妊娠前にやっていいこと悪いこと<ファッション・生活行動編>
普段の生活の中で、何気なくやっていたあんなことやこんなこと。 院長 池下育子先生女性はファッションや旅行、男性は下着の素材や遊びなど、それぞれの“あるある”な疑問を厳選! お互いに気にしあって、妊娠のしやすいカラダづくりを始めてみて♪
ファッション・生活行動編
<女性>
仕事が忙しくて睡眠時間が6時間以内の日が続いています。その分休日にたくさん寝れば大丈夫ですか?→×
“寝だめ”をすると体のリズム(サーカディアン・リズム)が乱れてしまいます。休日も平日と同じ時間に起きる規則正しい生活のまま、お昼寝の時間をプラスしてみてはいかがでしょう?
友だちと旅行に行くのですが、温泉に入っても大丈夫ですか?→〇
リラックス効果もありますし、むくみや冷えといった女性の悩みも解消してくれるのでGOOD。ただ、ぬれた床は足元が滑りやすくなっているので、十分に注意してください。
レーザー脱毛に通っても大丈夫ですか?→△
レーザーが肌に直接影響を与えることはほとんどありません。でも妊活を始めると生活の変化から肌が敏感になる方もいるので、アフターケアを入念に。できればしないほうがベター。
ディナーにおしゃれをして行きたいのですが、ヒールの高い靴を履いてもいいですか?→△
骨盤のゆがみが心配ですが、たまにならいいでしょう。履き慣れていない方は7cm以上のヒールはおすすめできません。6cm以下のヒールでもちゃんとおしゃれはできるはず。
ファッションでピアスをしています。大丈夫ですか?→〇
問題ありません。ただ、妊活開始後は食生活の変化によってホルモンバランスも変化します。新たにピアスの穴を開ける場合は、肌がかぶれやすくなったりするので注意が必要。
ミニスカートやホットパンツ、スキニーははいてもいいですか?→△
下半身を冷やしたり、おなかを締め付けすぎると血流が悪くなり、子宮や卵巣にもよくありません。おなかと腰回りをしっかりと温められる、タイツやレギンスを組み合わせると◎。
<男性>
冬でも基本薄着ですが、男性用タイツをはいて防寒すべきですか?→×
必要ありません。股間は基本的に冷やすのが鉄則。タイツはムレの原因にもなるので注意が必要です。でも、雪が降るほどの日は上半身だけでも寒くない格好をしてくださいね。
パンツはボクサー派です。通気性のいい素材のものを選んでいるので大丈夫ですよね?→×
通気性のよいものはOKですが、ぴっちりしたサイズのボクサーパンツは血流を悪くする恐れも。そういった点から断然トランクスがおすすめです。寝るときはパンツ1枚がベスト。もしくはノーパン。
電車に乗る際、座っていることが多いのですが大丈夫ですか?→×
冬場は座席にも暖房がついているので、睾丸を温めないよう、できれば立っていたほうがいいですね。満員電車ではバランスをとるのに筋肉を使うので、足腰の鍛錬にもいいはず。
海で遊ぶのが好きなんですが日焼けは問題ないですか?→〇
海辺での日焼けは問題ありませんので大いに遊んでください。飛行機のパイロットなど、高所で仕事をしている方は強すぎる紫外線の影響を受けることもあるかもしれませんが、まれです。
【監修】はらメディカルクリニック
院長 原利夫先生
日本初の体外受精凍結受精卵ベビー誕生のスタッフとしても活躍後、1993年に不妊治療専門の「はらメディカルクリニック」を開業。専門は生殖生理学、内分泌学、精子学。著書多数。
【監修】いけした女性クリニック銀座
院長 池下育子先生
1979年より「東京都立築地産院産婦人科」に勤務。92年に「いけした女性クリニック銀座」(旧池下レディースクリニック)を開業。妊活本をはじめ美容や健康の著書・監修作品を多数出版。