「ウエディングケーキをケチったら紙だった」「夫が作詞作曲した歌にどんより」などなど。結婚式まさかのハプニングエピソード
「たまひよ」アプリユーザーに「結婚式でのまさかのハプニング!エピソードはありますか?」と、質問。久々に会う親戚・友人が集まるとなかなか大変なようです。中でもくすっと笑えるエピソードを紹介します。そして徐々に挙式が解禁されて、赤ちゃんも一緒および妊娠中で挙式と言う声も届きました。総合病院・クリニック・助産院など様々な場所に勤務し、これまでに数千人の母子のケアに携わられた助産師の浜脇文子先生にアドバイスを聞きました。
モヤっとなんか納得いかない編
「簡易的な結婚式だったので、ケーキ入刀のプランを1番下のランクにしたら、お洒落な紙?で作られたケーキでびっくりしました(笑)」(よっしー)
「祖母が出しゃばって披露宴で歌いたがりました。実は両親の結婚式でも、祖母は主役かと思うほど歌っていたエピソードを聞いていたのできっぱり断りました。
ところが結婚式当日、祖母は式場スタッフにサプライズで歌わせてほしいと頼んだのです。式場スタッフから相談を受けた夫が断ったから未然に防げましたが。
新郎新婦の仕事関係の方もたくさんいるのに、祖母がワンマンショーで歌いだしたらシラケること間違いなし。察してくれた式場スタッフのおかげで未然に防げたけど、モヤモヤが残りました」(ふぅたろうママ)
「私の挙式で久しぶりに親族全員が集まるからと、両親が結婚式の翌日に法事を入れました。私はせっかく遠方から来てくれた夫の家の人たちと、翌日は観光しようと思っていたのに、なんだかモヤモヤ……」(もしゃこ)
「前夫との結婚式で、夫の親戚の女性が肩だしのミニドレスで登場。さらにブーケを要求してきました。はぁ?と、思っても夫の親族側は『彼女は早くにお父さんを亡くしてかわいそうな子なのよ』と、言って彼女を擁護します。いやいや今日の主役は彼女じゃないでしょ。他にも前夫側に重大な秘密が発覚し離婚となりました。すっきり!」(キューちゃん)
会場がざわつく&どよめいた編
「会場に2人の思い出ムービーを流しました。若い頃の義父の写真が登場したのですが、あまりにも夫にそっくりで会場がどよめきました。実は受付は夫の弟が立っていたのですが、そっくりなので周囲から『主役がこんなところで何をやっている』と、言われたそうです。遺伝子が強い!」(みつや)
「歌いながら入場したら会場の皆が驚いていました」(chacha)
「新婦の親への手紙を渡す時に、夫のお父さんが受け取ろうとして焦りました」(CHI)
できることならやり直したい。新郎新婦がやっちまった編
「自分の結婚式に、人生最重量の体重で臨んでしまったこと。結婚式の写真を見返すたびに、自分で自分にモヤっとします」(めー)
「私は左利きです。でもちょっと見栄をはって、無理して右手で結婚の誓いにサインをしました。読めないほど汚い字となり、飾るどころか一度も開いたことありません」(あとぅか)
「ブーケの代わりに手作りのお菓子トスを用意しました。しかし完成品は思った以上に重く、トスでは飛ばすというより落下しました」(みなちか)
「夫が作詞作曲した歌を挙式当日に披露してくれました。しかし暗い曲でびっくり。そして飲み過ぎたせいで音が外れてモヤッ」(mari)
「新郎が挨拶で楽しくなりすぎて、そのあとの司会もしてしまった」(ぱぐぱぐ)
「夫は挙式からずーーーっと号泣。新郎に全部持って行かれました」(ゆーめい)
そして挙式が徐々に解禁され、赤ちゃんとともに挙式と言う夫婦も多いようです。ところが、
「いつもは穏やかな娘が1日中大泣きでした。人見知りが始まった頃だったので、初めて会う親戚の顔を見ては大泣き、和装の綿帽子を被る私を見ても大泣き、いつもと違う服装の夫にも大泣き。普段のにこやかな姿を見せられず残念でした」(山わさび)
というお悩みも届きました。ベテラン助産師の浜脇文子先生に、赤ちゃん連れや妊娠中の挙式について、気をつけるべき点を伺いました。
「時間に余裕をもってスケジュールを組みましょう」と、専門家
「赤ちゃんが一緒での挙式ハプニング、お母さんも赤ちゃんも大変だったと思います。
普段はニコニコでも、場所見知り、人見知りの時期は色々と難しいですね。
赤ちゃんが人見知りで泣くのは、『嫌い』だからではありません。『不安』だからです。
それまで誰にでもニコニコだった赤ちゃんが、ママとパパ以外に泣くようになる『人見知り』。
それは脳が発達してパパ、ママをしっかり認識できるようになり、そうでない人と見分けられるようになった成長の証でもあります。
見慣れていない人に対して“不安”を抱いて泣くのが人見知りなのです。
でも不思議なことに、ママにしがみついて泣きながらもガン見している赤ちゃんがいますよね。それは初めて見るもの、違うモノに対する“好奇心”があるからです。いわゆる“怖いもの見たさ”。完全拒否というわけではないのです。
できることなら準備の段階から赤ちゃんを連れて行き、お母さんとお父さんの衣装に見慣れてもらいましょう。当日はひな壇に赤ちゃんスペースを用意してもらい、ママ・パパと一緒に並んでも良いと思います。
初めての場所でも、ママとパパがそばにいる“赤ちゃんの安全地帯”があれば、赤ちゃんも徐々に落ち着いてきます。さらにお世話する介添え人がいればますます心強いですね。
そして母乳の方は、お色直しなど席を外すタイミングで授乳をします。赤ちゃんの体調を考えて、進行スケジュールは時間に余裕をもって組みましょう。
妊婦さんはおなかを締めつけない衣装を選びましょう。妊娠月数にもよりますが、おなかが大きいと長時間座るのが辛いことがあります。新郎新婦がテーブルを回る演出を作って、座る時間を短くするのも良いですね。そして控室には横になれるスペースを作り、しんどいと感じたら無理せず休息をとりましょう。
親戚や友人にお願いして、助産師に知り合いがいないか聞いてみるのもひとつの手段です。
ときどき助産師は、アルバイトで結婚式に列席をお願いされることがあります。介添え人が助産師なら心強いこと間違いなしです」(浜脇文子先生)
濵脇文子(はまわき ふみこ)
助産師・保健師・看護師。大阪大学招聘准教授。星薬科大学非常勤講師。総合病院・クリニック・助産院など様々な場所に勤務。母と赤ちゃんの笑顔が大好きで、数千人の母子のケアに携わります。産前産後ケアセンターの立ち上げに参加したり、民間企業での事業開発など多方面で活躍。自治体の講演や各種メディア執筆では、ひとりひとりのペースにあわせた母に寄り添う姿勢と、明るく軽快な語り口で人気を博します。
文/和兎 尊美
※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
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