【ブライダルチェック】結婚したらすぐに赤ちゃんを授かれると思っていませんか?2人で妊活スタートしよう


“ブライダルチェック”って、聞いたことはありますか?
赤ちゃんを授かるために体の準備が万全か、調べる検査です。
「そろそろ子どもを…」と考え始めた人は、とくに注目!
どんな検査で何がわかるのか? 詳細をレポートします。
訪れたのは、【torch clinic(トーチクリニック)】。
理事長で生殖医療専門医・産婦人科医の市山卓彦先生に、「ブライダルチェックってなに?どうして受けたほうがいいの?」について、伺いました。
『いつ受ける?何がわかる?ブライダルチェックを読者カップルが体験!』 #1
※参考:「妊活たまごクラブ 2025-2026年版」
<教えて!その1>ブライダルチェックって何?
★妊娠や出産に対する健康状態を確認します
ブライダルチェックは、結婚などを機にパートナーと一緒に受ける検査のこと。将来子供を持つことを目的として、妊娠・出産に関連した機能をチェックします一般的に男性は精液検査、女性は経腟超音波検査と血液検査を行い、妊娠や出産に影響がある問題がないか、感染症などにかかっていないかなどを確認。女性は生理1〜5日目の間が検査に適したタイミング。健康保険は適用されず、自費診療が基本です。
<教えて!その2>結婚前 or 結婚後 いつ受けるもの?
★いつでもOKですが、早めの検査がおすすめ
検査で、妊娠や出産に影響する問題が見つかることがあるので、できるだけ早めの検査がおすすめです。また、事前予約をしておけば、所要時間は1時間半から2時間程度(混雑状況による)。カップルで受けられる検査を用意したクリニックが多いので、2人で一緒に受けるのが効率的です。
市山先生「パートナーと一緒に受けることで将来のビジョンがより明確になります」
「忙しく働く夫婦が、○年後には子どもを…とライフプランを立てても、2人の健康状態が悪ければ思いどおりの結果にはなりません。ブライダルチェックは、たとえまだ妊娠計画がなくても、受けることで、やがて望む妊娠のために2人の健康状態を知ることができる検査。つまり、早ければ早いほど、万が一、何か問題があった場合、治療も早くから行えるということです。日本では現在、カップルの4.4組に1組が不妊治療を受けているとされる時代です。自分だけは大丈夫と思うことなく、早めに検査を受けることで、将来の選択肢を増やすことができます。検査は短時間で済みます。女性単独ではなく、2人そろって受けることで、将来のライフプランがより明確になるはずです」(市山先生)。
ブライダルチェックで明確になる2つのこと
①現在の体の状態がわかる!
女性は血液検査と経腟超音波検査、男性は精液検査と血液検査。短時間の検査で妊娠するための力があるかどうか判明します(女性は採血のみ、男性は精液検査のみのメニューもあり)。
②次にするべきことがわかる!
結果を踏まえ、それぞれ何をするべきか、次のアクションをわかりやすく説明します。納得していただくことで、妊娠まで最短で進めるよう努めています。
もし、問題が見つかったら…「問題が解決するまでしっかりフォローします」
問題があった場合は単に結果を伝えるだけでなく、次にどうするべきか、その提案と相談を行います。場合によっては、提携している医療機関の紹介も。解決するまで、しっかりサポートしていきます。
「私たちが体験しました」平井麻菜さん(26歳)& 悠貴さん(26歳)
2024年11月に入籍した新婚カップル。
2人ともブライダルチェックを受けるのは初めて。
「自分たちの健康状態を知るいい機会。それに、これからのライフプランにも役立てたいです」と協力してくれました!
2人が訪れたのは【torch clinic(トーチクリニック)】
心理的&金銭的な負担が生じる不妊治療の現状を変え、正しい方向に導く松明(トーチ)のような存在でありたいと、2022年東京・恵比寿に開院。2025年3月に上野院が開院。
次の記事では、このお2人が実際に体験した検査の詳細、またなにがわかるのかについて詳しくお伝えいたします。
ぜひ、ご覧ください!
●市山卓彦 先生
●撮影/合田和弘
●構成/飯田由美(BEAM)
※記事掲載の内容は2025年2月21日現在のものです。以降変更されることもありますので、ご了承ください。