「性善説」「お菓子を取られちゃう」…一人っ子の6つの特徴、ママたちの声
きょうだいは、いた方がいい?それとも一人っ子がいい?
それぞれの良い面も大変な面もあるものです。
そこで、口コミサイト『ウィメンズパーク』に寄せられた、一人っ子のママが感じた一人っ子の特性をリサーチしてみました。
特性その1 食べる速度が遅い
「食事はゆっくりです。でも、うちの子は所有欲は強く、好きな物は自分の皿にたんまり確保します。誰も取らないのに」
「食事の時は競争相手がいないのでゆっくりのんびりですね。誰にも取られないのがわかってるので自分のペースで食べてます。家に友だちを呼んで食事(大皿料理)すると、みんな食べるのが早いし、誰のが多いとか言い合っているのについていけない様子です」
一人っ子あるあるで多かったのが、食べる速度が遅いでした。
きょうだいに自分の分を奪われる経験がないので、自分のペースでゆっくり食べるようです。ちなみに、ショートケーキのイチゴを最後に食べるなど、美味しいのを最後まで取っておけるのも一人っ子の特徴であるようです。誰にも横取りされないですものね。
特性その2 わける意識が薄い
「親戚の集まりの際、一人っ子の従妹は、数種類入っている箱のお菓子をほぼ一人で好みのものだけ何個も食べ続けていました。親も特に気にするわけでもなく。そういう光景を見て、好きに食べてもきょうだいからブーイングが出ないから配分とか気にしないのかなと」
「5個のお菓子を従姉妹2人と一人っ子の息子でわけることに。1個ずつ分け、お姉ちゃんが『残りの2個はジャンケンで』と、いう間にさっと口に入れた息子。分けるという発想がなく、その時食べたかったから。そのあと、しっかり言い聞かせました」
きょうだいがいると、親から平等な配分を教えられる機会が多いですよね。一人っ子のママやパパはそれを教えるのに苦労しているようです。
特性その3 おっとりさん
「あんまり所有欲がないですね。取り合いとかしないからかな? お友だちとおやつを食べたりする時に、いつも他の子がささーっといっぱい食べて、息子はちょっとだけ。ですが、さほど気にしてもいないようです」
「自分が食べなければいつまでもおやつが残っているので、人と競っておやつを食べるということがありません。なので、友だちが来ておやつタイムになると、まわりがガツガツ食べる姿に気を取られ、結局自分は1つなんてことはしょっちゅう。かといって自己主張もせず。親からしたら負けずに前に出て欲しいとは思います」
一人っ子がお菓子を取り損なうケースがとても多く寄せられていました。それでも怒る、泣くもなく、それはそれと気にしていない子も。一人っ子の余裕かな?
特性その4 穏やか
「息子やまわり一人っ子は、穏やかな性格が多いです。きょうだいげんかなどで怒る機会が少ないので穏やかな性格になるのかも。ケンカも少なく、平和主義的に遊んでいますね」
「一人っ子の息子を見て思うこと。喧嘩を見慣れていないので、友だちのきょうだい喧嘩を見るとドン引き。低学年ぐらいまでって蹴りあいみたいな容赦ない喧嘩しませんか? そういうのに遭遇するとアタフタしてます。そして、そのアタフタするケンカのレベルがとても低いです(笑)」
きょうだいがいる人はケンカも見慣れしていますが、一人っ子は機会がないからか、ケンカの概念が薄く、穏やかな性格になるのでしょうか。
特性その5 一人遊びが上手
「高校生の息子は、小さな頃から一人遊びをしているので、友だちは多いのに1人カラオケや1人ライブなど1人で行動することに抵抗はないようです。仲の良い友人には『1人で楽しいの?』と、聞かれていました」
「中学生の娘は、家で1人で過ごす時間が多かったせいか『友だちと遊ぶのは楽しいけれど、一人の時間がないと疲れる』と言っています。子どもの頃から持っていた自分だけの世界が居心地よいようです」
一人の時間を多く過ごす一人っ子は、一人で楽しむすべを知っているようです。また、きょうだいのやり方をまねしたりすることがないためオリジナリティや独自の発想力に長けている子も多いとか。
特性その6 人を疑わない
「性善説。高校生の息子はきょうだいにいじめられたり、不条理を感じる機会がなかったので、基本悪い人はいないところから始まる。で、高校生になって性格悪い人に騙されたり、陥れられてから気づく。気づくのが少し遅いです。心配…」
騙されるのは心配ですが、ある意味ピュアに育つよさもありますよね。
一人っ子の特性は、ネガティブな要素ではなくひとつの長所でもあります。
一人っ子も一長一短、もちろんきょうだいがいることも一長一短。
それぞれの子の特性を伸ばしてあげたいものですね。
(文・井上裕紀子)
※文中のコメントは、『ウィメンズパーク』の投稿を再編集したものです。