間違った習慣が身につく前に覚えたい!むし歯を防ぐ、もっとも大事な子どもの習慣3
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子どもの歯やお口の健康を将来にわたって保つためには、「習慣」がカギ。歯磨きをしっかり行うこと以外にも大事なポイントがあるようです。できるだけ早いうちから身につけたい習慣について、子どもの歯に詳しい歯科の先生に聞きました。
【習慣1】歯磨きを生活の中のルーティンにする
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お答えいただいたのは
テクノポートデンタルクリニック院長
倉治ななえ先生
多くの大人がそうであるように、子どもが自分で磨く歯磨きも、朝と夜の1日2回が基本です。1日2回の歯磨きが「生活の中のルーティン」になれば、習慣化は達成されます。たとえば朝は、ごはん→歯磨き→着替え。夜はおふろ→歯磨き→布団に入る→絵本→寝るなど、生活の流れに歯磨きを組み入れます。
ルーティンになるまでは、ママ・パパが主体となり、毎日声かけをしましょう。そのとき、「歯磨きしよう」ではなく、「歯磨きの時間だよ」と声かけするのがポイント。その時間は歯磨きをするのが当たり前、を繰り返し伝えます。歯磨きをしたら、カレンダーにシールを貼らせるなど、ごほうびを用意するのもおすすめです。歯磨き→シール→布団に入る、など、シールもルーティンに組み込むと、より習慣化が進みそうです。
さらに歯磨きを習慣化するコツ
★子どもの歯ブラシは、必ず月齢に合ったものを用意しましょう。歯磨きを嫌がるのは、ハブラシが口の状態に合っていなかったり、握りにくかったりすることが原因の場合もあります。
★自分で磨いたらほめることもお忘れなく。ママ・パパが歌いながら磨くのもいいですね。歯磨きが楽しいものであると思えれば、習慣化しやすくなります。
【習慣2】仕上げ磨きも楽しく♪夜、ていねいに
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ママ・パパによる仕上げ磨きも朝・夜1日2回が理想です。とはいえ、朝は忙しくて「そんな時間とれない!」ということも。難しいときは夜、ていねいに磨きましょう。仕上げ磨きもルーティンに。ママ・パパが歌いながら行うなど楽しい雰囲気にするのが、子どもが習慣として受け入れやすくするコツです。
仕上げ磨きは、子どもをあお向けにして、ママ・パパの股の間に子どもの頭を挟んで行います。この姿勢は、子どもの口の中をのぞき込みやすい姿勢です。歯ブラシを持った手の小指を子どもの頬やあご、こめかみに置くと、歯ブラシを安定して動かせます。余計な力を入れず、ペンを持つように毛に近い部分を持ち、小刻みに動かす“シャカシャカ磨き”が、子どもに嫌がられないポイントです。
さらに仕上げ磨きを効果的にするコツ
★仕上げ磨きをするときに、500ppm以下のフッ素入り歯磨き剤を少量つけて磨くとなおよし。歯磨き剤の量は、つめ切りで切った子どものつめ程度が目安です。
【習慣3】食事とおやつの時間を決め、キシリトールも取り入れて
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歯磨き習慣と同様に大切なのが、「食習慣」です。子どもがむし歯になるのを防ぎたくて、甘いものをあまり食べさせないという方もいらっしゃいますが、むし歯になりやすいのは糖の量ではなく、実は、食べる頻度。口の中に甘いものが長くとどまっているとむし歯リスクが高まります。食事とおやつの時間を決めて、ダラダラ食べはさせないようにしましょう。甘いもののダラダラ食べを防ぐには、食事のあとにデザートをきちんと食べさせるというのもひとつの方法です。甘いものをしっかり食べて満足できれば、ダラダラ食べは防げます。
食事のあとに「キシリトール」を習慣にするのもよいでしょう。甘いものを食べるという欲求を満たすのにも役立ちます。朝、歯磨きの時間がないという場合も、朝ごはんのあとにキシリトールを習慣にすることで、むし歯予防の効果が期待できます。生活習慣の中に上手に取り入れたいですね。
甘いのにむし歯予防が期待できるキシリトールって? 詳しくはこちら>
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