【専門家監修】妊娠中のお金の不安…大丈夫? 貯められる夫婦になるために! 今、話し合う家計管理と節約のポイントは?
妊娠がわかると、家族が増える喜びとともに、これからの暮らしやお金のことに不安を感じる人も多いはず。でも実は、上手に貯めている夫婦ほど「お金の話」をタブー視せず、早い段階からきちんと話し合っているものです。「財布は一緒にする?」「教育費はどちらが出す?」——そんな話題にもきちんと向き合うことが、後悔しない家計づくりの第一歩! 今回は、妊娠中に夫婦で話し合いたい「家計管理と節約」のポイントを具体的に紹介します。子育て家庭の家計管理に詳しい、ファイナンシャルプランナーの畠中先生のアドバイスもぜひ参考にしてくださいね。
【監修】
監修/畠中雅子先生
家計管理と節約について、 以下のことを妊娠中に話し合っておこう
◻︎妊娠を機に財布を一つにする? しない?
効率的に貯金するなら家計管理が得意なほうの口座にお金を集め、管理するのがいちばん。これまで夫婦別財布だった場合は、一つにまとめるか、今までのスタイルを貫き通すか話し合いをしましょう。
口座の新設や 既存の口座の整理は必要?
妊娠中は、夫婦のお金の流れを見直すよいタイミング。新たに貯蓄専用口座を作る夫婦も少なくありません。この機会に、休眠口座があれば、夫婦で整理すると、すっきり出産を迎えられます。
□教育費などの特別費は どこから出す?
まとまったお金のかかる大学費用は出産後すぐから貯め始めるのがベスト。旅行代や固定資産税などと同様に、毎月の生活費とは異なる特別費の扱いなので、生活費とは別枠できちんと取り置きましょう。
□家計簿をつけ始める? どの方法を選ぶ?
たまごクラブのアンケートによると、4 人に1 人が妊娠中に家計簿の帳簿をスタート。専用アプリや家計簿帳、エクセル、ノートなど、自分たちに合う方法でOK。無理なく続けられるものを見つけましょう。
□余計なサブスクを 契約したままにしていない?
加入のハードルが低く、入ったままにしてしまいがちなサブスクリプションサービス。活用できてないものがないか、いま一度加入中のサブスクを書き出して、使用頻度の低いものは解約を!
□SNSのキラキラに振り回されていない?
SNSにはすてきな(でもお金がかかりそうな)情報がずらり。あこがれたり、上手に取り入れたりはOKですが、なんでもまねると生活に悪影響が出ることも…。自分たちに本当に必要か、冷静に見極めましょう。
貯め上手な夫婦になるために…ファイナンシャルプランナーの畠中先生からアドバイス
夫婦別財布の家庭は教育費をどちらが出すか最初に決めておこう
夫婦別財布の共働き家庭が増えていますが、将来の大学費用となる教育費の貯め方などは、必ず、 “具体的に且つしっかと” 妊娠中に話し合いを。そうしないと、“相手が貯めていると思っていたのに、ふたを開けるとびっくり!”なんてことも。今のうちに「どんな方法でお金を貯めるか」「だれが負担するか」「毎月いくらずつ出し合うか」など話し合っておきましょう。
※掲載しているデータは、第1 子が0 カ月〜1 才11カ月の赤ちゃんを持つママ504人にインターネット調査を行い、アンケート結果をまとめたものです。(2025年2 月実施)
取材・監修/畠中雅子先生 取材・文/江原めぐみ、たまごクラブ編集部
お金のことって夫婦間でも改まって話すのは気まずかったり、切り出すタイミングが難しかったりしますよね。だけど、気になっているのはきっと相手も一緒。さぁ、この週末にでもぜひ声をかけて、じっくり話し合ってみてください。これからの家計や暮らしに対する安心感がぐっと増すはずですよ。初めてのたまごクラブには、「夫婦で学ぶ! 損をしないために知っておきたい 妊娠・出産・育児のお金のこと」特集があります。「働き方」や「保険」などについての話し合いポイントも載っているので、ぜひチェックしてみて。畠中先生からのアドバイスも盛りだくさんです。
参考/『初めてのたまごクラブ』2025年夏号「損をしないために知っておきたい 妊娠・出産・育児のお金のこと」
●記事の内容は2025年5月の情報で、現在と異なる場合があります。
『初めてのたまごクラブ』2025年夏号には、「損をしないために知っておきたい 妊娠・出産・育児のお金のこと」特集があります。
『初めてのたまごクラブ』最新号はこちら!
