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ズック、ハンサム、ソニプラ…昭和の懐かし言葉集、あなたはいくつわかる?そのワード、覚えた時には、既に死語!?

更新

古い写真、70年代の子供
SetsukoN/gettyimages

昭和、平成、令和となり、昭和世代が使っていた言葉は、もう通じないなんてことも!口コミサイト「ウィメンズパーク」のママの声を紹介するとともに、作家の鳥居りんこさんに懐かしい昭和の言葉について聞いてみました。

若者にはつうじない! 懐かしの昭和世代の言葉とは

まずは、ママたちの昭和言葉集をご紹介します。あなたはいくつわかりますか?

■メリケン粉
「今は亡き母が、小麦粉のことをメリケン粉と言っていました」

■「ベーンベー」
「BMWのことを『ビーエム」ではなく『ベーンベー』カルティエのことを『カルチェ』。たしか、もっと昔はカルティエって言っていたのに、バブルの頃カルチェになったと記憶しています」

■ソニプラ   
「いつの間にかソニーが抜けて『PLAZA』になっているけど、どうしてもソニプラって言ってしまう。お店の呼び方は『PLAZA』では物足りない。ソニプラだ!」

■ファーストフード
「いつの頃からかファストフードと言うように。エンターテイメントもいつの間にかエンターテインメント。なんかまだ言い慣れないです。カタカナ語は、日本人が言いやすい読み方でいいと思う、昭和のおばちゃんです。一応、英語科卒です」

■ズック
「子どもが履いている運動靴のことをさして、ズックと言っていました。うちの母は、ハンガーのことを衣紋かけと今だに言います。孫と祖母との会話は、語彙がわからなくてかみ合いません(笑)」

■さじ
「スカル→しゃれこうべ、ピーナッツ→南京豆、小麦粉→メリケン粉、トレイ→おぼん、スプーン→さじ、マフラー→襟巻、お財布→巾着、ハンガー→衣紋かけ。我が家は、100歳超えの義祖父がいるので、明治~昭和の言葉が、まだまだ日常用語です(笑)」

■ハンサム
「今は、ハンサムと言わないですよね。イケメン? それも古いのかな…」

■チリ箱
「ゴミ箱のことなのですが、義母が息子に『チリ箱取って』と、言って通じてなかったです。食器棚は『水屋』、ナプキンは『アンネ』など…。私の母とあまり年はかわらないはずなのに、母が使わない言葉を義母はいろいろと使います」

■トックリのセーター
「タートルネックのセーターは、トックリのセーター。コーデュロイのパンツは、コールテンのズボンでしたね」

■シミーズとモモヒキ
「下着のキャミソールの長いもの、シミーズをと言っていましたよね? 今なんていうんだろ。あと、父が、モモヒキをよく履いてました。懐かしいな」

■ゼロックスする
「50代ですが、20代の頃に取引先の方が『ゼロックスしてくださる?』と言ってきて、何のことかわからずポカンとしていると、『まぁ、ゼロックスを知らないの?』と言われてしまいました。ゼロックスとは、コピーのことです」

■寝巻き
「寝巻きはパジャマのことです。昨日、テレビで寝巻きって言葉が出てきて、『寝巻きって何?』と、子どもから聞かれました。スパッツ→レギンス今もレギンスであっていますか? まだ私はスパッツって言ってます。レギンスって発言するのが何だか小っ恥ずかしくて(笑)」

そのワード、覚えた時には、既に死語!

昭和の親時代に当たり前のように使われた言葉の数々。鳥居りんこさんに語っていただきました。

「『おっはー!今日は花金だから、街はナウいアベックでルンルンかしら? 私もケツカッチンだから定時で出るわよ』

『え? 何? これって、今日中? 冗談はよしこちゃん。急に言うなんて許してちょんまげ!』

『え~? りんこさんなら、これくらい朝飯前の余裕のよっちゃんでしょ? ってか!? また、そんなこと言ってやらせようとするなんて、プッツンしちゃうぞ。何、この資料? わけわかめじゃん!?』

『わかったわよ、やりゃいいんでしょ?やりゃ? まずは、これを運ぶか…。よっこいしょういちっと!』

なんてことを大昔に口走った記憶がございますわね~、ワタクシ。え? 何を言っているのか、わからないって? 死語を羅列させんなってか!? 
でもね~、こんなダジャレみたいな意味不明な言葉を織り交ぜながら、なんとなく会話が成り立っていた時代もございましたのよ。
長く生きていますとね、時代についていけなくなるという問題点が浮き彫りになるものでして、すべての事柄でアップデートが疎かになるのが、むしろデフォなんですね。

その筆頭に来るのが“言葉”かもしれません。
しかも同世代の仲間内では通じる、つまり“生きている言葉”になるので、中々、それがもはや“死語”であるという状態にも気づきにくいという特徴があるんですね。古いのか、新しいのかも判断できないってことですわね~。

つい先日、個人的にショックだった出来事がありました。20代の子の集まりに参加した時に『テヘペロ!』と口にしたら、一斉に『もうそれは死語で誰も使わない』と突っ込まれた事案発生。
もう、何なんですかね? こういう流行って、誰がどうやって決めているんでしょう?『そのワード、覚えた時には、既に死語!』なんて格言が出来ちゃいましたよ。
まあね~、流行は繰り返すとも言われますから、その内に『コールテンのGパンと、とっくりセーターにチョッキがバッチグーな時代』が再来するかもしれません。
願わくば、“同一労働同一賃金”ではないですが、“同一素材同一名称”にしていただき、世代間分断を緩和する方向に動いて頂きたいものです。無理か!?」
(お話/鳥居りんこさん)

明治生まれの祖父母と一緒に住んでいたので、ママたちに紹介してもらった昭和言葉は全問正解です。ファッション用語は、一周回って元の言葉に戻っていることもあるので、なかなかついていけません。(文/酒井範子)


※文中のコメントは「ウィメンズパーク」(2022年1月末まで)の投稿を再編集したものです。
※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

鳥居りんこさん

PROFILE
作家。教育・介護アドバイザー。2003年、学研より『偏差値30からの中学受験合格記』でデビュー。実体験に基づいた『中学受験シリーズ』が人気。最新作は『親の介護をはじめる人へ 伝えておきたい10のこと』(学研プラス)。新刊に『女はいつも、どっかが痛い』(小学館)がある。執筆・講演活動などを通じて、子育てや受験、就活、介護に悩む母たちを応援している。ブログ「湘南オバちゃんクラブ」https://note.mu/torinko

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