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不妊治療でパートナー・夫との仲が変化?体験者に聞く

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妊活はクリニックに通うことだけを意味するのではありません。不妊治療の多忙な時間の中で、気持ちがさまざまに揺れ動きます。
最終的に妊娠にたどりついた先輩たちの体験談を紹介します。
今回は、「不妊治療でパートナー・夫との仲が変化?」をご紹介します。

「大変だけど、頑張った!私たちの妊活ストーリー」 #3
※参考:「妊活たまごクラブ 不妊治療クリニック受診ガイド 2019-2020年版」

パートナー・夫との関係性が変わった!?

不妊治療・検査はパートナーと一緒が基本。カップルで治療に取り組む中で、お互いの「本質」が見えてくることもあるようです。

受診を渋る私を「検査だけでも」と説得してくれた夫のおかげ

★現在の年齢と妊娠のきっかけとなった治療内容:39歳/顕微授精

「とにかく話だけでも」と初回の診療予約をしたのは夫のほうでした。私は針を刺して採卵することになるかもしれない、ということがとても恐ろしくて消極的だったのです。また、夫は年下ということもあり、私はプレッシャーを感じていました。
あるとき、通院していた病院の院長が書いた本にあったエピソードに出合いました。院長夫妻も不妊治療経験者で、奥さまが院長から「子どもができなくてもいい」と言われて気持ちが楽になったという話を知った夫が、私の気持ちを理解してくれるようになったのです。それからは私も前向きに治療に取り組めるようになったのでした。

【治療歴】
◇34歳:タイミング法を5周期
◇35歳:体外受精。採卵手術を経て、体外受精および顕微授精
    移植5回分の受精卵ができ、2回目の移植で妊娠
◇36歳:第1子出産後、再び治療開始
    凍結受精卵の移植に向けて準備中に甲状腺の数値に異常が見つかる
    4~5ヶ月甲状腺専門外来で治療。服薬で調整し、胚移植。
    1回目で第2子を妊娠・出産

タイミング法で協力してくれず、私だけが頑張っていた感が…

★現在の年齢と妊娠のきっかけとなった治療内容:37歳/タイミング法

私が職場に勤務時間を調整してもらい、毎月検査や注射を頑張っても、夫は夜ふかしや仕事の疲れで体調が悪くて、タイミングを取れないことがありました。1ヶ月の労力が無駄になることがつらかったです。
さらに、夫は人工授精のほうがよかったと思っていたと知り、それまでのタイミング法の努力が夫には伝わっていなかったことがショックで不妊治療自体を休みました。
その後、生理不順の治療で婦人科に通い始め、治療を再開し、タイミング法で妊娠できました。

【治療歴】
◇33歳:基礎体温を測り始め、排卵検査薬
◇34歳:不妊検査、ホルモン注射、タイミング法
◇34歳:3ヶ月治療を休止
◇34歳:不妊治療再開、妊娠

お互いが思っていることをしっかり共有できました

★現在の年齢と妊娠のきっかけとなった治療内容:34歳/体外受精

この先どうなるのかゴールが見えなくて、つらい気持ちは常にありましたが、私たちに「何もしない」という選択肢はなかったので、どんどんステップアップしました。自分たちにできることはすべてやってみよう、という気持ちでした。
そんな中で、パートナーである夫と、これからの生活や子どものことなどたくさん話し合うことができました。お互いが思っていることや、価値観を共有することができたことは、妊娠と同じくらい大事なことだったと思います。

【治療歴】
◇33歳:検査開始、タイミング法
    人工授精(AIH)
◇34歳:体外受精で妊娠

実母にもわからないつらさをわかってくれた夫をますます好きに

★現在の年齢と妊娠のきっかけとなった治療内容:33歳/人工授精

妊娠したかもと思って過ごす時期は常に体調が悪く、会社にも迷惑をかけてしまうことや、実母にも産めないつらさはわかってもらえず、つらかったです。
イライラして夫とけんかすることもありましたが、常に不妊治療には積極的でした。精子力を毎月検査するたびにビビッていましたが、頑張っている姿を見て、あらためて好きになりました。結婚してよかったと思っています。本当に感謝しています。

【治療歴】
◇32歳:検査開始
◇32歳:6ヶ月目から排卵誘発剤とタイミング法
◇32歳:12ヶ月目から排卵誘発剤と人工授精

夫に原因があったからだけでなく最大限にサポートしてくれました

★現在の年齢と妊娠のきっかけとなった治療内容:35歳/顕微授精

夫の精子の数が少なく、精管が詰まっているため、すぐに顕微授精にステップアップしました。2人ともすごく落ち込んだけど、2人で「なんとか授かりたい、前に進もう!」という気持ちで、立ち止まる暇はなかったです。
夫は、自分が原因ということもあって最大限にサポートしてくれました。私が自己注射を打ったりと頑張ったあとは、旅行に連れていってくれたりもしました。
何度挑戦しても結果が出ない、努力が報われないことはつらかったし、流産が何よりつらかったですが、夫の励ましで、今があると思います。

【治療歴】
◇31歳:夫と一緒に検査開始、タイミング法、顕微鏡下精巣内精子採取術、顕微授精
◇32歳:子宮筋腫手術、顕微授精
◇33歳:顕微授精で妊娠、流産
◇34歳:転院。4回目の顕微授精で妊娠

関連:治療を経て妊娠した5人の「検査を受けてどうだった?」

■イラスト/西山亜紀
■構成・文/関川香織

※記事内容、日付、監修者の肩書、年齢などは掲載当時のものです。

▼『妊活たまごクラブ 不妊治療クリニック受診ガイド2019-2020』は、妊活から一歩踏み出して、不妊治療を考え始めたら手に取ってほしい1冊。

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