「えっ!? 今なんて??」忘れられない失礼な人からのドン引きエピソード
ママ友や同僚、義実家で、今でも忘れられない失礼なことを言われたという経験はありませんか? 口コミサイト「ウィメンズパーク」のママのエピソードとともに、新刊『アカンヒトズカン』の著者であり、放送作家の野々村友紀子さんに、失礼な発言に対する対策についてのアドバイスをお届けします。
これって失礼じゃやない! 今でも忘れられないひと言
――まず、ママたちがこれまでに経験した失礼なひと言についてまとめてみました。
■彼女と私を比べた会社仲間のひと言
「夫の会社仲間とカップル3組で飲み会したとき、ぽっちゃり目の私への当てつけで『俺の彼女、悪いけど細いからさー』と。『悪いけど』ってなんだよ!わざわざそんなこと言わないといけないシチュエーションでもなかったし、それ以来、その人のことが大嫌い。まぁ、もう会うこともないですけど」
■「かわいくなってよかったね〜」と娘に言う?
「娘が1〜2歳頃に会ったきりの親戚に、娘が小学生の時に再度会う機会がありました。娘を見て『可愛くなってよかったよね~』と私に言うんです。確かに赤ちゃんの頃の娘はかなりムチムチして、顔も目がない位に細かったし、髪も天パで爆発していましたけどね。当事者を目の前にしてかなり失礼じゃない? と思いました」
■夫の友人にトドメを刺された!
「昔、夫の友人と夫との会話で『お前の好みって、ん??って感じの子が多いよな?』と話していたことがあります。その場に私もいたんですが、私が『ん??』ていう感じってことですよね。確かに雑誌やテレビに出ている夫の好みの女性は、私も『可愛くないなぁ…』と思っていたのですが、夫の友人にトドメを刺された感じです」
■新居に対するいらぬひと言
「ママ友が真顔で私の方を覗き込むようにして、『なんであんな所にあるマンションを買ったの?』と言われた時は、失礼な!と思いました。我が家にはベストな立地にあって住みやすいんじゃ!! 不思議に思ったとしても、言い方ってもんがあるだろうと。このママ友から時々、失礼な発言をされます。本人は一切悪気がないみたいなんですけどねぇ」
■これってマウントなの
「中学からの友人に、『うちの旦那が○○(私)のことを安物買いの銭失いって言ってたよ!』と、笑いながら言われました。その子は中学からブランド物のハンカチ、高校生からブランドバックを持っていました。その時は、苦笑いしましたが、夫婦でそんな話をしてるの?と…。10年以上も前の話ですが、忘れられずにいます。その友人とは、徐々にフェイドアウトしました」
■私もあなたの嫁ですよ〜
「同居している義母から、私が娘と一泊で出かける報告をした時に『娘と出かけられる時に行ってきな。娘と泊まりでお出かけは、楽しいよ。やっぱり、息子の嫁と行くのとは違うから』と、言われました。私はあなたの息子の嫁ですが、何回も一緒に旅行していますよ。わかりました、もう誘いませんよー」
■娘と私の目の大きさの違いにそれを言う?
「『その目、整形?』と、聞いてきた人。私は目が大きいけど、娘は一重。私と娘の顔を交互に見て、言われました。私にも娘にも失礼な…!と思いました。でも、本当に整形だったら、お互い返答に困るだろうに…」
■人前でそれを言う??
「子どもの体操着の話ですが、買うか聞かれたので、上の子のお下がりが綺麗な状態で残っているので買い足さないという話をしたら、『あなたの旦那さんの稼ぎなら買えるでしょー?』と言われました。買えるとか、買えないとかじゃなくて、必要ないから買わないんだけどな。それより、みんなの前でその発言というのは、すごく下品だなと思いました」
■15年経っても忘れられない
「育児休暇を終えて仕事復帰する時に、両立できるか不安な私に対して友人が、『あんたならやっていけるよー!だって適当じゃん』とひと言。私は、元々ずぼらな性格なので、きっちり完璧に家事をこなしておきたいというタイプではないですが、『あんたに言われたくねーよなんだよ!』と思ったひと言でした。15年もたつけど忘れられないです」
いらないひと言を言う人との接し方と距離の置き方
悪気はないのだろうけど、不用意なひと言をいう困った人はいます。そんな人に対する対応策について、野々村友紀子さんに聞いてみました。
「失礼な体験は、人ごとだと思うと面白いのですが、自分のこととなると笑えませんね。
ママの体験談の中の、もう会うことのない夫の友人に顔の好みや容姿のことを言われた時は、私なら、『「ん??」って何なん。私の彼はそういうこと言わないけどね』と、きっとカウンター入れています。だって、もうその人に会うことができないので復讐する機会がありませんから(笑)。
とはいえ、ママ友や会社の同僚など近しい人間関係の場合は、失礼なことを言われても、言い返すのは難しいことがあります。
私もあるママ友から急用で車を出して欲しいと頼まれたので、急いで化粧もせず駆けつけたら、開口一番、『友紀ちゃんのすっぴんにびっくりするわ』と言われたことがあります。『イヤイヤ、急いできたのに』とつっこみたくなりました。
またある時は、ママ友が『友紀ちゃんのダンナさんはイケメンやね』と言ったら、もう1人のママ友は『イケメンではないよね』と、いらんひと言。
またまたある時は、『〇〇ちゃんのママが友紀ちゃんのこと仕事が忙しいから、家のことちゃんとできてないんじゃないと、言ってたよ〜』と言われたことです。これは全て同じママ友に言われたことなのですが、本人はまったく悪気がないのです。
私もさすがに、『〇〇ちゃんのママが言ってたよ〜』と言われた時は、『そんな話、〇〇さんから聞きたくなかったよ』と伝えました。すると『あっそう…。言わないようがよかった?』と、少し反省をした様子でしたが、そういう人は自分が放ったひと言で人が傷つくことや、相手が苦笑いの反応をしていることに気づかない、鈍感な人なのだと思います。
中には、さらに失礼なこと言った後に、『私って性格が悪いからさぁ〜』という変なフォローを言う人もいますよね。失礼な人にはなるべく近づかない、関わらないようにするしかありませんし、失礼な人の話は聞き流し、気にしないようにするしかないですね。
私は失礼なことを言う人がいると、“人のふり見て我がふり直せ”ではありませんが、人と話す時の悪い例として、気をつけなければいけないことを教えてくれてありがとうと、思うようにしています。失礼なひと言の中には笑ってしまう話もあるので、誰かに話す時のおもしろいネタができたと思い、その話がウケた時、溜飲(りゅういん)を下げることでストレスを解消しています(笑)」
(お話/野々村友紀子さん)
誰しも失礼なひと言を言われた経験はきっとありますし、私も思い出してもはらわたが煮えくりかえるほどのこともあれば、あまりのひと言に笑ってしまったこともあります。失礼なことを言われた本人は、ずっと忘れないものですから発言には注意ですね。
(文/酒井範子)
※文中のコメントは口コミサイト「ウィメンズパーク」の投稿を再編集したものです。
※文中のコメントは『ウィメンズパーク』の投稿を再編集したものです。
野々村友紀子さん
PROFILE
大阪府出身。芸人として活動後、放送作家へ転身。夫は芸人・2丁拳銃の修士さん。現在は吉本総合芸能学院(NSC)東京校の講師、著書・脚本等の作家業に加え、メディア出演など多方面で活躍中。最新刊に『アカンヒトズカン』(学研プラス)など多数。
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