年中さんから準備をしてほしい! 小学校入学前にやっておきたい2つのこと

小学校入学まであと1年半。少し早いと思われるかもしれませんが、自分で時計を見て行動したり、長時間座って授業を受けたり…と環境が大きく変わります。自分から楽しく行動できるように、今のうちからぜひ入学準備を始めてみましょう。
年長さんになってからの1年は忙しく、あっという間に時間が過ぎてしまいます。だからこそ、今から準備をスタートさせることで、気持ちにも余裕を持ってに入学を迎えることができます。
小学校で起こる4つの生活の変化
小学校では、これまでとの生活とは大きく変わります。特に大きな生活の変化としては以下の4つと言われています。
1. 時計を見て動く
時間割で動くようになるため、時計を見て自発的に行動することが求められるようになります。
2. 家庭学習がスタート!
宿題も出るようになり、どれだけ自分から楽しく勉強に取り組めるかが重要になります。
3. 集中力が必要になる
授業が始まると、45分間はじっと座っていないとならなくなるため、集中力が必要になります。
4. 自分で連絡帳に記入!
翌日の持ち物や宿題などを自分で書く必要が出てきます。
このように、小学校に入学するまでに「時計が読めるようになる」、「自発的に勉強する習慣」、「集中力」、「字が書ける」ことが求められます。
年中さんの間にやっておきたい2つの準備とは?
全てを年中さんの間にできるようにならなければならない、というわけではないので安心してくださいね。特に「自分から学習する習慣」はすぐに身につけることができません。まずは身近なテーマから取り組むことと、ステップをふんで無理なく楽しく続けることが大切です。
1. 時計・ひらがなから学んでみよう!
小学校では、時計が読めることが重要になってきます。また、連絡帳を書いたり、宿題をするためには子どもがひとりで文字を読み書きすることも必要です。
日常生活には、文字があふれていますし、普段の行動に時間は取り入れやすいものです。今の生活にあるものから学びを始めてみましょう。
2. 楽しく続けられる習慣づくりを
年中さんではまず自分から楽しんで取り組むことを目標に、無理なく楽しく始めてみましょう。年長さんでは、「自分から」を習慣にすることを目標し、2ステップで自分から取り組む力を身につけましょう。
具体的な目標を作って無理なく準備をしよう
年中さんの間に身につけなければならないものがわかったところで、次にどのように身につけていけばいいのかを確認してみましょう。
1. 時計の読みの目標は
まずは短針と数字がぴったりと合う「〇時ぴったり」をマスターしましょう。年長さんでは「〇時半」の学習に進みます。
2. 時間を意識した行動を!
時計を見て、「〇時になったら、〇〇を始めよう」というふうに、始まりの時間を意識して動くようにしましょう。年長さんでは、「〇時までにやろう」という、終わりの時間を意識した行動を心掛けましょう。
3. ひらがなはどうやって学ぶ?
正しい字をなぞりながら、字の形や書き順を意識して書きくようにします。年長さんでは、写し書きができるようになることを目指します。
4. カタカナはどうやって学ぶ?
まずはカタカナが全部読めることを目標にしましょう!ひらがなとも区別できるようにします。年長さんでは、カタカナの「書き」に挑戦すると良いでしょう。
ほかにも、考えるための「型」を学ぶことで小学校での算数につなげたり、身近な不思議に触れ、好奇心を刺激することで、理科や社会につなげることができます。
無理なく楽しく入学準備を始めよう
ひらがなや時計を日常で教えられるといっても、忙しく日々を送る中では簡単なことではありません。
そんなときにはクイズや音で楽しく「時計の読み」「ひらがなの書き」が学べる<こどもちゃれんじ すてっぷ>を活用してみてはいかがでしょうか。例えば、「ひらがななぞりんパッド」で遊びながらひらがなを書く練習ができたり、「とけいマスター」で楽しく時計を学ぶことができます。
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楽しく自分から勉強に取り組む習慣をつけることで、子どもの小学校生活はきっとより楽しいものになります。ぜひ日常生活での学びに取り組んでみてくださいね。
取材・文/ふくだりょうこ
取材協力/こどもちゃれんじ