あっという間に3 カ月。息子はどんどん成長しています[押切もえのHAPPYマタニティLife 最終回]
妊娠中からつづってきた押切もえさんのエッセイも、ついに連載最終回! 赤ちゃんの成長を楽しみながら育児をしている押切さんの日常には、どんな変化があったのでしょうか。
連載第5回はこちら→赤ちゃんとの新生活。ポンコツぶりも発揮しています( 笑)[押切もえのHAPPYマタニティLife #5]
赤ちゃんが生まれて、人とのふれあいも増えました
子どもができてから、世界は明るくやさしく広がりました。生後3カ月を迎える息子は動作が活発になって、発する語や表情も豊かに。遊んでいるときの笑顔はもちろん、初めてのことやものに触れたときの驚いたような顔がかわいくて、いろいろな体験をさせてあげたくなります。
近所の公園や行き慣れたスーパーへの道のりも、心弾むひとときに。まぶしい新緑の下、あちこちへ視線を向ける息子に語りかけながらする散歩は、私にとってもたくさんの発見が。道行く方から「何カ月?」「まだ大変なころかしら」などとねぎらいや励ましの言葉をいただいたり、同じくらいの年のお子さんを連れた女性とすれ違いざまにほほ笑み合ったり。そんな温かいふれあいも、すべて子どもが与えてくれたものです。
睡眠不足に寝かしつけ…。大変なときこそ発見も
先日、取材で「育児で苦労している点」を聞かれた際、パッと答えられなかったということがありました。
それぐらい、私にとって育児は楽しいことのほうが多くて。育児日記をたどって大変だったことを思い出すと、中でも体力的にきつかったのは産後1カ月。いちばんの原因は睡眠不足です。これまでに徹夜は仕事で何度も経験しましたが、それが毎日となると疲労度は違うし、初めて人の命を預かるという責任の重さに気が張っていたのかもしれません。
もともと私は、疲れていてもつい我慢して乗りきろうとしがち。ですが、子どもができてからは事故防止のためにも意識して休憩をとるように。赤ちゃんが昼寝をしたら、家事をあれこれ済ませたい欲を抑えて、いったん休む。体力を回復させてから優先順位を決めて冷静に片づけていくことで、結果的にイライラしたり、落ち込んだり、だんなさんに当たったり(笑)することもなく過ごせました。
初めは手をやいた寝かしつけも、本やネットでさまざまな方法を調べては試して。今も多少眠るまでに時間がかかる日はありますが、夜泣きもなく、2カ月になる前にはほとんど朝方まで眠ってくれるようになりました。妊娠中からそうですが、これからも、大変なときこそ面白く思えるポイントや解決法を探っていきながら、赤ちゃんの心地よさを追求していきたいと思っています。
さて、妊娠中から始まったこの連載も今回でおしまいです。妊娠・出産と、私の人生の中で最も大きな転機となった時期に、いろいろな変化や喜びをつづることができて本当にうれしかった!
今度はママになった皆さんと一緒に、育児について語り合える日を楽しみにしていますね!
それではまた。
*「たまごクラブ」の好評連載だった、押切さんのマタニティライフが伺えるすてきな写真とリポートは今回でひとまず終了。これからも彼女のモデルとしての活躍と子育てライフに注目ですね。(たまごクラブ編集部)
■文:押切もえ
「CanCam」「AneCan」の専属モデルとして活躍。現在はテレビやラジオ、執筆活動など活動の場を広げる。2016年にプロ野球選手・涌井秀章さんと結婚。pearl所属
■「たまごクラブ」2018年8月号より転載