子ども5人の働くママが考える 初めて赤ちゃんを迎えるママとパパに必要な3つの意識改革
第一子を出産するママはもちろんですが、きっとパパもママ以上にドキドキしていることでしょう。ある程度想像していると思いますが、赤ちゃんが生まれると生活は一変します!
今まで当たり前にできていたことが、まったく思い通りに行かなくなります。
そういった生活の変化について、前もって夫婦で共通認識をもっておくだけで、産後の暮らしに対する悩みや不満が軽減できます。
夫婦で気持ちも環境も整えて、「赤ちゃんのいる暮らしをラクに楽しく」していきましょう!
【教えてくれたのはこの人】
吉川 永里子(よしかわ えりこ)
5人のママで、収納スタイリスト®︎・整理収納アドバイザーとして活動する片づけのプロ。
片づけられない女だった過去の経験を活かし、「片づけはストレスフリーに生きる近道」をモットーに活動。
個人宅のアドバイスから雑誌やテレビの出演・講演など、幅広く暮らしの提案を行っている。
インスタグラムやブログも好評。
今までの「当たり前」は通用しないと心得る
赤ちゃんの生活はとても不規則です。
寝る時間やミルクを飲む時間を一定にしようと大人が努力しても、まったく通じない時も多いものです。今まで当たり前に取れていた睡眠時間は、夜泣きや授乳で取ることができず、日中は食事を取るのも、トイレへ行くのも思うように行きません。
1日中家にいるのに、洗濯や掃除などの家事もなかなか進みません。
しんど過ぎて泣けてくる…
今日も何にもできなかった…
赤ちゃんは可愛いのに、産後の生活がつらいと感じるママはたくさんいます。
筆者ももれなくその1人になり、第一子出産後は産後うつのような状態になりました。
こういった状況を、夫婦でしっかり認識しておきましょう。
新生児の頃だけでなく、離乳食が始まったり、はいはいし始めたりすると、それはそれでまた忙しい。
パパは、家が汚くても、ご飯がなくても、ママが寝落ちしてても、絶対に責めてはいけません。
ママは、何にもできてないなんてとんでもない!人1人産んで育ててるだけで十分なんだ、と考えましょう。
「だろう」ではなく「かもしれない」で考える
これは車の運転と同じなのですが、「大丈夫だろう」と考える癖がある人は事故を起こします。
誰も来ないだろう…ではなく、誰か飛び出してくるかもしれない!と考えることができれば、自然と注意深く運転をしますよね。
赤ちゃんとの生活も、この「かもしれない」の意識をもっておけると、日常生活の中での事故を防げます。
寝返りして、ベッドから落ちるかもしれない
ずり這いして、床のゴミを食べてしまうかもしれない
つかまり立ちして、頭や顔をぶつけるかもしれない
赤ちゃんの成長は著しいので、昨日できなかったことも今日にはできるようになっているかもしれないのです。
きっと大丈夫だろうと、ちょっと目を離した隙に赤ちゃんに何かあっては大変。
車で寝ている間にちょっと買い物に行く、というような考えもNGです。
赤ちゃんを守るのは親の務め。
目を離さず、意識を向けて、危険がおよばないように厳しい考えを持つようにしましょう。
普段の「半分以下」、普段の「倍以上」と諦める
赤ちゃんが生まれた後、親の私たちはとにかく時間がなくなります。
寝る時間・食べる時間・身支度する時間・お風呂に入る時間・トイレに行く時間・リラックスする時間…
そのほとんどを赤ちゃんのお世話に費やすことになります。
だから、はじめから「普段の半分以下のことしかできない」と諦めておくことが肝心です。
さらに忙しい時に限って、余計なことをするのが赤ちゃんや子どもです(笑)
仕事に出発する直前におしっこをかけられて、親子共々お着替えが必要になったり。
買い物してたら、余計なものがたくさんカゴに入ってて、買って~と大泣きされたり。
え~~~なんで~~~!ということが、日常茶飯事で起きます。
だから、何かしようと思ったら「普段の倍以上時間がかかる」と見積もっておきましょう。
そうすることで、親にも子にもメリットがたくさん。
時間の余裕は、子育ての余裕に直結するといっても過言ではありません。
赤ちゃんという生き物は、本当に可愛いです。
でも、本当に予想のできないことを簡単にしてきます。
親になる私たちは、しっかりと意識の改革をして、赤ちゃんのいる暮らしを安全に楽しく過ごしていけるようにしましょう!
(文:収納スタイリスト 吉川永里子)