「出産代わって…」「宝くじ当てて!」など、笑える!けど切実な願い続出!絶対に叶う願い事を夫(妻)に1つだけできるとしたら、何をお願いする?
夫婦2人の生活から子どもが増えると、いろいろな変化がありますよね。今回「たまひよ」アプリユーザーのみなさんに、パートナーに対して「絶対に叶う願い事を相手に1つだけできるとしたら?」と聞いたところ、切実な願いやささやかな願い、微笑ましい願いなどが集まりました。
みんなの声を紹介するとともに、子育て家庭の相談を受けてきた作家の鳥居りんこさんにエールをいただきました。
壮大な願い事よりも、切実なお願いが多い
まずは、「たまひよ」アプリユーザーの声からご紹介します。
「宝くじ100万円だけでも当ててきて。お金がないので100万円でも当たると当分の費用が賄えるので。自分のものはケチってもいいけど、子どものものはちゃんとお金をかけてあげたい」(ぽよ)
「1人の時間くださいー。美容院に行かせてくださいー」(タコライス)
「家事をして〜」(ちーぼー)
「いびきを治すこと(うるさすぎて、別室で寝ています)」(あゆ)
「もっと思いやりを持って、感謝や謝罪をきちんと言葉にするようにお願いしたい」(ミキティ)
切実なものや、ささやかな願いもありますね。
「母乳を出してほしい(笑)」(せなやん)
「妊娠中、ほんの少しで良いから胎児を預かって欲しい」(あこ)
「妊娠から陣痛、出産を経験してみて欲しい」(もも)
「2人目の子どもは彼に産んでほしい」(めのぐ)
「つわりと陣痛どっちか代わって」とか、「出産代わって」「母乳を出して」などの声は、他にもたくさん寄せられました。
また、夫の体形や年齢に関するお願いも…。
「出会った時ぐらいの体形に戻って、娘にかっこいいパパと思ってもらえるような体形(見た目)になってほしい」(やまさと)
「健康的に痩せてマッチョになって欲しい! とりあえず173cm、95kgはダメ! ウエスト105cmもダメダメ!!」(ふー)
「若返ってほしい」(ももち)
「今のままでいて欲しい」(かめ)
最後の願いは、素敵な関係性がうかがえて、心温まりますね。
では、多くの悩み相談にのってきた作家の鳥居りんこさんは、どんな願い事をするのでしょうか。
相手も巻き込んで、夢想してみるのも乙
人間、一度は思いを巡らせますわね~。「なんでも願い事が1つ叶うなら?」って。
特に、マタニティ期やベビちゃん育て期は自由気ままに自分のペースで過ごすことが難しいので、脳内想像力が逞しくなる時期。時には、ゴロゴロしながら夢想するこういう“遊び”も楽しいですよね。
しかし、驚きましたわ。皆さま、なんて謙虚でお人柄の良い方ばかり!? 「なんでも叶う」んですよ? なんでも!
ワタクシなんてですね、強欲の塊ザマスから、同じ100万ならば円ではなくドル建てですし、どうせなら「パワーボール(1862億円という史上最高額を出したことで有名なアメリカの宝くじ)」あたりをドーン!と当てていただきたい。そして、ワタクシに「これは2人のものだよ♡」とそっと耳打ちしてほしい(笑)
あ~、当たったら、何に使いましょうかね?
今だとiPhone14でしょ? スプラトゥーン3でしょ? エステ券も欲しいし、何なら美容皮膚科代としても検討したい(願い事のレベル、低っ)。う~、これだと残高が減らないな。
あら、イヤだ、ひとりじゃ使い切れないじゃないの?
そこで、ワタクシなら、この妄想にパートナーを引きずりこみますね。
「あなたなら、何が欲しい?」「そうだなぁ、ランボルギーニ?」「いやん♡ 1台1億としたら、1862台も買えちゃうね!」「そんなに要らんわ。業者かっちゅーの!?(笑)」
なんていう甘~い、平和な時間を饅頭でも頬張りながら、過ごしたいですわね。
意外とこういう「どうでもいい時間」が家族には必要なんですよね~。
また、ダーリンに「母乳や出産を変わって」という切実な“無理難題”も多かったですね。
わかります。ワタクシもそう思いましたし、現に、今、ワタクシの娘がその状態です。「歴史は繰り返すってとこでしょうか?」と思いますが、そう言えば、ワタクシ、この春にネトフリで「ヒヤマケンタロウの妊娠」を観て、斎藤工さまの「妊夫(婦)」姿に「素晴らしい!」と感動してたんですわ。
女のみならず男も妊娠する世界をコミカルに描いた作品ですが、ジェンダーによる差別問題はもちろんのこと、現代の妊娠・出産にまつわる多くの問題を炙り出していることが特徴の映画です(原作はコミック)。
これを観て思うのは、結局、男女差というよりも、その時々で課せられている“役割の差”が大きく、パートナーは互いにその差を埋めるべく、話し合いと歩み寄りが必要なんだなと感じる次第。
妊娠や育児などでお疲れの際は、こういう映画やコミックスを、パートナーと2人で見るのも、互いの立場が思いやれるきっかけとなる良い時間になるかもしれません。
それにしても、ゆったりした気持ちで、楽しい妄想を巡らすには、秋の夜長はピッタリです。
なるほど。願い事話を入り口に、普段はなかなか言えない自分の気持ちを伝えられるいい時間になるといいですね。
(取材/文・橋本真理子)
鳥居りんこさん
PROFILE
作家、教育&介護アドバイザー。実体験に基づいた『偏差値30からの中学受験シリーズ』(学研)が人気に。近著に『増補改訂版 親の介護をはじめたらお金の話で泣き見てばかり』(双葉社)、『女はいつも、どっかが痛い ~がんばらなくてもラクになれる自律神経整えレッスン~』(小学館)など。執筆・講演活動などを通じて、子育てや受験、就活、介護に悩む女性たちを応援している。
※文中のコメントは「たまひよ」アプリユーザーから集めた体験談を再編集したものです。
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