給食がおいしいのは何よりだけども…小学生ママのもやもや【御手洗直子のコマダム日記】
今回は直子の娘の給食のお話。大センセーションを巻き起こした「婚活コミック」著者、御手洗直子さんが結婚して2児の姉妹の母に。あいかわらずのつっこみどころ満載の日々、渾身のひとコママンガ&エッセイでお送りします。「つっこみが止まらないコマダム日記」#60
給食が美味しすぎて…
この一年で娘が一気に太った。いや、まだ標準体重ではあるのだが、『ちょっと細身の子』から『ちょっともっちりした子』になった。ムチムチである。今、ちょうどいいの域を出つつあるのでそろそろ本気でどうにか考えなければならない。
原因はコロナ。
ではない。給食である。
もともとむすめは年の割に体が大きく、よく動きよく食べるタイプのこどもであったが、早く言えば保育園の給食が足りなかったのである。もちろん、栄養士さんが考え、先生が愛情込めて用意してくれた栄養満点の給食であるのだが、保育園児に適正とされている量ではむすめには足りなかったようで、毎日むすめは夜ご飯の時間にはお腹ペコペコペコ~~~(ペコリン)で帰ってきていた。
そしてかなりの量の夕食+おやつを食べていたのだが、元来運動好きというのもあって適正体重を維持していた。
が、小学校へ入学し、給食が始まったのである。
毎日『今日の給食おいしかった!』とか『給食、おいしいのばっかり~♥』とか給食をエンジョイしまくっている発言を聞くのだが、ごはんは足りてる?ちょうどいい?と聞くと『おかわりし放題だから!』と返事が返ってきていたのだが、どのくらいおかわりし放題なのだろうか…?どのくらい食べているのか全く把握できないのだが、どのくらい食べているのかまったくわからないまま一年経過したところ、娘は太った。のである。
一応『苦しくなるまで食べないんだよ。』とか『パンパンになるまで食べないんだよ』とか注意はしているのだが、おいしい給食食べ放題♥に目がくらんで毎日ウキウキ登校している人の自制に期待するのは難しい。かといって先生に『うちのむすめにごはんをあげすぎないでください』と言う訳にもいかない。
解決法としては、今まで好きなだけ食べていた夕食の量を減らすしかないのだが、スキあらば好きなおかずを倍量食べたいむすめからおかわり分を取り上げ、おやつを取り上げることができずにここまでズルズル来てしまった。(むすめは学童でおやつをたんまり食べている)
つまりは?!親が!甘いのである!!!(知ってた)
エエ~~~~????
そこまで極端な量でもなくちょっと多めの夕食のあとにちょっとなんでおやつあげたらダメですかね~~~????ヒィ~~~~~~~;;;わかってるよォ~~~~でもごはんのあとにはダラダラおやつ食べたいだろうなって思うんだもの!幸せな悩みである。
そんな甘っちょろい認識でここまで来たのでむすめの体重BMIは微増し続けているのであった。そろそろ覚悟を決めなければならないのであった。私が。ああ。(おわり)
御手洗直子
Profile pixivで大人気。累計閲覧数1100万を誇る爆笑コミックエッセイスト。なんでそんなにネタ満載人生を・・・という謎の人。既刊に「31歳BLマンガ家が婚活するとこうなる」「31歳ゲームプログラマーが婚活するとこうなる」(共に新書館)、「腐女子になると、人生こうなる!~底~」(一迅社)、「つっこみが止まらない育児日記」「さらにつっこみが止まらない育児日記」(ベネッセコーポレーション)など。たまひよのサイトで、数話限定公開中。
御手洗直子twitter:@mitarainaoko