苦労続きだった実母から「あなたは恵まれている」と言われるのがしんどい…ママたちの声
「ことあるごとに実母から『あなたは恵まれている』と、言われるのがしんどいです」という声が、口コミサイト「ウィメンズパーク」に寄せられました。本当のことなのに、なぜスルーできないのか、という声が多数のなか、投稿主さんと似た境遇で育ったママたちから共感する声も寄せられました。
スルーすればいいのでは
投稿主さんは大学生と高校生の母。国家資格を持っていますが、子どもが生まれてからは夫の希望もあって専業主婦に。5年前から資格を活かして短期の仕事をしていますが、お小遣い程度です。
「私が子どもの頃は、お世辞にもお金がある家とは言えませんでした。家族旅行はしたことないし、外食の記憶もほとんどありません。いわゆる貧乏でした。
でも私は夫の収入だけで生活し、子どもに好きな習い事をさせ、家族旅行も行きます。
そういう話になると必ず実母は『あなたは恵まれている』『感謝しないとね』と、言います。
しつこく何度も言われて、最近はしんどくなってきました。同じような方はいませんか?」
ほとんどが「実際に恵まれているのだから、流せばいいのでは」という声でした。
「『お母さんも娘が幸せで何よりでしょ?』と、せんべいを頬張りながら答える」
「お母さんは高齢で、働けるのに働かない娘に一言言いたいだけなのでは。
歳とると、同じことつい言っちゃいますしね。スルーしましょう」
「私も母からよく言われてました。でもどこかで『子どもは親以上の苦労はしない』と、聞いて『私が恵まれているのは、お母さんが頑張ってくれたおかげだね』と、言いました。母はちょっと嬉しそうでした。
主さんもよかったら伝えてみてください」
しかし少数ながら「投稿主さんの気持ちがわかる」という声も届きます。
ズルいと言われている気がする
「わかります。確かに私は母と比べて恵まれているけど、不満がゼロではない。
なのに『お父さんはもっとひどかった』『私の我慢と比べたらかわいいもん』と、母の不幸自慢が始まります。
母は父の不満をずっと私に垂れ流してきた人なので、なおさらイライラするのかもしれません」
「私もよく言われます。挙句に”自分の境遇に感謝しなさい”的なタイトルの本まで渡されました(笑)
私が専業なのは夫の希望で、将来のお金に不安がないわけじゃない。
そこに母からの言葉。毎日葛藤で悶々としています」
「『自分より幸せな娘を許せない母がいる』という、文章を見かけた時『私の母じゃん!』と、思いました。
私も結婚後、母から『あなたはラクしている』と、言われ続けています。
母は義両親と小姑2人と同居で、24時間いびられ続ける結婚生活でした。私はその様子をみて、絶対同じ思いはしたくないと選んだのが、今の夫です。
母には同情するけれど、私が選んだ人生にケチをつけられたような気がして、怒りと悲しさが混じった感情になります。
やりすごす方法としては、母に家庭の不満を大げさに愚痴ること。塾代が高いとか、反抗期がすごいとか。
母にとって、娘の不幸は蜜の味みたいです。はぁ」
「私の母も同じこと言います。本当にうんざりです。
以前、親に嫉妬されたくなくて、親と仲良くしたくて、不幸な道をわざわざ選ぶ子どもがいるって聞いたことあります。それこそ不幸の連鎖です。
嫉妬されようが、反面教師にして自分の幸せな道を選びましょう!」
「みなさん、ありがとうございます。すべて頷きながら読ませていただきました。
確かに母の口調は、嫉妬が入り混じっています。
また母は私を鍵っ子にしたくない、という理由で、外へ働きに出たのはだいぶあとで、ずっと内職でした。
でも私、箸の持ち方を正しく教えてもらえませんでした。箸がバッテンの状態で、大人になって恥ずかしいと悟り、大人用の矯正箸でがんばってなおしました。
そんなこともあり、もやもやするんだと思います。
でも母も高齢で、一緒に過ごせる時間もわずかです。これからは聞き流し、母への感謝の言葉も口にしてみます。
旅行や習い事のことは聞かれると素直に話していましたが、オブラートに包んで曖昧に話すようにします。
母を反面教師にして、子どもたちを見守りたいと思います。相談して良かったです。ありがとうございました」
と、投稿主さんは〆ました。
文/和兎 尊美
■文中のコメントは口コミサイト「ウィメンズパーク」の投稿を抜粋したものです。