「子どもを貸して…」!!?? 思わず耳を疑った驚きの言葉
「貸して」と言われて、気軽に貸せるものもあれば、「えっ?」と自分の耳をを疑うようなびっくりすることも?! 口コミサイト「ウィメンズパーク」のママのエピソードを紹介するとともに、新刊『アカンヒトズカン』の著者であり、テレビなどで活躍する野々村友紀子さんに、ちょっと困った人の対策について聞いてみました。
私が気になった「コレ貸して」体験談
――まずは、ママたちのドン引きしたエピソードを紹介します。
■リップなど化粧品
「化粧品です。リップに口紅、ファンデーションなど直接肌に触れるものです。断れる雰囲気ではなく仕方なくティッシュで拭いてから渡し、かえってきたものを本人の目の前でティッシュで拭きました。本人は『気にしないのに』と言っていましたが、私は気にします!」
■それぐらい買えばいいのに
「ベランダを掃除するためのほうきとちりとりを貸してと、マンションのお隣さんに言われました。またある時は、体重計を貸してと。え?と思いましたがどちらも貸しました。その後も数回お願いされ、それぐらい早く買ってよ! と内心思いながら貸していました」
■塗るタイプの制汗剤
「年下の同僚に、『制汗剤がなくなってた〜。貸して』と言われて、『私の塗るタイプなんだけど』と返したら、『大丈夫~』と…。貸しておいてなんですが、今の子って、気にしないの? と、ビックリでした」
■友人から「子どもを貸して」と
「彼氏とのデートに子どもを連れて行きたいから、『子ども(3歳)を貸して』と。彼と家族ごっこを楽しみたいのだろうと思いますが、もちろんお断り。ペットでも不可! その後、ゆっくりと疎遠になりました」
■エサを貸してって
「息子と2人、餌を投げながら楽しくキャーキャー言っていたら、突然知らない親子連れに『餌、貸してもらえませんか?』と。いや、貸すって、どうやって返すん?と思いながら、『そこの売店に売っていますよ~』と教えたら、『ケチくさっ』と、目を見て言われました」
気軽に貸して!と言われたの時の対策ってどうしたらいいの?!
「それ借りる?!」とつっこみ、困惑することも。貸しづらいものを貸してと頼まれた時の上手な返答方法について、野々村友紀子さんにアドバイスをいただきました。
「ママたちの体験談の見知らぬ親子の『エサ貸してもらえませんか?』は、公園あるあるですね(笑)。高いものではないのに、なぜかそういう人は公園の池にいますよね。私の知っているママ友の中には、高価なブランドバッグを同窓会に行くから貸してほしいと、気軽にお願いする強者もいました。
私が『〇〇貸して』と言われて困るのは、ファンデーションです。直接、顔に触れるものということもありますが、貸せばパフをすぐ洗わなくてはいけないのが面倒くさいなぁと思うからです。反対にリップは、仲がいい人や信頼できる人であれば貸せます。というのは、リップは直接、唇に触れるものですが、少し削ればいいかなと思うからです。ただ、私のマネージャーに聞くと、『ファンデーションも嫌だし、リップも無理です』と言うくらいなので、『これは絶対無理だなぁ』『〇〇は、仲がよければ貸せるかも』『仲がよくても無理』と、思う感覚は人それぞれ違うものです。
私が昔、困惑したのが『プリンター貸して〜』と、あるママ友から頼まれたことです。
年賀状の印刷をするためなのですが、思いのほかインクが減ってしまい、自分の家族の年賀状を印刷する時に買い足すことになったのです。この貸しては次の年も当たり前のように頼んできたので、その時は『インク持ってきてくれたらいいよ』と伝えたら、それから『貸して〜』と、頼まれなくなりました(笑)。
そのママ友は、嫌な顔をせずに何でも自分から引き受けてくれるいい人なのですが、自分が何でも引き受ける性格だからなのか、相手にも同じように頼んでもいいと思っているのだと思います。こういう人は基本的に悪気がないのですが、ちょっと困りますね。
とはいえ、貸したくないのに無理して貸すのはストレスですし、捨てるのはもったいないないので、突然『リップ貸して〜』と言われた場合は『ごめん。私、リップを貸すのは無理なの』と伝えてみてはどうでしょう。ちょっと高価なものの場合は、『大事なものだからごめんね』と断ってみるという方法もあります。
『〇〇貸して〜』とお願いする時は、自分はよくても、相手にとっても嫌な場合もあることを理解しておいた方がいいですね」
(お話/野々村友紀子さん)
コロナ禍で気軽に貸してと言うことも少なくなりましたが、普段ならありますね。『貸して』と言われたら、断りづらいときもありますが、無理な場合は、はっきり断る勇気も必要ですね。
(文/酒井範子)
※文中のコメントは口コミサイト「ウィメンズパーク」の投稿を再編集したものです。
※文中のコメントは『ウィメンズパーク』の投稿を再編集したものです。
野々村友紀子さん
PROFILE
大阪府出身。芸人として活動後、放送作家へ転身。夫は芸人・2丁拳銃の修士さん。現在は吉本総合芸能学院(NSC)東京校の講師、著書・脚本等の作家業に加え、メディア出演など多方面で活躍中。最新刊に『アカンヒトズカン』(学研プラス)など多数。
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