4~7カ月ごろの発育発達、これで大丈夫? "首すわり、寝返り、おすわり、はいはい“【小児科医】
赤ちゃんの成長についてよくされる「個人差があります」というアドバイス。そういわれても、「よくわからない…」「逆に不安」という人もいるのでは? ここでは4~7カ月ごろから見られる発育・発達の「首すわり」「寝返り」「おすわり」「はいはい」の“個人差”について詳しく解説。たまひよオンラインで「たまひよ成長日記」も監修している若江恵利子先生に話を聞きました。
4~7カ月ごろは発育・発達に “その子らしさ”が出てきます
4~7カ月ごろに見られることがある代表的な発育・発達に「首すわり」「寝返り」「おすわり」「はいはい」があります。5~6カ月ごろになると寝返りする子が出てきたり、7カ月ごろからおすわりが安定してきて、次第にずりばいやはいはいを始める子も出てきたりします。
赤ちゃんによって、したり、しなかったり、早めだったり、ゆっくりだったりする発育・発達があるのは、赤ちゃんの好き嫌いやそのときの意欲によるもの。つまり、その子の個性です。4~7カ月ごろは、そうした“その子らしさ”が発見できる時期です。
3~5カ月ごろに見られる「首すわり」
首すわりは、時期に個人差はあってもみんなが必ず経験する体の発達です。うつぶせにするときは、おもちゃなどが視界に入るようにしてあげると、赤ちゃんが楽しく感じるでしょう。授乳後は避け、赤ちゃんが泣いたらストップすれば大丈夫です。
4~10カ月ごろから見られることがある「寝返り」
寝返りは、「立って歩く」ために必要不可欠な運動発達ではないので、する子もしない子もいます。「できない」のではなく「しない」のであって、その後の運動発達に影響することもありません。
6~9カ月ごろに見られる「おすわり」
おすわりは、遅かれ早かれ「立って歩く」前にみんながするようになる運動発達です。おすわりができるようになると、両手を使って遊ぶなど、遊びのバリエーションがぐっと増えます。
9カ月前後から見られることがある「はいはい」
はいはいは寝返りと同様、「立って歩く」ために必要不可欠な首すわりやおすわりと違い、する子もしない子もいる運動発達です。動きに赤ちゃんの個性が出やすく、種類もさまざまです。
取材・文/ひよこクラブ編集部
赤ちゃんの成長は十人十色、発育・発達の様子は一人一人違うものです。ママ・パパはあせることなく、“その子らしさ”を見守り、わが子が見せてくれる一瞬一瞬を楽しみましょう。
※この企画内のデータは、0カ月~ 1才11カ月の赤ちゃんを持つママ100人にインターネット調査を行い、アンケート結果をまとめたものです。(2022年7月実施)
参考/『中期のひよこクラブ』2022年秋号特集「4~7カ月ごろってどんな時期? 体の発育・発達のギモンを徹底解説!」
●記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
『中期のひよこクラブ』2022年秋号には、4~7カ月ごろから見られる、首すわり、寝返り、おすわり、はいはいのことがわかる「体の発育・発達のギモンを徹底解説!」特集があります。