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あなたはまだ、抱っこひもの正しいつけ方を知らない…。完璧な装着方法、教えます!

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ベビーキャリアで散歩中の母親と生後5ヶ月の赤ちゃん
※写真はイメージです。
RRice1981/gettyimages

今回は、抱っこひもの正しいつけ方を“美ラク抱っこスペシャリスト”の山室さんに聞きました!山室さんいわく、「町でみかけるほとんどの人は、抱っこひもを正しくつけられていない」とのこと。お店などで試着するときも、これから紹介するポイントを意識してみて。

NGな抱っこひものつけ方

街で先輩ママやパパが抱っこひもを使っていたら、妊娠中からよく観察してみて。赤ちゃんの位置が低く、傾いたりしている人が意外と多いんです。そして、抱っこひもでいちばん避けたい事故が、赤ちゃんの転落。NGな状態で装着して、かがんだり、ふいにつまずいたりすると、赤ちゃんが抱っこひもから飛び出しそうな状態に。転落防止ベルトがついた商品もありますが、それでも、事故一歩前のような装着は絶対にダメです!

赤ちゃんを抱っこする位置が低い

赤ちゃんの位置が低いという事は、腰ベルトの位置が低かったり、わきや背中のベルトがゆるんで、がばがばしていたりする可能性が。赤ちゃんの重みがしっかり支えられておらず、前に引っ張られ、ママの背中も猫背に…。姿勢が悪く、お疲れ気味の印象に。

また、赤ちゃんのひざが伸びている、背中が反っている、手足がだらんと落ちている状態もNG。赤ちゃんは、木にしがみつく、おさるさんのような姿勢が◎。そして、伸びたひざは股関節脱臼を引き起こす要因にもなります。
そうならないために、抱っこひもの、ベルトの位置をチェックしましょう。背中のベルトの位置が広く、肩から落ちそうになっていないか、腰ベルトが、ママやパパの骨盤を圧迫していないかを確かめて。

Good!な抱っこひものつけ方

抱っこひもを、誤った形で装着すると、ママ・パパと赤ちゃん、両者の姿勢が悪くなります。体に負担がかかり、あちこち痛くなることが…。逆にきちんとつけることで、両者ともに姿勢がきれいに整い、体の負担が軽くなるばかりか、スリムに見える効果も!

赤ちゃんを抱っこする位置は高め

赤ちゃんの頭が自分の顔のすぐ下付近にいるか確認を。素手で抱っこしたときの状態を、抱っこひも有りの状態でサポートするイメージです。ママやパパが正しく装着できていると、胸が開き、背筋も伸びて、引きあがった印象に。

また、背中のベルトは肩甲骨の内側が正しい位置。ベルトが両側の肩甲骨の高さにあるかを確認しましょう。背中のベルトの位置が、上すぎたり下すぎたりすると、ママやパパの体に負担をかける原因となるので、面倒くさがらず、装着の度にきちんと調節することが大切です。

赤ちゃんの正しい姿勢をチェック!

赤ちゃんの背中はまあるく、脚がM字になっていることが大切。背中はCの字を描くように丸く、両腕はWに曲げた状態になっているのが正しい姿勢です。赤ちゃんのおしりにママ・パパの手を入れ、おしりを抱っこひもに沿わせると、背中がまあるくなります。

よく、腰ベルトを骨盤の位置に装着している人がいますが、正しい位置はウエストのくびれた部分。腰に合わせて装着すると、出産で開いた骨盤に悪い影響を与えてしまいます。また、腰の位置でベルトをとめると、赤ちゃんの重みでだんだんと下がってしまうので、気をつけて!

監修/山室智子先生 取材・文/江原めぐみ、たまごクラブ編集部

お出かけだけでなく、産後すぐから寝かしつけ、小児科の受診、狭いスーパーでの買い物など、あらゆるシーンで大活躍の抱っこひもは、妊娠中から検討したい育児グッズのひとつ。デザインや流行りだけで選ぶのでなく、使いやすさや安全性を重視して選び、今回紹介した装着のポイントをしっかり思い出して、使用してくださいね。

参考/『たまごクラブ』2021年10月号「初めての抱っこひも 失敗しない!選び方」

山室智子さん

PROFILE
一般社団法人日本ママヨガ協会認定のヨガ講師であり、美ラク抱っこスペシャリスト。「美ラク抱っこ講座」で、抱っこひもの正しい使い方と産後の正しい姿勢を伝えている。また、本部トレーナーとして講師の養成も行う。プライベートでは2男2女のママ。

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