初めて超音波で見た小さな命に思わず涙が…[押切もえのHAPPYマタニティLife #️1]
「たまごクラブ」2018年3月号からスタートした、モデルの押切もえさんの短期連載。
3月13日に出産され、ママになった押切もえさんが、モデル業の傍ら、どのようなマタニティライフを過ごしていたのか、自らつづったエッセイをたまひよONLINEでも公開。第1回は、妊娠が判明したときのエピソードから。
友人の直感がきっかけで妊娠が判明!
皆さん、こんにちは。押切もえです。現在、出産を控えています。自分の人生にとってとても特別な時期に、この連載を始められることをたいへんうれしく思っています。短い間ですが、どうぞよろしくお願いします。
1回目は妊娠がわかったときのお話から。「もえも赤ちゃんできているんじゃないかなぁ」。昨年6月のある週末、妊娠したばかりの友だちAちゃんがそう言ったとき、「まさか」と私は思いました。確かにそのころの私は高体温が続いていて、いつもとは違うふわふわした気だるさも感じていましたが、Aちゃんの言葉ににんまりしてしまいそうになるのを制するもう一人の自分がいました。何人かの友人から「すぐには授からなかったりするから、期待は禁物」と聞かされていたからです。
それでもその帰り道、妊娠検査薬を買ってドキドキしながらそれを使い、はっきりと浮かんだ陽性反応に私は目を丸くしました。そこでもはやる気持ちを抑える自分が。「ほんとに?」と、その検査薬の正確さやレビューを検索したりして。今振り返ると、信じたいのか疑いたいのかわからない行動ばかり。でもそれほどまでに、うれしいことだったのだと思います。その日は婦人科がお休みで、確定ではないものの、遠征で地方にいた夫にLINEをしました。
「まだわからないんだけどね」と書き始めた現状報告に、夫から喜びいっぱいの返事が。もともと子どもが大好きな夫の顔を思い浮かべて、これがぬか喜びさせてしまっただけ、なんてことになりませんようにと祈りました。
超音波でわが子を確認。心から感謝しました
週明けに訪れた婦人科では、「妊娠5週」という診断を冷静に受け止めていました。けれど、初めて超音波でおなかの中の赤ちゃんを見たときは思わず涙がこぼれてしまって「今はお米粒くらいの大きさだねえ」と言われ、そんなにも小さい体で生きていることに驚きと感謝の気持ちがあふれました。私たちのところに来てくれてありがとう、大事にするから大きく育ってね。気づけば心の中から、モニターに浮かぶ新しい命へ次々と声をかけていました。 夫へエコー写真を送信すると、すぐに返信が。「二人で大切に育てようね」という言葉に、私はまだふくらんでもいないおなかを両手で包みました。
仕事のことばかり考えていた独身時代、「結婚も出産も、私はもういいかなぁ」と半ば強がって言っていた自分に、今の安らかで温かい気持ちを伝えたいほど幸せでした。
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■文/押切もえ
「CanCam」「AneCan」の専属モデルとして活躍。現在はテレビやラジオ、執筆活動など活動の場を広げる。2016年にプロ野球選手・涌井秀章さんと結婚。pearl所属
■『たまごクラブ』2018年3月号より転載。
『たまごクラブ』には、押切さんのマタニティ時代の素敵ライフが伺える写真とリポートも掲載。最新情報は雑誌でチェックを。(構成・たまごクラブ編集部)