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忘れがち!1歳での予防接種、今いちど確認を・小児科医

日本の赤ちゃん女の子は窓から外
MJike/gettyimages

「1歳での予防接種、忘れていませんか?」ベテラン小児科医として赤ちゃん&家族に向き合い続けている太田先生。予防接種について、赤ちゃんのお世話についてなど、家族みんなでHappyになるために、知っていてほしい育児の最新情報を発信します。今回は1歳での接種についてがテーマです。「予防接種で赤ちゃんを守りたい!小児科医・太田先生からママ・パパへ、今伝えたいこと」#7

関連:赤ちゃんだけじゃなく大人も!ガン予防にもなるB型肝炎ほか、4つのワクチンとは

1歳はワクチン接種の第2の山場と心得るべし!

現在0歳代では、B型肝炎、ロタウイルス、ヒブ、小児用肺炎球菌、四種混合、BCGの6種類のワクチンを15回か16回接種しています。(日本脳炎流行地域では生後6カ月からワクチン接種もおすすめです)
たった10数年前までは、三種混合とBCGと経口ポリオだけが定期接種だったことを考えると隔世の感があります。
しかもそのころは一度に一本の接種だけで済んでいました。ですが今は同時接種が主流となっています。接種部位も腕だけでなく、両足の大腿(太もも)外側を利用する医師も増えてきました。
さて、0歳児が成長しよちよち歩きができる子も出てくる1歳を迎えると、またワクチン接種をする時期です。ヒブ、小児用肺炎球菌の追加接種があり、初めての麻疹・風疹混合のMRワクチン、水痘(水ぼうそう)ワクチン、おたふくかぜ(ムンプスワクチン)の三種類が新たに加わります。さらに四種混合は三回目から6カ月経っていれば追加接種も可能。最多で6本を同時接種をしているクリニックもあるようです。
ちなみに、当院での接種方法は、左の太ももに3本(MR、ヒブ、水痘)、右の太ももに2本(肺炎球菌、おたふくかぜ)接種しています。

詳しく説明しますね。

ヒブと小児用肺炎球菌ワクチンの追加接種を忘れないで!

【ヒブと小児用肺炎球菌】
この2種類のワクチンは、0歳代に打った初回3回だけでは長期の免疫が維持できないので、4回目の接種が必要です。3回目から1年経つと一部の人の免疫は感染予防レベル以下になるので必ず必要です。

感染力が強いものも。積極的な接種を!

【MR(麻疹・風疹)、水痘、おたふくかぜ】
この4種類は生ワクチンで初めての接種です。現在風疹が流行っており、発症の報告の大半は成人ですが、まだワクチンを接種していない0歳児は感染リスクが高いので、1歳になったら早々に接種しましょう。
麻疹も一部地域では患者さんが出ています。誕生日を迎えたら早々に接種を。麻疹は空気感染するので、どこで感染するかわからない怖い病気です。

水痘(水ぼうそう)は2回接種します。1回目から3カ月以上開けば2回目の接種が可能。4月に保育園に入るお子さんなら最短期間での接種が安心です。
水痘が定期接種になって5年目になります。もう1年経てば就学前の集団生活での流行はなくなるでしょう。その代わりまだ未接種者の多い小学校での流行が危惧されます。実際去年も今年も各地の小学校で集団発生の報告が相次いでいます。小学生になると親が子どもの肌を見る機会が減ってきて、発疹が出ているのに気づくことが遅れる傾向があり、患者が見つかった時にはすでに何人も感染している状態になっていることもあり悩ましい現状があります。
おたふくかぜだけはまだ任意接種ですが、罹患中に難聴を併発するリスクがあります。その頻度は約1,000人に1人くらいと、従来思われていたより高い比率です。お金を払ってでも接種してほしいワクチンですが、早く定期接種の対象になることが望まれるワクチンです。


監修・文:太田文夫先生 おおた小児科院長 (構成/ひよこクラブ編集部)

太田文夫先生(おおた小児科院長)

ワクチンで防げる感染症から子どもを守りたい小児科医。B級グルメめぐりが趣味。広島生まれのカープファン。NPO法人VPDを知って、子どもを守ろうの会副理事長

関連:麻疹で脳炎、おたふく風邪で難聴、赤ちゃんの死・・。防げる病気で苦しむ親を診続けた、ある小児科医の思い

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