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【新型コロナ】予防接種、緊急事態宣言中も延期はNG!小児科医が「受け方」を提案

アジアの新生児は下痢の疝痛症状から泣く
comzeal/gettyimages

「ひよこクラブ」の特集を長年監修している小児科医太田文夫先生より、育児中のママ・パパたちにメッセージをいただきました。「新型コロナウイルス感染症が猛威をふるっている時だからこそ、すでに導入されているワクチンは時期をずらさず接種を受けて、対象の病気にかかることを防いでおくことが大事だ」というのです。
ユニセフの「このまま新型ウイルスの流行が長引くと、非常に高い感染力がある麻疹(はしか)のアウトブレイク(大流行)が起きる恐れも出てくる」という発表も気になります。子育て中のママ・パパたちは、今何をすべきなのでしょうか。
先生の意見に耳を傾けてみましょう。

関連:【新型コロナ】不安に押しつぶされないで!「おかしいな?」と思ったらかかりつけ医に相談を・パパ小児科医

新型コロナウイルスにはワクチンがない

新型コロナウイルスが恐れられている一因に、ワクチンが存在しないことが挙げられています。ワクチンがあれば・・・と思うなら、今こそすでにワクチンが存在するVPD(ワクチンで防げる病気)の予防が済んでいるかを確かめておきましょう。これからワクチンデビューするお子さんや、まだ未接種ワクチンが残っているお子さんたちが安心して接種してもらうコツも伝えます。

ワクチン接種に病院に行くのが心配?

「新型コロナにかかりたくないのでワクチン接種日程を遅らせたい」という相談が増えています。せっかく接種する予定だったのを遅らせてしまうことでメリットがあるのでしょうか。いいえ、まったくありません。新型コロナの流行が予想できなかったように、どんな病気もいつ襲ってくるかわからないのです。ママ・パパの心配はわかりますが、お子さんにとっては守れるものは守っておかないと。麻疹(はしか)、ヒブ感染性、肺炎球菌感染症だって命を落とすことがある病気だからワクチンがあるのです。ワクチン接種が済んでいれば安心です。

予防接種外来は、感染リスクは低い!

厚生労働省が出している定期予防接種実施要領の予防接種の実施計画の中に、「接種医療機関において、予防接種の対象者が他の患者から感染を受けることのないよう、十分配慮すること。」という文言があります。多くのクリニックでは、この通知に従って 予防接種の時間を一般の診療時間と別に設けています。そういう施設なら予防接種の時間には体調の悪い人はいないので、人から病気をもらう可能性はかなり低いのです。

先ず予約をしましょう

先ずは、かかりつけのクリニックに電話して相談しましょう。何度かワクチンを受けたことのあるお子さんも、ワクチンデビューする2カ月になるお子さんも同じです。きっと、「接種はいつも通りにしています。安心してきてください。」と感染防御に配慮した来院日時を指定してくださるはずです。予防接種の時間帯には体調の悪い人はいないのです。ただし、約束した時間内に行くことは心がけてください。ふらっと直接行ってはいけません。

ワクチンが済んでいないと

新型コロナが流行り始めてからユニセフが、「はしか大流行の恐れ 新型ウイルスで1億人にワクチン接種できず」という情報を流しました。新型コロナウイルスの流行が長引くと、麻疹ワクチンを接種できない子が世界中で一億人以上になる可能性があるからです。
近年ワクチン接種率が下がって患者が増えている国も増えている中、さらに未接種者が増えると世界中で麻疹大流行が起きるかもしれません。せっかく麻疹排除ができたと認定されている日本でも再び流行が起きる危険が高まります。
そうならないためには国内のMRワクチン接種率が下がらないようにしておかなければいけません。これは1才での一期接種と年長の学年の二期接種のどちらにも言えること。目先の新型コロナウイルス流行に惑わされてはいけません。保育園や幼稚園が休みで、外出自粛が叫ばれていても、ワクチン接種は必要なのです。

すべてのワクチン接種を済ませておくと安心

こういう時期だからこそ、VPDに対応できるワクチンはすべて接種しておくと安心です。
今年10月から定期接種になるロタウイルスワクチン、まだ定期にはなっていないおたふくかぜワクチンも含めてです。2カ月になる子はロタウイルス、ヒブ、小児用肺炎球菌、B型肝炎のワクチンデビューを、1歳になった子はMR、水痘、おたふく風邪、ヒブの追加、小児用肺炎球菌の追加などを接種しましょう。何度も受診しないで済むように同時接種してもらうよう調整してもらいましょう。

こんなサイトも公開されています

私も運営に関わっている『NPO法人VPDを知って、子どもを守ろうの会』でも“新型コロナウイルス感染症と予防接種に関するQ&A”を公開しています。
 
この中からも、安心してワクチンを受けるための答えが見つかるかもしれません。

関連:【新型コロナ】赤ちゃんの感染報告! 今乳幼児の親はどうすればいい? パパ小児科医

新型コロナウイルスが早くVPDになることを願いながら、今は、打てるワクチンは待ったなしで接種時期を遅らせてはいけないという提案をしました。早く平穏な日々を取り戻すためにVPDにかからないようにして子どもの健康を守り、新型コロナウイルス対策に協力しましょう。

文/太田文夫先生  構成/ひよこクラブ編集部

太田文夫先生(おおた小児科・院長)

ワクチンで防げる感染症から子どもを守りたい小児科医。B級グルメめぐりが趣味。広島生まれのカープファン。NPO法人VPDを知って、子どもを守ろうの会副理事長。
※記事トップの画像はイメージです。

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