小さいころはレジは手打ちだった!自動化に驚くアラフォーママ【御手洗直子のコマダム日記】
今回はアラフォー直子の日常での出来事。大センセーションを巻き起こした「婚活コミック」著者、御手洗直子さんが結婚して2児の姉妹の母に。あいかわらずのつっこみどころ満載の日々、渾身のひとコママンガ&エッセイでお送りします。「つっこみが止まらないコマダム日記」#57
さようならアンパンマンレジスター
久しぶりにコンビニ行ったらレジが自動化されており、お兄さんに現金を渡そうとしたり、コーヒーを入れてくれるのを待っていたりした私は完全に浦島太郎丸出しであった。
私が小さかった頃はレジはまだ手打ちであった。手打ちと言っても武士が家臣や町人などを自分の手で斬 (き) り殺すことではない。またはそば・うどんなどを、機械を使わないで手で打って作ることでもない。(WEBの国語辞典より)
商品に貼ってあるシールの値段をレジの人が目視して500円なら「5」「0」「0」「円」とレジに数字を打ち込んでいたのだ。全ての商品をである。どうなってんだ。どれだけ重労働なんだ。当時のレジの待ち時間とかどうなっていたんだ。もう何も思い出せない。
『ペルシャがすき!』(アニメ・魔法の妖精ペルシャの原作)では、主人公ペルシャがレジスターを見ずに値段を入力して『この子、レジを見ないで値段を打ってるわ!』と驚愕されるシーンがある。レジスターの盤面を見ずに値段を入力できるレジ係の人はその技術を羨望と称賛の目で迎えられる時代だったのである。
それが!今は!バーコードリーダーを通り越して!
RFID(無線自動識別)の技術を用いたICタグによる一括読み取りレジに進化しているのである!(主にユニクロ)
支払いに至っては電子マネーカード決済現金払いと細分化されてかえって面倒になっているんじゃ…という感じではあるが、現金を都度数えて入金するという方法ではなくなった。自動レジもコロナで一気に普及した感がある。この先、おそらくはレジというもの自体が無くなって、商品を持って外に出ると自動的に決済されるというシステムになるのであろう。
私たちが小さいころから存在したレジスターおもちゃが、娘の代になってバーコード式&カード決済可になっていた時には『アンパンマンレジスターがこんなことに!!』と驚いたが、将来的に『レジスターおもちゃ』自体が消滅するのかと思うと戦慄する。戸田恵子の声で『100円』『です』を聞けなくなるのも遠い将来の話ではないのであろう。
ついでにググッたが、掃除機おもちゃはキャニスター(コード付きで本体からホースで吸うところが繋がってるやつ)、行ってもスティッククリーナーで止まっていた。
丸(ロボット掃除機)だと遊びようがないしな…と思ったのであった。(おわり)
御手洗直子
Profile pixivで大人気。累計閲覧数1100万を誇る爆笑コミックエッセイスト。なんでそんなにネタ満載人生を・・・という謎の人。既刊に「31歳BLマンガ家が婚活するとこうなる」「31歳ゲームプログラマーが婚活するとこうなる」(共に新書館)、「腐女子になると、人生こうなる!~底~」(一迅社)、「つっこみが止まらない育児日記」「さらにつっこみが止まらない育児日記」(ベネッセコーポレーション)など。たまひよのサイトで、数話限定公開中。
御手洗直子twitter:@mitarainaoko

