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赤ちゃん・子どものおもちゃ、遊び方も知っておけば子どもの力がグングン伸びる【専門家】

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母と彼女の子
violet-blue/gettyimages

暑さや感染症予防で、おうちで過ごす時間が増えた人も多いのではないでしょうか。そんななか、室内遊びを楽しく快適にしてくれるのがおもちゃです。
おもちゃ遊びの大切さ、選び方・遊び方のポイントを、専門家の明星大学・教育学部教育学科・教授 齋藤政子先生に聞きました。

赤ちゃんにとって、おもちゃ遊びはどうして大切なの?

おもちゃは、見る、聞く、触るといった赤ちゃんの五感を刺激して、はいはいやあんよ、手指の動きなどの体の運動発達、情緒や好奇心、創造力などの心の発達をうながしてくれます。

「赤ちゃんの遊び」で大切なことは、人や物など身近なものに対して、赤ちゃん自らが五感を使って夢中になることです。おもちゃは赤ちゃんにとって適度な刺激が得られるように工夫されているので、赤ちゃんの興味を誘ったり、夢中にさせてくれたりする役割が果たせるのです。

赤ちゃんのおもちゃ、どう選べばいい?

0~2才は、目、耳、手指、口など、体の感覚器官を使って、物を認識していく時期。見る、聞く、握る、なめる、つかむなど、感覚器官をたくさん使うおもちゃを選びましょう。

また、赤ちゃんの発達に合うおもちゃや、発達を誘うようなおもちゃを選ぶことも大切です。慣れ親しんだおもちゃでも、発達に合った遊び方に変えるだけで新しい刺激になります。

おもちゃを子どもに与えるときには、事故への注意が必要です。誤飲の可能性のある小さなものは避け、おもちゃに表示されている対象年齢は守りましょう。

【0~5カ月ごろにおすすめのおもちゃ】「聞く」「見る」から始めてみよう

このころの赤ちゃんは聴覚や視覚が発達。次第に手で物を握れるようにも。その成長の様子に合わせたおもちゃについて紹介します。

<成長の様子①>誕生後から耳がよく聞こえ、いろいろな音を聞いています

▶鈴、ビーズ、木片などが中に入っている、音の鳴るおもちゃがおすすめ
※直径39㎜以下のものは、誤飲の危険があるので避けます。


<成長の様子②>動くものを目で追ったり、手を伸ばして触ったりします

▶メリーやモビール、ベビージムなど、目で追えるおもちゃがおすすめ。


<成長の様子③>物を握ってかんだり、なめたりします

▶ラトルや歯固めなど、触る・かむ・なめることのできるおもちゃがおすすめ。

【6~11カ月ごろにおすすめのおもちゃ】両手を使って遊んでみよう!

このころの赤ちゃんは、はいはいやおすわりができるようになるころ。その成長の様子に合わせたおもちゃについて紹介します。

<成長の様子①>両手におもちゃを持って音を鳴らします

▶ガラガラ、積み木など、手に持って音が鳴らせるおもちゃがおすすめ。


<成長の様子②>
はいはいや伝い歩きで移動します

▶ボール、手押し車など、体を動かしたくなるおもちゃがおすすめ。


<成長の様子③>手指を使って物をつかんだり離したりします

▶布絵本、ボール、積み木など、手指でつかみやすいおもちゃがおすすめ。

【1才ごろ~におすすめのおもちゃ】手指や体を使った遊びが楽しい時期

このころの赤ちゃんは、立っちができるようになって、あんよが始まるころ。手指が器用になって、体の使い方も上達します。その成長の様子に合わせたおもちゃについて紹介します。

<成長の様子①>あんよが始まります

▶足こぎ四輪車、三輪車など、乗って遊べるおもちゃがおすすめ。


<成長の様子②>
「○○しているつもり」ができるようになります

▶人形、ままごとなど、「○○しているつもり」になれるおもちゃがおすすめ。


<成長の様子③>道具を使い始めます

▶クレヨン、水遊びセット、砂遊びセット、粘土など、遊びの道具になるおもちゃがおすすめ。

<成長の様子④>積んだりつなげたりができます

▶積み木、ブロックなど、積んだりつなげたりできるおもちゃ

赤ちゃんとのおもちゃ遊び、気をつけたいことは?

赤ちゃんは予想外に危ない遊び方をすることがあります。必ずそばで見守りましょう。

大人は、「赤ちゃんがはしゃがない=おもちゃに興味がない」と思うかもしれませんが、じーっと見たり聞いたりするという熱中の仕方もあります。反応がないからと次のおもちゃを与えるのではなく、どう遊んでいるかよく観察してみて。

また、おもちゃには人と人をつなぐ役割もあります。一緒に遊んだり、おもちゃを「どうぞ」とやりとりする中で、赤ちゃんは人とのかかわりを学んでいくもの。ぜひ大人も一緒におもちゃ遊びを楽しんでみてください。

監修/齋藤政子先生 取材・文/ひよこクラブ編集部

赤ちゃんの心身の発達をうながしたり、コミュニケーション力をはぐくんだり、おもちゃには赤ちゃんの力を伸ばす魅力がいっぱいです。ぜひママやパパも一緒に楽しんで、赤ちゃんの感覚器官にたくさんの刺激を与えてあげましょう。


参考 『ひよこクラブ』2020年9月号「発達時期別 おすすめおもちゃをもっと知りたい」。


齋藤政子先生
Profile
明星大学・教育学部教育学科・教授。専門は保育学、乳幼児心理学。保育士や幼小の教員免許、臨床発達心理士の資格を持ち、現在は大学で保育士・教師をめざす学生を指導。おもちゃ遊びに詳しい。

『ひよこクラブ』2020年9月号「発達時期別 おすすめおもちゃをもっと知りたい」では、読者ママ、齋藤先生、編集部が選んだおすすめおもちゃを写真つきで紹介しています。

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