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菊地亜美、制限だらけのコロナ禍の出産を語る。電話で夫とつながる安心感、「妊婦さんは周囲に甘えて」

更新

新型コロナウイルス感染症の流行で、立ち会い出産や産後の面会に制限がかかったり、出産時のマスク着用を促されたり、出産時に今までと違う変化があります。

2020年8月に出産した菊地亜美さんもそんなコロナ禍の出産を経験した1人。夫婦でどのように出産を迎えたのか、教えてもらいました!

入院後は、すぐ連絡をとれるように、夫にお願い

もともと夫の立ち会いを希望していた菊地さん。しかし、新型コロナの影響で、立ち会いは産まれる直前からという条件になったそう。

「妊娠が判明した時からあたりまえに立ち会ってもらえるものだと思っていて、まさかの制限で本当にショックでした。
けれど、産まれる15分位前から分娩室に入れるんだ、とポジティブに考えるように。夫には、『私が入院したあと仮眠をとって、LINEや電話はすぐ出れるようにしてね、両親などへの連絡もスムーズにできるようにお願い』と伝えておきました」

家族が立ち会えない場合、入院から出産まで、どうやって連絡をとるか、妊娠中に確認しておいたほうがよさそうですね。

陣痛室に1人でいるときは助産師さんに弱音ばかり

夫が立ち会えるといっても、陣痛中は1人だった菊地さんは、痛みをどう乗りきったのでしょうか。

「妊娠中、バースプランに『お産で私がテンパっていても、大丈夫、大丈夫では
なく的確な声がけをお願いしたいです」と書きました(笑)。そのおかげか、助産師さんが的確にはっきり言って下さったので、とても心強かったです! 陣痛室にいるときは、あまりの痛みに声が漏れてしまうほど。助産師さんには『もう耐えられないです』と弱音ばかり吐きました。弱音を吐いても出産を止めることができないとわかっていたからこそ言えたのかも。バラエティ番組で『いやだ! いやだ!』と言いつつ、じゃあやめますか?と言われたら『やめたくないです』みたいな感じです(笑)」

痛みを和らげる姿勢がとれなかったのが後悔…

1人で陣痛を乗りきる経験を振り返って、しておけばよかったことがあると菊地さんはいいます。

「1つとても後悔していることは、陣痛中の体勢です。寝るより座るほうが痛みが和らぐと勉強していたのですが、まだまだ耐えられる…くらいのときに寝転がっていて、そこからどんどん強い痛みがきたら起きて座ることができなくなってしまいました。最初から座っていればよかったと後悔しています」

夫や家族、先生や助産師さん…まわりの人に甘えていい

新型コロナの収束はまだ見えず、しばらく出産時の制限は継続しそうです。これから出産を迎える妊婦さんに菊地さんからのアドバイスは?

「陣痛中、電話で夫の声を聞いたとき、分娩室に来た夫を見たときの安心感! 本当に助けられました。ただいてくれるだけでいい、って心底思いました。
出産は1人でするものじゃないです! 旦那さんやお母さん、きょうだい、親友、助産師さん、先生…まわりの人に甘えて励ましてもらって、一世一代の大仕事を頑張って欲しいと思います」


取材・文/茂木奈穂子、たまごクラブ編集部 写真/菊地さん所有のもの

コロナ禍の出産はさまざまな不安や心配があるもの。けれど、菊地さんのアドバイスのように、だれかに支えてもらえばいいんだ…と思うと少し気持ちが軽くなりますね。


参考/『たまごクラブ2021年3月号』「私たちのコロナ禍出産超リアルレポート」

菊地亜美さん 
Profile
1990年生まれ。アイドルグループ“アイドリング!!!”の元メンバー。明るいキャラクターとプロ意識の高さから、バラエティータレントとして活躍。2018年に結婚、2020年8月に第一子となる女児を出産。

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