1歳はターニングポイント!「お世話」から「見守る」育児へ、力を伸ばすかかわり方ポイント3

子育てには、いくつかのターニングポイントがあります。その1つが“1歳”です。1歳になったら、これまでの「お世話する育児」の卒業を考え始めませんか。
1歳は、子育てのターニングポイント!「お世話する育児」から「見守る育児」へ
1歳は、体の成長だけでなく、心の成長も目覚ましい時期です。1歳の子をもつママからは、次のような声も聞かれます。
●娘は、毎日イヤイヤばかり。「ごはんイヤ!」「おふろもイヤ!」「ママはイヤ! パパがいい!」と、イヤイヤばかりで、なんか疲れてしまいます。
●最近、いたずら心なのか!? 食事中に空のコップやスプーン、ストローなどを投げます。しかも私の顔を見ながら! 「ダメだよ! ごはん食べられなくなるよ」と言ってもやめません。私の言い聞かせ方が悪いのかと悩んでいます。
体験談にもありますが、1歳になるとイヤイヤが少しずつ出てくるようになります。イヤイヤされると困ったなと感じるママやパパもいるかもしれませんが、イヤイヤは、ママやパパの言うことがわかるようになってきた証し。自分の気持ちを言葉でうまく表現できないから、イヤイヤで表現するのです。
また1歳になると、まわりの雰囲気を感じ取る力も育ち始めます。そのためママやパパの反応が見たくて、わざとママやパパが嫌がるようないたずらをすることもあるのです。
こうした成長が見られたら、「お世話する育児」から「見守る育児」に変えていきましょう。ママやパパが見守ることで、1歳の成長は促されます。
「見守る育児」で伸ばす1歳の意欲! かかわり方3つのポイント
ママやパパが「見守る育児」を心がけると「自分で!」という意欲がしだいにわいてきます。とはいっても「子どもを、1日中ずっと見守っているのは難しい」と思うママやパパもいるのではないでしょうか。そんなときは「遊びの時間」だけは、見守るようにしてみませんか。ポイントは次の3つです。
【Point1】「自分で!」と思える遊びを用意する
1歳は、好奇心旺盛でいろんなことに興味を持つ時期。「自分でやってみたい!」と思える遊びを用意してあげると、「自分で!」という意欲がどんどん
引き出されます。
【Point2】ママやパパが教え込まない
子どもが遊んでいる最中は、ママやパパが手出し・口出しするのはNGです。ママやパパが遊び方を教えなくても、自分から気づいたりして夢中になれる遊びを用意しましょう。遊びに、のめりこむ時間が成長を促します。
【Point3】子どもの成長に合った遊びを選ぶ
1歳は、まだ1人で上手にできないことが多い時期です。思い通りにできないとかんしゃくを起こしたり、すぐに飽きてしまったりすることも。そのためおもちゃなどは、1歳の成長に合ったものを選んであげましょう。自分でやってできた成功体験が「また挑戦したい!」という意欲につながります。
見守ろうと思って気をつけていても、つい口出し・手出しをしてしまう場合は、環境を見直してみましょう。
危険なものは置かないのはもちろん、触られたくないものは子どもの手の届かない場所にしまうなど、少し工夫することで、「見守る育児」はできるようになります。
取材・文/麻生珠恵
取材協力/こどもちゃれんじ
※文中のコメントは口コミサイト「ウィメンズパーク」の投稿からの抜粋です