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藤井聡太四段に続け!将棋の習い事で理系脳が身につくってホント?

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7月2日の竜王戦決勝トーナメントで惜しくも負けてしまった藤井聡太さん。とはいえ、14歳の中学生棋士としてデビューから半年で、歴代トップである29連勝は輝かしい記録です。このブームにより、ママたちの間では将棋の習い事に注目が集まっています。そこで、将棋教室の内容や将棋を習って実際に感じたことなどをご紹介します。

子ども将棋教室ってどんなことをするの?

私の子どもが通っている将棋教室は、講師はプロ棋士。そのほか多くの教室でも、プロ棋士が先生というところが多いようです。小学生以下の教室では女流棋士が教えてくれるところも。やはり女性の先生のほうが教え方もやさしく、小さな子どもにとっても柔らかい印象があるのかもしれません。

授業の内容は大きくわけて3つ。最初に詰将棋のプリントを解きます。小学生くらいだと3手詰めや5手詰めなどの問題を数問解きます。この詰将棋こそが、将棋の強さを決める1つでもあり、藤井聡太さんも小学生のころから詰将棋の天才と言われていたそうです。次に講師による解説です。その日やった詰将棋の解答のコツや、子どもたちへワンポイントアドバイスになるような戦術を教えてくれます。そして最後が対局。講師や教室にいる子ども同士で対局を行います。1コマ2時間のクラスだと1時間半ほど対局を繰り返します。

半年でパパや祖父を負かすことも

最初は祖父から将棋盤と駒をもらったことがきっかけでした。家で私がルールブックを読みながら、将棋の駒の動かしかたを覚えることからスタートし、ある程度できるようになってからはパパとの対局や、タブレットで将棋アプリをするようになりました。このころから将棋にのめり込むようになり、将棋教室に通わせることにしました。

教室に通って半年ですが、子どもの吸収力にはおどろくばかり。親のひいき目なしにしても強くなっているのがよくわかります。少し前まで負けてばかりだったパパや祖父にも、最近では互角もしくは勝つことのほうが多くなってきました。私自身はもう太刀打ちできないほどです。

子どもに身につけさせたい理系脳が将棋で育つ

将棋を習ったからといってすぐに算数ができるようになったりはしませんが、将棋の基本的な「駒得」という考え方は非常に理系的。取る駒と取られる駒の価値を比較し、常に自分が得になるように進めるというこの考え方は、理系脳を育てることに繋がっているのではないかと思います。また、詰将棋も7手詰め、11手詰めともなると多くの選択肢があり、相当な思考力が必要となります。

そして集中力にもちょっとした変化が。宿題や嫌なことだと5分もじっとしていられないうちの子が、対局中は静かに盤と向き合っています。小学生男子が10数人集まっていてあれだけシーンとしている様子は、他ではあまり見ることができない光景です。

家でも詰将棋プリントをしたりアプリで対戦したりと、親の手がかからずに子どもがすすんで取り組んでくれるのもいいところ。なにしろ本人はゲーム感覚で楽しんでいるので、まさに「遊び」が「学び」になっているようです。そして、自分が強くなれば年上の子やパパにも勝てると言う喜びは、将棋以外のやる気の源にもなっているのではないかと思っています。(文・サトウヨシコ)

※この記事は「たまひよONLINE」で過去に公開されたものです。

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