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「無痛分娩なのに痛かった!」証言の真相は?産婦人科医・助産師に聞きました

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NataliaDeriabina/gettyimages

無痛分娩は「陣痛の痛みを全く感じずに出産できる方法」というイメージがあり、「痛みに弱いから」という理由で選択する妊婦さんが多いようです。でも実際に無痛分娩したママに聞いてみると、「案外痛かった」「麻酔が効いている実感がなかった」という声があるのも事実。一体、なぜそうなるのか、その理由を産婦人科医・芥川修先生と助産師・水野尚子さんに伺いました。

関連:「無痛分娩」は本当に痛くないの? 選んだ理由も知りたい!

無痛分娩で感じる痛みは、本来の痛みに比べれば相当軽い

無痛分娩とは、”陣痛の痛み”と”赤ちゃんが産道を通るときに骨盤が押し広げられる痛み”を、麻酔で緩和しながら出産する方法。

「無痛分娩の麻酔法である硬膜外麻酔(こうまくがいますい)は、帝王切開などにも使われるもので、痛みの緩和にはとても有効。ひどい痛みを全く感じずに出産するママがたくさんいます。痛みを緩和する以外にも、疲労が少ない、産後の回復が早いというメリットもあります」(芥川先生)

無痛分娩で「痛かったと」感じる理由1: 痛みの感じ方の問題

無痛分娩でも「痛かった」という人の場合、まず考えられるのは、痛みに対する感受性が高いということ。鎮痛効果が高い麻酔とはいえ、痛みがすべてゼロになるわけではありません。

「たとえば、一人目を自然分娩で出産した経産婦(けいさんぷ)さんの場合、前回マックスの痛みを経験しているので、無痛分娩で感じた若干の痛みは『痛くなかった』と思います。一方で痛みに敏感な初産婦さんの場合は、初めての経験なので少しの痛みでも『痛かった』と思う。その違いは大きいと思います」(水野さん)

ただし、無痛分娩で感じる痛みは、本来の自然分娩の痛みに比べれば相当軽いもの。

「無痛分娩を予定している人は、痛みを全部拒否するのではなく、『麻酔の力を借りて痛みをコントロールする』という姿勢でお産に臨むことが大切です」(水野さん)

無痛分娩で「痛かった」と感じる理由2:麻酔が効くまでタイムラグがあるため

硬膜外麻酔は、開始してから効き始めるまでに10分から15分ほどかかります。そのため、

「お産が急激に進むと、麻酔が効く速度よりも、痛みが強くなる速度のほうが上回り、強い痛みを感じるケースがあります。つまり『麻酔よりも陣痛の痛みのほうが上回ってしまう時間帯がある』ということ。
とくに、無痛分娩で併用されることの多い陣痛促進剤を使用した場合などは、お産が急激に進みやすいという一面もあるので、痛みを感じるケースが少なくないようです」(芥川先生)

ただし、
「硬膜外麻酔や陣痛促進剤を使用する際には、必ず医師や助産師が注意深く産婦さんを観察して、その人に合わせた調整をしながら行うので、むやみに怖がる必要はありません。心配なことがある場合には、どんな小さなことでもOKですので、妊婦健診の際に相談してください」(水野さん)

関連:痛いの本当にムリです!陣痛が怖くてたまらなかったお話【妊娠なめてました日記#4】

無痛分娩=全く痛みがない、というわけではないけれど、痛みはかなり軽減できる出産方法ということがわかりました。無痛分娩は、出産の疲労も軽減でき、産後の回復が早かったなど、出産の痛みの緩和以外にもメリットが多い出産方法。無痛分娩を予定している人は、産院の医師や助産師さんとコミュニケーションをよくとって、不安を解消しておくといいですね。(文・たまごクラブ編集部)

■監修:芥川バースクリニック院長・芥川修先生 助産師・水野尚子さん

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