位 フードつきバスポンチョ
ずりばいやはいはいなど、動きが活発になり出すと、元気な男の子のおふろ上がりは体をふくのもひと苦労。頭をすっぽり覆う、フードつきのポンチョは、「羽織らせるだけで全身が一気にふけて助かる!」という声が多いアイテム。前がボタン留めできるものは、動いてもはだけにくく、活発男子にぴったり。赤ちゃんのケアに忙しく、ママは自分の着替えもままなりません。サッと羽織れる大人用のバスローブも喜ばれます。
3位 おしゃれスタイ
男の子ファッションを引き立てるおしゃれな小物は、ママのテンションも上がると好印象。つけるだけで、着ている服がよりおしゃれに見えるスタイは、「インスタ映えする~」「何枚でもほしい」という意見をよく聞きます。
4位 オリジナル絵本
赤ちゃんの写真を貼っていくと、わが子オリジナルの絵本のようになるアルバムは、ママと赤ちゃんのコミュニケーションを密に。ママのペースで作れるので、育児の息抜きにもなると好評です。
5位 ベビーカー用おもちゃ
ベビーカーやチャイルドシートに座りたがらない男の子の気をそらすのに大活躍のおもちゃ。音が鳴ったり、ゆらゆら揺れるので、赤ちゃんが釘付けに。外出がラクになると絶賛のグッズ。男の子の目を引くビビッドカラーも◎。ベビーベッドにも取り付けできるので、あらゆるシーンで役立ちます。
赤ちゃんも喜ぶ出産祝いランキングTOP5 女の子編
ママとのコミュニケーションを大切にし、共感力が高い女の子には、ママがたくさん話しかけるきっかけとなるものがいいでしょう。五感を刺激するアイテムや、感性を育てるキレイな音や色が楽しめるものも「もらってうれしい」ギフトのよう。上質で見た目がキュートかどうかもポイントに。
1位 オーガニックコットンぬいぐるみ
肌触りがよく、デリケート肌の赤ちゃんにも安心なオーガニックコットン製のぬいぐるみは、ママが持って赤ちゃんに語りかけたり、赤ちゃんがその感触を楽しむなど、さまざまな遊び方ができて◎。洗えるものなら、清潔も保てて安心です。赤ちゃんが持てるくらいの大きさ&軽さをセレクトして。
2位 ラトル
清らかなやさしい音の響きは、赤ちゃんの五感を刺激するだけでなく、大人も癒されると評判のメキシコ製のラトル。赤ちゃんもママも穏やかな気持ちに。洗練されたデザインで、使わなくなったらキーホルダーとしても使えます。
3位 おしゃれエプロン
身に着けるだけでお姫様みたいに変身するエプロンは、デイリー使いするには可愛すぎると話題の逸品。「自分で買うには少し手が届かないけど、いただいたらとても嬉しい」とママたちが口をそろえて言う、魅惑のアイテムは、喜ばれることひとしおです。
4位 自然素材の食事プレート
竹製や木製の食器は、やさしい手触りと温かみが魅力。感性が豊かな女の子は、自然素材のギフトが好相性です。離乳食が始まると、遊び食べや好き嫌いなどが出てくる子も。楽しい形の食器なら、食事の時間も楽しく過ごせそう。赤ちゃんはご機嫌に、ママは食べてくれて嬉しい気持ちに。名入れサービスがあれば、利用しても。
5位 木製おもちゃ
赤ちゃんも喜ぶ出産祝いランキングTOP5 2人目&3人目編
上の子のお下がりを2人目や3人目に使うケースが主流なので、できればママに必要なものを聞いてから選んで! 上の子育児もあって、ママは忙しいことがほとんどなので、ママを助けるものや、きょうだい1人1人を大事に思うアイテムがおすすめ。では、2人目・3人目の出産祝いで人気のアイテムを見ていきましょう。
1位 オリジナル写真アルバム
第一子はたくさん写真を撮る家庭が多いものの、第二子以降は、2人の育児で忙しく、つい写真を撮り損ねてしまうことが多いのが実情。2人目や3人目の赤ちゃんだけのアルバムは、写真をたくさん撮れるきっかけに。ママの手に収まりやすいサイズなら、息抜き時間に眺める癒しグッズにもなります。
2位 名入れ食器
成長するにつれ、「これは自分の食器」とわかるから、愛着が湧いて大事にするし、食べる意欲も出てきてありがたい」という多くのママの意見からチョイス。高額なものが多いので、お祝いでいただくと助かるという声もよく聞くアイテムです。
3位 ベビー服
上の子との年の差がそれほどなかったり、きょうだいの性別が同じだと、服はほとんどお下がりが一般的。だからこそ、2人目や3人目には新しい服を着せたいとママは思うようです。サイズや好みのデザインなどを、ママに聞いてから選ぶと◎。
4位 スリーパー
上の子育児もあるから、2人目や3人目育児は十分に手をかけられないのがママの本音。夜中に布団の掛け直しを気にしなくて済むスリーパーは、寝冷えしにくくて安心のようです。どのママも、通気性のいいガーゼ素材は、使いやすいと太鼓判を押します。
5位 寝かしつけ便利アイテム
リラックスする音楽や、天井いっぱいにキレイな夢の世界が投影される「おやすみホームシアター」は、きょうだい一緒に寝かしつけができる、ママのお助けグッズ。寝かしつけの時間を習慣づけするツールとしてもロングセラー商品です。
6位 絵本
「きょうだいがいるなら、持っているのでは?」と思いがちですが、いい絵本ほど、赤ちゃんは興味を示してなめたり破いたりしてボロボロに…。2人目や3人目の赤ちゃん用として、何冊かまとめて贈ると喜ばれます。
7位 ベビージム
ほとんどの赤ちゃんを釘付けすると言っても過言ではない、「6WAYジムにへんしんメリー」は、その子の成長やシーンに合わせて6通りに使えるスグレモノ。上の子のお世話をしているときは、下の子をジムで遊ばせるとスムーズに進むようです。贈って役立つこと間違いなし!
8位 ブランケット
赤ちゃんは汗っかきで、おむつ替えなどで汚してしまうことも多いので、洗濯も頻回。そのため、上の子で使っていたものは劣化していることもしばしば。ブランケットは第二子以降も喜ばれるお祝い品です。お昼寝のときや、外出先での体温調節など、いろいろなシーンで使えるため、何枚あっても困らないマストアイテム。素材選びで迷うときは、ガーゼや綿がいちおし。
9位 着ぐるみ
それほど着る機会がない分、ママは自分で買うタイミングを失いがちな着ぐるみ。「いただくとありがたい」と語るママが多数派です。干支やハローウィンなどをモチーフにしたものもあるので、リクエストを聞いて贈ってもいいですね。ただし、秋冬に活躍するアイテムなので、生まれ月や着る時期を考えてサイズ選びは慎重に!
10位 バウンサー
ママ1人で上の子と下の子をおふろに入れるときなどに活躍するのがこのバウンサー。上の子を洗っている間、下の子に待ってもらうときに役立ちます。赤ちゃん自身の体重でやさしくゆらゆら揺れるので、待っている間もグズリにくく1台あると安心のグッズ。コンパクトにたためるものは、収納場所をとらず、喜ばれます。
「使わなかった」「これはいらないかも…」ママが語る“もらって困った”出産祝いエピソード
「気持ちはとても嬉しいけれど、正直もらって困った…」お祝いする側がいちばん気になるこのフレーズ、ママから聞くことが多いんです。でも、ポイントをつかめば大丈夫! ここでは、“もらって困った”出産祝いにまつわるエピソードをウィメンズパークに寄せられた体験談から紹介します。
もらって困った!
ケース1 サイズが合わない
もらったもの 120㎝の洋服
女の子を出産して、ママ友からお祝いをいただきました。自宅に帰って中身を見たら80㎝のロンパースと120㎝のかわいい服が(^^)。今回2人目出産ですが、上の4才のお兄ちゃんでさえ110㎝を着ているのに、下の子が120㎝を着るのは5年後?と思ってしまいました。大きめサイズは成長に合わせて使えていいけれど、あまりにもサイズが合わないものは、どうかな?
ケース2 自分の趣味の押しつけ
もらったもの キャラクターのぬいぐるみ
第一子を出産したとき、私の小学校時代からの友人がくれた出産祝いにモヤモヤ…。リラックマのぬいぐるみを3体もらったのですが、これって常識的な贈り物でしょうか? 友人が好きなキャラだったらしく、添えられた手紙に「私の趣味」と書かれていたんです。お祝いしてくれるのは嬉しいけれど、出産祝いに自分の趣味を一方的に送りつけてこられると少々困惑。
ケース3 パッケージがボロボロ
もらったもの スニーカー
お祝いは何よりもその気持ちが大切だけど、友人夫婦からいただいた出産祝いは、アウトレットで買ったスニーカー。アウトレットだからか、デザインは古く、箱は角などがへこんでいてボロボロ…。ギフト包装もなく、箱はむき出し。アウトレット店の袋に入った状態で届きました。コレってお祝いとしてどうなんでしょうね?
その4 好みが合わない
もらったもの 名前入りリュックサック
主人の同僚からいただいたお祝いは、娘の名前が“ドーン”と入ったリュックサックでした。今、流行っているみたいだし、「かわいい!」という方もいらっしゃると思うのですが、ひと言聞いて欲しかった~。趣味に合わない服なら、申し訳ないけどフリマアプリなどに出品できるけれど、名前入りのものはどうしたらいいものか…。「忙しいだろうから品物の要望を聞くと悪い」と遠慮してくれていると思うのだけど、聞いてもらえたほうがありがたいかな~。
ケース5 収納場所をとる
もらったもの 室内乗り物
子どもが室内で乗って遊ぶおもちゃをもらいました。もらったときは、「かわいい~。大きくなったら遊べる~」と喜んだのですが…。実際は、紙おむつのストックやらベビーベッドやらで狭い部屋はより狭くなっている。そこに子ども用の乗り物がある。こうなると、身動きが取りにくく、イライラモードに。今は、実家に預かってもらっています。
筆者のコメント
サイズや趣味が合わないもの、新品だけどお祝い品としては不釣り合いなもの、かさばるものは、ママにひと声かけてから用意するのがいいみたい。お祝いする気持ちを持つことがいちばん大切ではありますが、常識の範囲で、相手の立場に立った品物選びをするといいのかもしれませんね。
まとめ
出産祝いは、赤ちゃんの誕生を心から祝う姿勢がもっとも重要ですよね。でも、その気持ちの赴くのまま、あまり考えずにお祝いを贈ると、赤ちゃんのママやパパが気を遣ったり、気持ちの行き違いが出て「もらって困った…」なんていうことも。以下のポイントを心に留めて、「もらって嬉しい❤」お祝いをしましょうね。
出産祝いを贈る人が絶対注意したい8つのポイント
ポイント1 予算は相場を目安に、ママやパパが負担に感じない額&無理のない額にする
ポイント2 好みが分かれるものやかさばるものを贈るときは、できる限りママの意見を聞く
ポイント3 品物選びは、「自分では買わないけどもらうと嬉しい」を基準に。『おしゃれ』『いくつあってもいい』『上質』をキーワードに探す
ポイント4 出産祝いを贈る時期が過ぎたら、生後6カ月のハーフバースデーや、1才の初誕生日などに贈り物をしてもOK
ポイント5 育児を頑張るママに向けて品物を贈っても喜ばれる
ポイント6 ギフトカードなどの贈り物には、ハンカチなどを添えるとハートフルになる
ポイント7 選ぶときに迷ったら、近くの現役ママに助言を求める
ポイント8 2人目・3人目の出産祝いは、できる限りママの意見を聞くか、いくつあっても困らないものを選ぶ
(取材・文/茶畑美治子・たまひよ編集部)
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