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7~8カ月がピーク?! どうすればいい? 人見知り・場所見知り【3児のママ小児科医】

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泣く赤ちゃん
yamasan/gettyimages

3児を子育て中のママ小児科医・藤井明子先生が、診療の中でママやパパたちから寄せられたお悩みについてのアドバイスや、日々の子育てを頑張っているママやパパに伝えたいさまざまな情報を発信している連載です。第13回目は、7~8カ月ごろがピークといわれる「人見知り・場所見知り」をテーマにお届けします。

慣れない人や場所にすぐ泣いてしまうというお悩み

「久しぶりに公園に連れて行ったのに、同年代のほかの子がいたら公園で遊ぶのを嫌がって、私から離れることができなくって、結局遊ぶことができませんでした」と、ママから相談がありました。せっかく連れて行ったのに…というママやパパの気持ち、よくわかります。


今回の相談は公園ですが、祖父母などの親せきに対してや、保育園などでの普段とは違った行事、地域でのイベント、小児科のクリニック、集団健診などの場でも泣いてしまうという相談を受けることがあります。


子どもの人見知り・場所見知りが強いときには、まずはママやパパ自身がリラックスする必要があります。一緒にいるママやパパが、新しい場所や人に対して緊張していたら、一緒にいる子どもも緊張してしまいます。ママやパパがリラックスすることで「ママやパパと一緒なら大丈夫」という経験を少しずつ重ね、慣れていくようにしていきましょう。例えば、公園で遊べない場合には、いきなり人の中に入っていくのではなく、ママやパパが子どもと一緒に遊ぶことから始めてはいかがでしょうか。

「大丈夫」を少しずつ増やしていく

わが家の次男は3才の集団健診で身長と体重の計測をとても嫌がっていました。保育園での定期的な計測はできるのに、ほかの子はすんなりできているのに、どうしてうちの子は泣きわめいて拒否するのだろう、と思ったのをよく覚えています。

数年たった今では、保育園の先生や地域の方、親せきに見守られ、友だちとのかかわりを通じて、安心して過ごせる場所や安心して一緒にいられる人が増えてきました。

小児科のクリニックを怖がる子どももいます。注射をされた経験を覚えていて、そこから泣くようになったと相談を受けることもあります。

私の勤めている「さくらキッズくりにっく」では、まずは怖い思いをしながらも来てくれたことをいっぱいほめています。そうして「怖い」って思ってもいい、「怖い」って泣いて叫んでも大丈夫な場所であることを伝えていきます。また、ママやパパが、医師や看護師と話す姿を見せることも大切です。その様子を見て、少しずつ慣れていく子どももいます。

子どもによって、新しい場所でも積極的に活発に活動する子もいれば、新しい場所などで新しい人がいると、自分が安心するまでは動き出せない子もいます。個々によって反応はいろいろ。ママやパパは「なんでうちの子は…」ともどかしく感じることもあるかもしれませんね。
ただ、人は一人で生きていくのではなく、さまざまな人や場所、社会に触れて生活をしていきます。
時間がかかっても、子どもに寄り添い、安心して過ごせる場所、安心して一緒にいられる人の輪を広げていくことが大切です。

文・監修/藤井明子先生 構成/ひよこクラブ編集部

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