1歳からの生活習慣づけが、子どもの将来を決める! 歯磨き・食事・あいさつ・トイレ・お片づけの教え方
生活習慣ができるようになるということは自立への第一歩ですが、実はそのベース作りは、イヤイヤ期が本格化する前の1歳からが適しています。
1歳代の生活習慣づけポイントについて紹介します。
1歳からスタートしたい! 5つの生活習慣の教え方
生活習慣が身についている子は、大人に言われなくても、自ら主体的に物事に取り組む傾向が強いことがわかっています。
自立を促すには、1歳から意識して生活習慣をつけていくことが大切! 家庭でできる、習慣づけのポイントを紹介します。
【歯磨きの生活習慣づけのpoint】
歯が増える時期は、むし歯を防ぐために仕上げ磨きをしっかりとしつつも、1歳後半からは、決まったタイミングで自分から歯磨きをする習慣づけをめざしましょう。ポイントは、歯磨きの絵本を読み聞かせたり、お人形に歯磨きをする様子などを子どもに見せて、歯磨きを身近に感じられるようにすることです。
【食事の生活習慣づけのpoint】
1歳は食事の途中で飽きてしまったり、
ママ・パパに「食べさせて~」とねだったりする子が多いもの。自分で食べる習慣をつけるには、まねっこ遊びが効果的! 人形遊びなどを通して、楽しい雰囲気の中で食べさせる経験を繰り返すと、自然と自分で食べるようになります。
【あいさつの生活習慣づけのpoint】
言葉が出てくる前の1歳でもあいさつの生活習慣づけは重要です。ぺこっとおじぎをしたり、「はーい」と手を挙げてお返事などにチャレンジを。 パペットを使いながら「こんにちは」「はーい」などのやりとりをするのも、1歳のまねっこ心を刺激して、しだいにあいさつができるようになります。
【トイレの生活習慣づけのpoint】
トイレの習慣づけは、大人の思う通りにはなかなかうまくいかないもの。1歳になったら無理のないステップで少しずつ準備をしましょう。まずはDVDや絵本を見ながら、トイレが何をする場所なのか、楽しみながら覚えられるようにしてあげましょう。園に通う場合は、園と一緒になって取り組んでいくことが大切です。
【お片づけの生活習慣づけpoint】
1歳は「やらなくてはいけない!」というようなルールはまだ理解できない時期です。そのため遊び感覚でお片付けに誘って習慣づけを。「お人形、お家に帰してあげようね」など声をかけながら、ママ・パパと一緒に片づけるとスムーズに取り組めます。
こんなときはどうしたいい? ママの気がかりを解決!
生活習慣を教えるときの、よくある悩みを解決します!
Qイヤイヤが始まったけれど、どんなふうに生活習慣を教えたらいい?
Aママ・パパが気負わず、楽しい雰囲気作りを心がけて
イヤイヤが始まると、ママ・パパがしてほしいことと、子どもの思いがくい違い、親子バトルになることも。しかし無理強いは逆効果! ママ・パパが気負っていると、その緊張が子どもに伝わってうまく進まないので、遊びの要素を取り入れるなど、楽しい雰囲気の中で生活習慣を教えてあげてましょう。
Q忙しくて、生活習慣を教える時間がないときは?
A遊びの中で、生活習慣に触れさせるだけで十分です
生活習慣を教えるといっても、ママ・パパが、子どものそばにずっとつきっきりで教える必要はありません。時間がないときは「全部でなく、ここまでやる」という区切りをつけてもOK。また特別な時間を作らなくても、いつもの遊びや読み聞かせを通して、生活習慣に慣れるようにしてもいいでしょう。
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子育ての最終目標は“子どもの自立”とよく言われますが、生活習慣を教えることは、その第一歩! 食事やお片づけなどは、ママ・パパがしてあげたほうが早いかも知れませんが、そこは少しガマン。1歳は好奇心旺盛で「自分でやりたい!」という意欲が育つ時期なので、子どものやる気の芽を伸ばしながら、「自分でできる」を1つずつ増やしてみませんか。(文・麻生珠恵)
取材協力/こどもちゃれんじ
*こどもちゃれんじのご案内を再編集したものです。