2人目育児中!料理家・森崎友紀 野菜のテッパン離乳食レシピ
夏野菜がおいしい季節。豊富なビタミンが含まれている野菜は、体の調子を整えるのに役立ち、赤ちゃんの成長にも欠かせません。ビタミンは人の体の中ではほとんどつくることができないので、離乳食からしっかりとる必要があるのです。管理栄養士の森崎友紀さんに、自身のお子さんの離乳食についてと、よく食べたメニューを教えてもらいました。
子どもによって好みや食べっぷりはそれぞれ。その違いも楽しいです
下の子は8カ月で離乳中期ぐらいの段階です。上の子が離乳食を食べていたときは、新しい食材にかなり慎重なタイプで、食べるのに時間がかかっていましたが、下の子は上の子の食べる様子を見ているからか、なんでもよく食べます。好きな野菜も上の子と下の子で違ったりするので、とても興味深いです!
野菜は調理法で食感や味が変わります。同じ野菜でもゆでる、煮る、炒める、生のままなどいろいろ試してみることで、食べてくれるようになり、その子の好みもわかるかもしれません。楽しみながら工夫してみてくださいね。
森崎さんちの「うちの子がよく食べた」テッパン離乳食 Recipe3
森崎さん自身がお子さんに作っていたレシピを紹介してもらいました。
離乳中期(7~8カ月ごろ)~離乳後期(9~11カ月ごろ)向き「里いものお焼き」
森崎さんコメント
やわらかくて食べやすいです。離乳中期にはママがちぎって少しずつ食べさせて。離乳後期には手づかみ食べの練習にも。
●材料
里いも…3 0 0 g
片栗粉… 大さじ2
●作り方
①里いもは耐熱容器に入れ、電子レンジで加熱し、フォークでつぶす。
②①に片栗粉を入れてまとめ、成形してフッ素樹脂加工のフライパンで両面を焼く。
離乳後期(9~11カ月ごろ)向き 「かぶと卵のかき玉スープ」
森崎さんコメント
おかゆにかければどんぶりにもなります。多めに作ってストックすれば味変させながらいろいろと活用できますよ。
●材料
かぶ(葉も合わせて)…2 0g
トマト…2 0g
溶き卵…½個分
だし汁・水溶き片栗粉・青のり…各適宜
●作り方
①かぶ、トマトは5 ㎜の角切りにする。
②小鍋に①、だし汁を入れ、やわらかく煮る。
③②に水溶き片栗粉を加えてとろみをつけ、溶き卵を回し入れて軽く混ぜてしっかり火を通す。器に盛り青のりをのせる。
離乳完了期(1才~1才6カ月ごろ)向き「きのことツナの鍋炊きごはん」
森崎さんコメント
上の子は食欲がないときは、味つきごはんだと食べることが多かったです。鍋で簡単に炊けますよ。
●材料
しめじ …10 0 g
にんじん… ½本
ツナ(水煮缶)… 1缶
米…2合
A[みりん・薄口しょうゆ…各大さじ1、だし汁…2カップ]
●作り方
①米はといで水に3 0 分浸し、ざるに上げる。
②しめじ、にんじんは1㎝の角切りにする。
③厚手の鍋に、①、②、A、ツナを入れ、沸騰したらふたをして弱火で12分炊き、火を止めて15分蒸らす。
野菜が好きな子に育ってほしいと考えているママ・パパは多いのではないでしょうか。野菜は離乳初期(5~6カ月ごろ)から食べてOKな食材が多いので、いろいろな調理法で食べさせてあげたいですね。
ひよこクラブ2019年9月号では森崎友紀さん監修の「野菜が好きになる3STEP離乳食」のとじ込み付録があります。12種類の野菜の離乳食レシピを離乳時期別に紹介していますので、(取材・文/本間勇気、ひよこクラブ編集部)