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俳優・勝矢、真風涼帆夫妻。年齢を重ねてからの初めての子育ては、夫婦一緒に。「わからないことだらけでも、2人で決める」「支え合わないと育児は乗り切れない」

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お子さんのお宮参りでの1枚。お子さんを見つめる、やさしい父と母の姿に。
お子さんのお宮参りでの1枚。お子さんを見つめる、やさしい父と母の姿に。

俳優の勝矢さんと真風涼帆さん夫妻。ミュージカル『LUPIN~カリオストロ伯爵夫人の秘密~』での共演をきっかけに出会い、結婚、そして家族になりました。生後3カ月(取材当時)のお子さんを育てながら、仕事と子育てに向き合う日々を過ごしています。勝矢さんと真風さんに、出産のこと、そしてこれからの家族のことについて聞きました。
全2回のインタビューの後編です。

▼<関連記事>前編を読む

子育てはわからないことだらけ。2人で相談しながら、一番いいと思う選択を

お子さんのかわいらしい小さな手と、真風さん、勝矢さんの優しい手。
お子さんのかわいらしい小さな手と、真風さん、勝矢さんの優しい手。

――2024年秋に第1子を出産されましたが、最近のお子さんの様子を教えてください。

真風さん(以下敬称略) 元気にすくすくと育っています。表情も豊かになってきて、声を出して笑うようにもなりました。瞬間瞬間で、顔の表情も全然違うので、それもおもしろいですね。寝返りをしたいというような様子も出てきて、上手く手が抜けなくてぐずったり、それでも何回かに1回は成功したり。そんなひとつひとつの成長を感じながら、毎日癒やされていますし、できることがどんどん増えていって、その成長の速さに驚いています。

――お子さんはどちらに似ているんですか?

真風 生まれたばかりのころは、私に似ているとも夫に似ているとも言ってもらうことが多かったんですが、最近は「パパに似てきたね」と言われることの方が多くなりました。実際、私自身もそう思います(笑)

――勝矢さんは、パパになって、あらためてどんな思いですか?

勝矢さん(以下敬称略) 初めは、ただただ存在がかわいかったのが、今は反応するようになってきたので、それがたまらないですね。こちらがちょっと、「わっ!」とやると、「キャキャキャ」と笑ってくれるんです。これから言葉を理解してきたら、もっとたまらなくかわいく感じるんだろうなと想像しています。

――初めての育児については、どうですか?

真風 もう、わからないこと、とまどうことしかないです。今までは、わからないことがあっても、自分のことだからよかったんですけど、自分じゃない、ひとつの命を守っていかないといけないということの責任が大きすぎて。

たまひよのアプリ「まいにちのたまひよ」は、夫婦でスマホに入れて、お世話になっています。「今日のお母さんへ」と、毎日メッセージをくれるのがいいんですよね。

勝矢 毎日届くメッセージが、お母さんとお父さんで分けてくれているのがいいんですよ。以前、妻の妊娠中に、アプリから「ラーメンを食べたいと言って出かけても、『やっぱりラーメンじゃなかった』などと、突然お母さんの気分が変わることもありますが、それはホルモンバランスのせい。受け入れていくのがいいと思いますよ」というようなコメントが入ってきたんです。それを見て、「そんなこと、本当にあるのかな?」なんて思っていたら、本当に同じようなことを妻が言ってきて。「ああ、これなのか」と、それをすんなり受け入れられたことがあったんです。その夜、妻が「さっきは変なこと言っちゃってごめん」って言ってきたので、「大丈夫、たまひよが教えてくれたから」って返したことがありました(笑)

思いがけない緊急帝王切開に。無事に生まれたときは涙がポロリと出てホッとした

妊娠中の真風さんと、勝矢さん。
妊娠中の真風さんと、勝矢さん。

――出産はどうでしたか?

真風 無痛分娩の予定だったのが、直前で緊急帝王切開になってしまったんです。まったく予想していなかった展開だったので、最初はすごく不安になりました。でも、その日は夫がたまたま仕事のない日で、ずっと出産につき添って一緒にいてくれたので、だんだん気持ちも落ち着いていきました。

今思うと、あんなに不安になったのは、帝王切開のことを自分ごととして考えていなかったからかもしれません。出産前に、先輩や同期、後輩のママたちからいろいろ話は聞いていたんですが、帝王切開は自分はしないと思っていたので、どこか他人事のように聞いていて。だから、「まさか自分が・・・」という気持ちでした。バースプランもいろいろ考えていたんですが、やはり計画通りにはいかないものですね。

でも、赤ちゃんの泣き声が聞こえた瞬間、自然と涙が出てきて。「声が聞こえてよかった・・・」と、本当に安心しました。

――勝矢さんは帝王切開でも立ち会いできたんですか?

勝矢 立ち会いをして、それはもう、感動でした。でも本当に、一瞬という感じでした。手をつないで、「頑張れ〜」みたいなシーンをイメージしていたので想像とはかけ離れていて。気づいたら生まれていて、「かわいい〜、ちっちゃい〜」って。

父親って、どこでパパとしてのスイッチが入るのかなって思っていたんですよね。生まれた瞬間はもちろん感動するんですけど、自分の場合、子育てをする中で、子どもと一緒に過ごしていって、自分のことを認識してくれた瞬間に、ふと実感できました。そして、その実感とともに改めて「頑張ろう」って思いましたね。

――お2人とも歌がプロだと思いますが、赤ちゃんに歌ってあげることは多いですか?

勝矢 僕は、適当な歌ばっかり歌ってますよ。おふろに入りながらずっと歌っているし、体を洗ってあげるときも、「ここを洗おう〜」とか「泡がいっぱいだ〜」とか。そのときに思いついたメロディにのせて、子どもに話しかけているみたいな感じで。しゃべりかけるだけだと、僕の場合は怖い感じになっちゃうので(笑)

真風 私もよく、子どもに向かって歌っていますね。自分の歌の練習も兼ねて(笑)

勝矢 妻が、ディナーショーの歌をそのまま子どもに聴かせたりすると、じーっと妻を見て真剣に聴いています。子どもも、本物かどうかわかるみたいです。僕の歌のときとは、反応があきらかに違いますから(笑)

――子育てで悩みがあるときは、だれに相談していますか?

真風 悩んだときには、宝塚時代の先輩ママたちに相談することが多いです。ただ、「人の数だけ子育てがある」とはよく言ったもので、たまひよのアプリを見たり、ネットで検索したりもしますが、なかなか「これが正解」というものが、わが子にそのまま当てはまるとも限らず・・・。

だからこそ最終的には、自分でちゃんと子どもと向き合いながら、その都度、うちの子なりの正解を探していくしかないのかな、と思っています。

勝矢 情報が多すぎるのも大変ですよね。今って、ネットなどで情報がとにかくあふれているじゃないですか。哺乳びんはガラスがいいとかプラスチックがいいとか、飲み口はどんな形がいいとか、おもちゃはこういうのはよくないとか、3歳までに何をしておいたほうがいいとか。これはいいかなと自分たちで実感できることはどんどん実践していくけど、本当なのかよくわからないのもあるから、逆に不安になろうと思えばいくらでもなれちゃうんですよね。

真風 こうして夫と一緒に考えながら子育てに向き合えることは、心強いですし、ありがたいなと感じています。

勝矢 ベースとしては、妻がずっと考えてくれて実行しているのを、僕が盗み見ている感じです(笑)。でも、大事なことだと判断したことは相談してくれるので、それで2人でじっくり話し合います。

産後3カ月でステージに復帰。家族に支えられて乗り越えた日々

お子さんがお気に入りの絵本やおもちゃ。
お子さんがお気に入りの絵本やおもちゃ。

――子育てと仕事との両立はどうでしたか?

真風 産後3カ月のときにクリスマスディナーショーに出演したのですが、正直に言うと、想像していた以上に大変でした。出産も子育ても初めてだったので、まわりの先輩ママたちの話を聞いて、「3カ月くらい経てば少しは仕事ができるかな・・・」と思い、出演を決めたんです。

でも、実際にやってみると、体力的にも想像以上にハードでしたし、母乳育児のことや、途中から哺乳びんを嫌がるようになったこともあって、思うようにいかないこともたくさんありました。子育てって、本当にひとりひとり違うんだなと、身をもって感じましたね。

それでも、家族の支えもありましたし、何より、私の結婚や出産を思っている以上にたくさんのファンの方が喜んでくださって。そのことが本当にうれしくて、とても励みになりました。だからこそ、「また頑張ろう」と思えた部分も大きいです。

記事が出るころには舞台に出演中ですが、無理はしすぎず、今の自分のペースで、ひとつひとつ大切に向き合っていきたいなと思っています

――仕事との両立には、家族のサポートが大きいのでしょうか。

真風 家族の協力なしでは、とてもじゃないですが成り立たなかったと思います。夫の力はもちろんですし、私の母にも来てもらって、たくさん助けてもらいました。

今はまだ生後3カ月と低月齢ですが、子どもはあっという間に成長していきますし、これからまた状況もどんどん変わっていくと思います。この先、どういうバランスで仕事と子育てを両立していくのかは、私自身もずっと考えているところです。

何より、わが子の愛おしさは本当に特別で、その成長をできるだけ近くで見ていたいという気持ちも、とても強くなりました。仕事との向き合い方も含めて、そのときどきで一番いい形を探していけたらいいなと思っています。

――家事は分担していますか?

真風 子どもを出産してからは、夫に料理を作ってもらうことも多いです。どちらも料理ができるというのは、本当にありがたいなと。育児に関しても、できることは一緒にやっています。

勝矢 今は、妻は子育てのほうで大変なので、手が空いている人がやる、という感じですね。でも、家事に関しては、妻は本当にすごいんですよ。いろいろなことに気づいて、さっと掃除をしたりする。宝塚音楽学校時代からの「出ていくときは、来たときよりも美しくする」という教えを、今も自然と実践しているんだと思います。

ホテルに泊まっても、帰るときには部屋がピシッと整っているんです。今までの僕だったら、ぐしゃぐしゃのまま出て行っちゃっていたので(笑)。一緒にいると、「本当にすごいな」と思うことがたくさんあります。

僕の役割としては、彼女が育児をする中での“すき間”を埋めていけたら、という感覚です。妻が本当によく頑張ってくれているので、僕も自分にできることを見つけて動くようにしています。そうやって2人で支え合いながら、子育てをしていけたらいいなと思っています。

真風 夫は着眼点が明るくて、常にポジティブなので、私は本当に救われることばかりです。いつも私と子どものことをさりげなく守ってくれて、そのやり方もスマートなんですよ。一緒に暮らしてみて、想像以上に穏やかで、こまやかな気づかいができる人なんだなと改めて感じました。

子どもと、1対1できちんと向き合えるような両親でありたい

――結婚されて、また母親、父親になったことで、仕事に対する姿勢や取り組み方に変化はありましたか?

勝矢 僕は、23歳から俳優活動を始めました。若いころはよく先輩に、「お前は家族をもったほうがいい役者になるよ」と、言われていたんです。でも、当時の僕は、役者で飯を食えるようになるのがなかなか難しかったんですよね。だから、結婚して家族ができて、子どもを育てるというのがまったく想像できなかった。40歳を超えて、なんとか飯が食っていけるようになってきたという感じです。

彼女と出会ったのは、もう、結婚もあきらめていたタイミングでした。「あきらめていたころに何かが来る」というのはよく聞く話だけど、「本当にそんなことってあるんだ」という感じです。

だから、若いころは想像できなかった人生が、今始まっているんです。これまでためてきた幸せが、一気に来た感じですね!それと、子どもが20歳になるころ、僕は70歳。そこまでは現役でやり続けなきゃいけないなとは思っています。

真風 私も夫と同じで、結婚とか子どもを産むとか、自分の人生にはないのかなと思っていました。本当に、人生って何があるかわからないなと。でも、そういう経験ができているからこそ、守るべきものがある中で仕事をするという、新しい感覚を持って作品に向き合えるようになった気がしています。今の私だからこそ、表現の幅だったり、役への向き合い方も、これまでと変わってくるのかなと思います。

今年は芸歴20周年という節目の年でもあるので、ファンのみなさんとその喜びをかみしめながら、役者としてもしっかりと歩んでいく背中を見せられたらいいなと思っています。

――どんな家族になっていきたいですか?

勝矢 子どもに対して、取りつくろったりせずに、1対1できちんと向き合えるような両親でありたいですね。僕がこのまま、俳優として進んでいったとしても、万が一変化があって、別の道に進むにしても、子どもに対して何かが変わるということがないようにしたいです。

真風 とにかく、元気でのびのび育ってくれたら、それだけで十分かなと思います。子どもを育てているというより、私たちが親にさせてもらっているんだな、と感じることのほうが多くて。私たち夫婦も、決して完璧な親ではないので、悩んだり迷ったりしながら、その都度、2人でしっかり話し合って、一番いいと思う選択をしていけたらいいなと思っています。

そして、子どもにとって、いつでも安心して帰ってこられる場所が”家族”であったらいいですね。

お話・写真提供/勝矢さん、真風涼帆さん 取材・文/内田あり(都恋堂)、たまひよONLINE編集部

お芝居の世界で長年走り続けてきて、これまで結婚のことも子どものことも想像していなかったという勝矢さんと真風さん。その2人がひとつの舞台をきっかけに出会って結婚し、お子さんにも恵まれました。わからないことだらけの妊娠・出産だったからこそ、その都度相談しながら、一番いい選択を夫婦でしていきたいと語ってくれました。
お2人それぞれ、これから舞台も控えられていて、母親、父親になったからこそ見せてくれる一面も楽しみです。

勝矢さん(かつや)

勝矢さんのプロフィール画像

PROFILE
1975年、兵庫県生まれ。2011年、映画「あしたのジョー」ではマンモス西役に抜擢され、映画「テルマエ・ロマエ」、舞台「フル・モンティ」に出演し注目を集める。2014年フジテレビ「HERO」で警備員・小杉啓太役を演じる。ドラマ「アルジャーノンに花束を」、映画「信長協奏曲」など数々のドラマ・映画・舞台に出演。強面な悪役からコミカルな役、また誰もが親しみやすい役まで幅広く演じ分ける俳優として、ドラマ・映画・舞台など様々な場で活躍している。2024年9月に俳優・真風涼帆さんと結婚を発表し、翌年9月に第1子の誕生を発表。

2026年3月13日(金)には、公開映画「ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編」、同月にミュージカル「ロマンティックス・アノニマス」出演が控えている。

勝矢さんのInstagram

真風涼帆さん(まかぜすずほ)

真風さんのプロフィール画像

PROFILE
熊本県出身。2006年に宝塚歌劇団入団し、2017年に宙組男役トップスター就任。2023年宝塚歌劇団退団。代表作には、『天は赤い河のほとり』、『オーシャンズ11』、『アナスタシア』、『シャーロック・ホームズ』、『カジノ・ロワイヤル』など。退団後はミュージカル・ピカレスク『LUPIN』、真風涼帆1st Concert「unknown」、「エリザベート TAKARAZUKA30thスペシャル・ガラ・コンサート」などに出演。2024年9月に俳優・勝矢さんと結婚を発表し、翌年9月に第1子の出産を発表。

2026年4月25日~5月24日まで、EX THEATER ARIAKE OPENING LINEUP『AmberS-アンバース-』に出演予定。

真風涼帆さんの公式ホームページ

●記事の内容は2026年2月の情報で、現在と異なる場合があります。

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