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おなかの赤ちゃんの性別知りたい?生まれるまで待つ?最近は教えない病院も!妊娠20週前後のママの声【専門家に聞く】

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男女が性別で「男の子か女の子か」と黒い風船を持つ男女がパーティーを明らかにする
oksana_nazarchuk/gettyimages

妊娠20週前後のママに「おなかの赤ちゃんの性別、わかった?」と、スマホアプリ「まいにちのたまひよ」の情報交換コーナー(※ルーム)で聞いてみました。すでにわかったという方、赤ちゃんにじらされてますという方、生まれるまで聞かないでいる方などさまざま。総合病院・クリニック・助産院など様々な場所に勤務し、これまでに数千人の母子のケアに携わられた助産師の浜脇文子先生に、この頃のおなかの赤ちゃんについて聞きました。

※出産月が同じママが集まるコミュニティ。同じ状況のママ同士で情報交換やお悩み相談ができるコーナーです。

性別を聞いたというママたちの声

「男の子でした! すごく立派なゾウさんがエコー写真で撮れました(笑)」

「男の子みたいです。でも夫も両家の親も、生まれるまで楽しみにしたいそう。言いたくても言えないのがもどかしい! 男の子だぞー--!と、大声で言いたい(笑)」

「女の子っぽいと言われてジェンダーリビールケーキまでやったのに、男子のシンボルがはっきり見えて(笑)」

「前回の健診で80%女の子と言われて名前も考え始めていたのに、今日の健診で男の子と判明。ベビー服買わなくてよかった……」

「16週であっさり女の子と判明。夫も楽しみにしていて嬉しいです」

「エコー見せてもらった瞬間『女の子だ!』と、言ってしまった。先生からなんで先に言っちゃうの~と、言われてしまった。先生も言いたいのかな(笑)」

「妊娠判定薬を使う前日に私のおなかを指して『ねぇねぇ、赤ちゃんいるの?』と、妊娠を予言した姪っ子。その姪っ子に8wのときに性別を聞いたら『女の子!』と、即答。なので性別がわかったときは感動よりも『やっぱりな』という感じでした(笑)」

「わからない」は、本当にわからない派と病院が教えないという声も

「上の子は5カ月健診ですぐにわかったのに、2人目はじらされています。なんで背中向ける? 足閉じる? 先生から『背骨すごいねー』と、フォローされても……」

「前々回の健診では男の子と言われ、前回の健診では女の子かな~と言われ(笑) それぞれ違う先生でした。つまり、まだわからない?」

「20週のスクリーニング健診で『男の子っぽい』と、言われた数10分後には『さっき見えたのはへその緒。女の子ですね』と、なりました。……信用していいのか(笑)」

「最初は女の子と言われてベビー用品を揃え始めたら、次の健診では男の子と言われ(笑) 次回の健診で男の子と言われたら確定と思っているけど、また女の子と言われたらどーしよー(笑)」

「16wで女の子と言われましたが、上の子は女の子と言われ続けて妊娠7カ月で男の子と発覚したので半信半疑です」

また「24週以降でないと教えない」という、病院側の方針でまだわからないという声もありました。
中には少数派ですが「生まれるまで性別は教えない」という病院もあるようです。

「私の病院は生まれるまで性別教えてくれません」

「私の病院も教えてくれません。上の子の時は若い先生の時にこっそり教えてもらったのですが、今回はいらっしゃらないようで。本当にわからないまま出産を迎えることになりそう(泣)」

「ジェンダーバイアスの流れで『性別』を教えるのは、という方針もあってかはっきり伝えられず。一応、先生に聞いたら『ん~~~、男の子って言っていいのかな……』と、呟くように言われました。早く知りたいのに~」

最後までワクワクしたい派

「私は出産するまで聞きません! 最後までどっちが生まれるかワクワクしたい」

「あえて聞いていません! 産まれてからも本人の望む性で生きられるよう、どんな性別でも使える名前を考える予定です」

しかしこんな声も

「前回は生まれるまで聞かず、中性的なカラーでベビー用品を揃えました。生まれたら女の子で、やっぱりかわいいピンク系の洋服着せたい! となって、速攻で買い足しました。
夫は今回も聞かない方がワクワクする!と、言っていますが、事前にしっかり準備したいので聞きます!」

とはいえ一番共感を得たのは
「どっちでもかわいい」「元気で生まれてくれるのが一番」という声です。

そして「11週で受けたNIPT(出生前診断)をしたので早々に知っていました」という声もありました。
最近よく耳にするNIPTを含めて、これまでに数千人の母子のケアに携わられた、助産師の浜脇文子先生に伺いました。

「医学が進歩した今でも、どの判断基準にしても100%ということはありません」と、専門家

「現在日本では、胎児の性別の判断に色々な方法が有りますが、皆さんにとって一番なじみが深い方法は、エコーによる判断だと思います。
『ゾウさんがついているか、いないか』です。
アンケートで男の子が多いのは、週数的にゾウさんがわかりやすいのに対して、女の子の確証である割れ目が見えずらいからでしょう。またゾウさんだと思ったらへその緒だった、ということは、エコーの性能が進化した今でも珍しくありません。コメントにもあった逆転劇はいまだにあります。

そして病院側の『生まれるまでは教えない』という話は、様々な理由が考えられます。エコー検査による視覚的な情報だけでは判断しずらいということや、性別は生殖器だけで決めるものではないという考え方も反映しているのではと思います」

「NIPT(出生前診断)の結果は、あくまで確率となります」

「NIPTは、ここ2年ほどよく耳にするようになりました。妊娠10~16週の母体の血液を用いた出生前遺伝学的検査で、これまでの羊水を採取しての検査と違って手軽感があり、昨今の妊婦の高齢化もあって急速に広まっているようです。

ただ、NIPTは遺伝学的な検査で染色体異常(ダウン症など)の可能性を調べるのが主な目的です。
NIPT=性別がわかる検査、ということではありません。

昨今は『性別もわかる』という病院もありますが、病気の可能性も性別も “可能性の確率”であって“確定”ではありません。

『母体の血液採取のみ』という手軽感もあって、ちょっとした好奇心でNIPTを希望する妊婦さんが増えているように感じます。
年齢的に心配、安心してお産に臨みたい、そして性別を知りたいという気持ちもわかりますが、予想外の結果も0ではありません。何度も言いますがあくまで“可能性の確率”なため、生まれるまで悶々として『知らなきゃよかった』という妊婦さんも実際にいました。

NIPTを含めて出生前診断を希望する際には、事前に医師の説明をきちんと聞いて『もしも』の可能性を含めて検査に臨みたいものです」

お話/浜脇文子 文/和兎尊美

※文中のコメントはアプリ「まいにちのたまひよ」内、同じ出産月のママ・妊婦さん同士で情報交換できるコーナー(ルーム)に寄せられた投稿を再編集したものです。

※アンケートの結果は「ルーム」にて以下の期間で実施した回答結果を合算したものです。(有効回答数:34,9444)
・2021年2月1日~2021年2月8日実施/2021年6月生まれルーム
・2021年3月1日~2021年3月8日実施/2021年7月生まれルーム
・2021年3月29日~2021年4月5日実施/2021年8月生まれルーム
・2021年5月3日~2021年5月10日実施/2021年9月生まれルーム
・2021年5月31日~2021年6月7日実施/2021年10月生まれルーム
・2021年6月28日~2021年7月5日実施/2021年11月生まれルーム
・2021年8月2日~2021年8月9日実施/2021年12月生まれルーム
・2021年8月30日~2021年9月6日実施/2022年1月生まれルーム
・2021年10月4日~2021年10月11日実施/2022年2月生まれルーム
・2021年11月1日~2021年11月8日実施/2022年3月生まれルーム
・2021年11月29日~2021年12月6日実施/2022年4月生まれルーム
・2021年12月27日~2022年1月3日実施/2022年5月生まれルーム
・2022年1月31日~2022年2月7日実施/2022年6月生まれルーム


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