モノを捨てられない家族のせいで片付かない! それどころか、いらないモノを押しつけてくる! 専門家からアドバイス
「たまひよWEB」アプリユーザーに「捨ててスッキリしたもののエピソードを教えてください」と、アンケート。出産前後におおいに「捨てた」エピソードが届きました。その一方で「家族がモノを捨てられない人で困っている」というお悩みも届きました。そこで収納スタイリスト®︎・整理収納アドバイザーの吉川永里子さんにアドバイスをいただきました。
いらないモノを断っても断っても押し付けてくる義母。一体、なにを考えているの?
「家を建ててから、義両親は捨てるのに困ったものを『使えるから』と送ってきます。それが本当に迷惑なのです。ある日、アーティストのサイン入りの真っ赤なジャンパーを、夫に『これいる?』と、聞いてきました。夫は即答で『いらん』と、断ったら、今度は私に『嫁ちゃんも着るでしょ』と。『いやー、ジャンパーは着ないですー』と、断ったのに『コンビニとか行く時に着るでしょ。 きっと着るわよ。持っていきなさい!』と、押し付けられました。
最高にイライラしたので、その週の古布リサイクルの日に出しました。すっごくスッキリしました」(ユッキー)
義実家やママ友関係のトラブルあるあるの「いらないモノを押し付けられる」問題。断っても断ってもあきらめずに押し付けてくるので、「断っているのになぜ、人に押しつけるの?」という疑問を抱く人も多いようです。
断っている人にモノを押しつけられたらどうしたらいいのかを、吉川さんに聞きました。
モノを捨てることへの“罪悪感”から逃げるために、人に押し付けてくる
「そもそも“モノを捨てられない人”は、“捨てることに罪悪感をもつ人”なんです。つまり、モノの後始末についてくる罪悪感をもちなくない…責任を取るのを避けたい…そんな気持ちで人にあげたがるわけです。
もし身内など関係を拗らせたくない相手の場合は、必ず一度は断るようにして、それでも押し付けてくる時は、受け取って代わりに捨ててあげるのが一番手っ取り早い方法です。
ただし捨てるのにお金がかかるような代物は、キッパリ断るようにしましょう!」
部屋がぎゅうぎゅうなのに、大型家具を捨てない夫。どうすればいい?
赤ちゃんを迎えるにあたり、モノが増えることを予想して妊娠中に思い切ってモノを処分した、という声が多くありました。捨ててすっきりしたもの1位は「服」で続いてはソファ、コタツなどの「大型家具」。大きくスペースが空くので満足感が高いようです。一方でこんな声もありました。
「赤ちゃんを迎えるにあたりベビーベッドを置きたいので、ソファを捨てようとしたのですが、夫は置いておきたいと言う。話し合ったけど、結局は1LDKにダイニングテーブル、ソファ、私たちのベッド、ベビーベッドで、部屋がきゅうきゅうです…」(どんぐり)
広さとはミスマッチな家具の数。こんな時はどうすれば良いのでしょうか。吉川さんの見解です。
ベビーベッドは期間限定の家具なので、価値を低く感じているのでは
「人によっては、一時的にしか使用しないモノは価値が低く感じることがあるようです。そのためベビーベッドをレンタルにして、一時的な狭さを我慢するのがよいでしょう。
またはソファーが安物だったり、傷んできているのであれば、ベビーベットを使わなくなった時に『いいモノを買おう♪ 』と、条件を提示して処分を促すのもありですね」
吉川永里子(よしかわ えりこ)
5人のママで、片づけられない女だった過去の経験を活かして、収納スタイリスト®︎・整理収納アドバイザーとして活動する片づけのプロ。「片づけはストレスフリーに生きる近道」をモットーとし、個人宅のアドバイスから雑誌やテレビの出演・講演など幅広く活動します。
文/和兎 尊美
※文中のコメントは「たまひよ」WEB・アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
妊娠・出産にオススメのアプリ
アプリ「まいにちのたまひよ」
妊娠日数・生後日数に合わせて専門家のアドバイスを毎日お届け。同じ出産月のママ同士で情報交換したり、励ましあったりできる「ルーム」や、写真だけでは伝わらない”できごと”を簡単に記録できる「成長きろく」も大人気!
ダウンロード(無料)