40代はまだ早い?それともあり? グレイヘアにするための大切なポイントとは【プロのアドバイスも】
白髪は目立たなくしたいけれど、ヘアカラーはストレスになることも。グレヘアについて口コミサイト「ウィメンズパーク」のママの声を紹介するとともに、グレイヘアについてヘア・メイクアップアーティストの広瀬あつこさんにアドバイスいただきました。
グレイヘアについてママの声
まずは、グレイヘアについてママたちの声を紹介します。
■移行期が大変そう
「50代の知り合いが移行真っ最中。移行期はなかなか大変みたいです。あと、想像より白髪部分が少ないんです。これは本人も誤算だったようです。今はごま塩状態のショートボブ。もちろん、仲間うちでは『まだ早いよー』と言われています。モデルの弥生さんがグレイヘアで話題になっていました。あのくらいでないとなかなかグレイヘアも難しいのかも」
■自分ならウイッグにするかも
「グレイヘア、素敵ですが私には自信がないです。白髪が気になるなら、数か月おきに染めつつ、部分ウイッグで生え際を隠すと思います。白髪よりも頭のてっぺんがぺちゃんこになってきていて、少しボリュームが欲しいなと。部分なら蒸れにくいだろうし、おしゃれもできそう」
■服装なども気をつけないと老けて見えるかも
「先日、グレーヘアのボブで颯爽とオシャレな白のシャツを着こなすスレンダーな格好いい女性に振り返りました。別日、近所のスーパーで普段着姿のセミロングのグレーメッシュの人を見て、はやり老けて見えました。私も美容師さんに相談したのですが、服装に気をつけないと台無しだよと。そりゃ、美容院に行く時はオシャレするけれど、普段着はそこそこ。難しいなぁと思いました」
■子どもが小さいので躊躇
「長年染め続けているので定かではありませんが、生え際を見る限りほぼ白髪なんじゃないかと思います。半月もすれば白髪が目立ち始め、3週間くらいでそろそろ染めないと…という感じになります。白髪染めに費やす時間がホントもったいないしで嫌になっちゃいます。でも遅くに出産したものでまだ子どもが小さく、まだしばらくは染める生活から離れられないかなと思っています」
■グレイヘアを保つために、マメなケアが必要
「年齢は70代前後でしたが、過去に1人だけメンテナンスをしながらグレイヘアをしていた方も職場にいましたが、綺麗な白髪色を保つためと、うねり隠しのパーマをかけるために、2週に1度の頻度で美容院通っていました」
■コロナ禍で染めるのをやめてみたものの
「コロナ禍で家に籠る時期に、髪の毛を染めるのをやめてみました。染めてない根元から徐々に白くなっていったのですが、老け感がすごくて4か月後にまた染め始めました。染めている時は、根元から白くなる毛がたくさんある!と思っていたのですが、染めるのをやめると黒い髪の毛の量もまだ多く、黒い髪の毛の中に白髪が散在するような見た目が微妙な感じでした」
■美容師さんのサポート受けつつ、グレーヘアに移行中
「3年前くらいから白髪染めをしていません。応援してくれる美容師さんがいるからできました。やっぱり老けて見られるのは想定内です。なので、肌のお手入れは入念にするようになったし、洋服もかなり気をつけています。私にとっては染めないことで、美容やファッションに対しても気を使うようになり、いい緊張感が保てています。慣れると染めたいとは思わなくなりました」
■高校時代、カラーにかぶれてから染めていません
「小、中学生のうちは恥ずかしいので白髪を抜いていたんですよ…。それで高校生になる時に、気になっていたので黒く染めたら、頭皮全体がかぶれてしまい、大変な目にあったので、それ以降は染めたことはありません。子どもが小さい頃はおばあちゃんに間違えられショックを受けたこともあります。45歳になりますが、白髪の方が多くなってきたなぁと思っていますが、このまま過ごします」
本格的にグレイに移行する時は、美容師さんに相談しながらが安心
アラフォーになると悩ましいグレイヘア。染める?染まない?問題について、広瀬あつこさんにアドバイスいただきました。
「雑誌でグレイヘア特集を何度か担当させていただいています。
グレイへアが素敵な方は、お顔立ちがきれいだったり、肌が透き通っていたり、スタイルがよかったりとモデルさんのような方々だけが憧れの的になっているかといえば、そんなことはありません。
シミがあっても、背がそれほど高くなくても、ファッションにアクセントがあったり、髪型がカッコよかったりと、グレイヘアを楽しんでいる方々が憧れの的になってるような気がします。
髪型が素敵!!と思うのは、ちょっとエッジがきいたスタイル。例えば、エレガントな髪型は、トップをリーゼント風に高くしてゴージャス感をプラスしたり、コンサバなスタイルには、モード感アシンメトリーにしてみたり、刈り上げを入れてみたりして、スポーティな感じやボーイッシュな感じも素敵です。また、ナチュラルやカジュアルな感じには、高級感や上質感を感じる工夫をしているほうが素敵に見えます。艶や毛流れをキレイにすることは、グレイヘアがさらにおしゃれに見えるような気がします。
黒髪で、モンチッチみたいになりかねない長さのベリーショートでも、白いと透明感が出るし、黒髪ロングヘアでクルクルのパーマをかけると重い感じがしますが、白が混ざっていると軽さが出ます。ホワイトやグレイは、ダークなカラーに比べて、透明感や抜け感が出やすくなると思うので、黒髪の時にはできなかったスタイルにチェンジするチャンスかもしれないな。と思ったりもします。
ちなみにファッションデザイナーの島田順子さんの本をカッコいい!!と思い、ジャケ買いしたことがあるのですが、グレイヘアでカッコいい! 髪に意識を置いてない感じだったり、自然体な感じだったりするのがいいなと、とても憧れます。
グレイヘアの移行するつなぎの時期は、カラートリートメントやカラーシャンプー、カラーバターなどがおすすめです。これらの商品は髪の表面だけ染めるため、使用しなけれぱ染料が抜けるので、染めている髪とのつなぎに使うのにいいと思います。トリートメントタイプなら刷毛で塗ることができるので、根本をピンポイントに塗ることができたりもします。色はアッシュ系がいいと思います。
また、ターバンやウイック、帽子などで誤魔化して、ある程度髪を伸ばしたら一気にベリーショートにして染毛部分を切るという荒技や、ハイライトを細かく入れたり、思い切って金髪やブロンドヘアーにしたりするといった、髪型をチェンジする方法もあります。けれども、本格的にグレイに移行する王道は、やはり美容師さんに相談して、そして、連携しながら移行されるのが確実かと思います。
最近はアイドルや有名人、アニメやゲーム上のキャラクターもさまざまな髪色をしているのが当たり前となり、ホワイトやグレイ=(イコール)お年寄りというDNAレベルで刻まれているイメージが薄くなってきたように思います。私自身、若者のホワイトヘアーをかっこいいなー、キレイだなーと思いながら見ていたせいか、白くなるのが少し楽しみになっている自分がいました。
もしかしたら、将来グレイヘアは当たり前となり、若い人たちの憧れになる未来もあるかもしれませんね」
(お話/広瀬あつこさん)
移行期に活躍する白髪隠しのケア製品&使用ポイント
広瀬さんに家でもカンタンにケアできる方法を教えてもらいました。
顔まわりや生え際の白髪隠しにはマスカラタイプを
まつ毛や眉毛に使うマスカラもそうなのですが、たっぷり液がブラシについてしまうと地肌につきやすいので、取る分量や順番が大事。まず、一度とったカラー剤をティッシュなどに軽く落として。塗る時は、フェースラインギリギリからブラシをいきなり入れないで、少しずつ根本に向かっていくようにするのが◎。
分け目やつむじには、ファンデーションタイプを
ファンデーションタイプやポンポンするパフタイプなどは、分け目やつむじにオススメです。また髪が薄くなった地肌につければ、毛量が増えて見えるので一石二鳥。ブラシタイプのツールは、マスカラタイプ同様、一度ティッシュなどでカラー剤を軽く落としてからつけて。
白髪で目立っているのがもみあげと顔周りの生え際部分。広瀬さんのアドバイスを参考にマスカラタイプでケアを始めてみようと思います。
(文/酒井範子)
※文中のコメントは「ウィメンズパーク」(2022年1月末まで)の投稿を再編集したものです。
※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
広瀬あつこさん
PROFILE
ヘア・メイクアップアーティスト。誰でも簡単にきれいになれるメイク&美容テクニックを教えてくれると、女性誌などで人気。女優から人気モデル、美容家までヘアメイクの指名も多い。著書に『スマイルメイク −5歳で引き寄せ力アップ!』(世界文化社)がある。2児の母。

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