「“産後うつ”かも…」出産後いちばん大変だったことは?【0~5才ママ調査】
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出産後、慣れないお世話がすぐに始まり、疲れや不安から、精神的に不安定になるママは少なくありません。
ドラマ「コウノドリ」でも、リアルな描写が話題になった「産後うつ」。
口コミサイト『ウィメンズパーク』にも、ドラマを見て「泣けた」「昔の自分を思い出してつらかった…」と、感情移入してしまったママたちの熱いコメントが多数寄せられました。
そこで今回は、0才~5才のお子さまがいる先輩ママたちの「産後」について、アンケート形式で聞いてみました。
2017年5月4日~2017年5月7日、全国のウィメンズパーク会員2,991名に実施した「産後大変だったこと、教えて!」というアンケートを元にしています
「子どもが0才の時、"産後うつ”になった?」
第1位 ならなかった 264名(31%)
第2位 少しなった 257名(30%)
第3位 あまりならなかった 163名(19%)
第4位 わからない 89名(10%)
第5位 なった 81名(9%)
産後うつに「ならなかった」人は、どんな産後だった?
「ならなかった」「少しなった」はほぼ同数ですが、はっきり「ならなかった」と言い切った人も、その理由を聞くと
「育児が楽しくて仕方なかった」
「子どもの寝顔に癒された」
というハッピー感いっぱいのママもいれば、
「忙しくてそれどころではなかったと思う」
「体調もよく、生後3週間くらいから子連れで仕事を再開したから、なる暇がなかった」
「なった?と思ったら負け」
と、温度差があるよう。産後うつには「ならなかったが、夫にはイライラした」という人もいました。
では、産後うつに「なった」「少しなった」「わからない」と答えた人は、どんな状態、心境だったのでしょうか?
産後うつに「なった」と答えた人の心と体は?
産後うつに「なった」「少しなった」と答えた人は、
「1人目は自信なくして、こんな母で子どもがかわいそう、と涙が出たりした」
「子どもの体の事で病院に毎週通い、自分は寝不足、ストレス、帝王切開のキズが癒えず、旦那の理解はないしで心が折れました」
「明日も同じ生活と思うと泣けてきた」
「うつと診断されたわけではないけど、身体に症状が出たり、精神的に不安定だった」
「なんだか子どもをすぐにはかわいいと思えなくて、自分だけ一人みたいで、寂しかった」
と、ブルーな気持ちは同じ、「少し」は本人の感じ方次第のようです。
「わからない」と答えた人の中にも、
「産後うつというのか、ノイローゼみたいになりました。子どもを守る気持ちが強くて、夫のすることなすこと全てに敵対心がありました」
「大変すぎて、どれが鬱なのかわからなかった」
「今思うと鬱気味だったかも」
という声も。それどころではない毎日が切実です。
先輩ママたちは何がいちばん「大変だった」「つらかった」と感じたのでしょうか?
「産後、あなたがとても"大変"だと感じたことは?」(複数回答)
第1位 睡眠不足 596人(25%)
第2位 寝かしつけ、泣き止ませなどの子どものお世話 475人(20%)
第3位 自分自身の心身のケア 373人(15%)
第4位 授乳 365人(15%)
第5位 外出できないストレス 226人(9%)
第6位 離乳食・アレルギー等の食事管理 116人(5%)
第7位 予防接種・健診などの子どものスケジュール管理 98人(4%)
第8位 夫との家事・育児分担 91人(4%)
第9位 ママ友探し 31人(1%)
第10位 その他 30人(1%)
第11位 大変なことはなかった 14人(1%)
複数回答で最も多かったのは、「睡眠不足」と「自分自身の心身のケア」、また「寝かしつけ、泣き止ませなど子どものお世話」との組み合わせ。
「睡眠不足からくるイライラや不調が一番大変だと思う。
一人目は身近に知り合いがいなく寂しい孤独感を感じることが辛かった」
「始めての子どもで、何が何だかわからなかったし、大変過ぎて記憶がない」
「体も心もボロボロ、保健師訪問の時には子どもより私の方が心配された」
「睡眠不足に加えて上の子のお世話。上の子のイヤイヤ期がバッチリきてて…いろんな事が荒れてました」
"産後うつ"は、育児へのプレッシャーや不安などがストレスになって発症すると言われています。おおらかな気持ちで赤ちゃんと向き合うためにも、一人で抱え込まず、周囲の人に相談したり、サポートをお願いしましょう。(文・たまひよONLINE編集部)